2/17(月)は、正攻法では「押し目買い」だ。
日経225MINI先物3月物のチャートをひも解きたい。【週足】
筆者は『日経平均は当面レンジ相場』との立場をとっているので、先週記事同様来週も2週前の陽線内でのレンジ相場とみる。ナイトですでに先週の安値23555円を下回っており、この下落がどこまで続くかが焦点。小さな陰線で収まればいいが・・・
【日足】
示唆に富んだ日足チャートである。
とうとうフィボナッチファンライン(オレンジ色)1本目をナイトで割り込んでしまった。
これは何を意味するかというと、もし月曜日の大引けにこの位置(23600辺)まで戻るか、あるいは翌火曜日にその位置を取り戻すほどの強い陽線で反発しなければ、価格は次のラインを目指して下落するということである。同じ現象は1/30から2/3の値動きでも観察できるが(この時は2/3安値が2本目に到達してから反発、1330円の急騰をしている)、今回は23000円近辺までの下落を覚悟しなければならない、ということである。
3本の赤色のフィボナッチ比率ラインは、22650円から23980円への上昇に対する押し目を計るために引いた。上から23470円、23315円、23160円となっている。1本目38.2%押しはナイトで達成したので、この位置からの反発は十分考えられることだ。そうなれば、月曜日の高値は23600円を超えてくるだろう。
最後に、23980円と直近の押し安値23555円の値幅(425円)と同じだけ23555円から下落した場合は、23130円であることも心の片隅にでも小さくメモしておくといい(E値計算)。
これは上記フィボナッチ61.8%押しに近いので、要注意だ。
では、いよいよ短期足の分析に移る。
【2時間足】
木曜日寄付までは「いよいよエリオット波動第5波に移行するか」と身構えていたが、ヘッジファンドのお抱え通信社の報道で、寄付から一直線に下落したのは記憶に新しい。おかげで第4波は継続されることになった。
ナイトでは、その第4波のボックス相場が下に崩れた処である。
先週記事同様、第3波のフィボナッチ押し目ライン(赤色)3本の1本目は達成。2本目の50%押し23385円以下に向かうところに見える。BOX相場を下放れたのであるから、月曜日寄付での売り圧力は相当に強いと見るべきだろう。
そして、筆者がもっとも重要視していると書いたネックライン(23365円~23335円のピンク帯)がその下に控えている。この2時間足大陽線の基点から、一気に売り方を殺しに行ったのである。先週は、いずれ価格はここに向かうと予想したが、いよいよその時が来たのかもしれない。
【30分足】
先週記事で「30分足の上昇トレンドが終わりを告げるのは23545円(今回は青線)を下抜けてから」ということを書いた。当たり前だが、ナイトではここでも下放れた。
日足同様、すぐ盛り返さなければ日経に明日はない。もう一度23000円割れを試すことになるだろう。(もっとも、上昇トレンドが崩れた=下落トレンドに移行、というわけではないが)。
また、オレンジの上値抵抗ラインは戻り売りの目途である。そこに差し掛かる位置では強力な売り圧力がかかる。23600円を超えるのは並大抵ではなさそうだ。
以上の分析を踏まえて、いよいよ2/17(月曜日)の戦略を練ってみる。
【戦略】あくまで押し目買い
短期足、長期足とも買い方は窮地に追い詰められているようだ。特に短期足は重要なラインを割っており、明らかに分が悪い。なので、寄付からすぐ下落方向に向かうと予想される。機敏なデイトレーダーであれば、この値動きに乗ってひと旗上げられるだろう。
が、筆者にそんなプレイは無理なので、当然この下落を耐えるしかない。買い玉を持っていないので安心して下落を見ていられる。
しかし、この下落はどこまで続くのだろうか。まず寄付から23400円に近づくまでは順調に下がると思われる。23400円は買い方・売り方の攻防ラインである。ここで下落は終わり、反発するのが一つのパターンで、ここからの上昇は買い気が強ければ23600円近くまで続くかもしれない。
このパターンから逆順で、寄付から先に23600円近辺まで上昇した場合は「売り」から入るだろう。寄りから勢いよく下落する場合に比べて、このショートプレイにはたっぷり余裕が与えられるからだ。100円幅くらいは獲れるだろう。
しかし筆者の本当の狙いはそうではない。23400円割れを狙う。おそらく23400円を割れば
【2時間足】ネックラインの23365円から23335円まではイッキだ。買い方の総投げが出るからである。そこを満を持して「買い」出動する。
買い玉は大事に育てたい。エリオット波動第5波の上昇が待っているからである。
が、当然そこを割ればいったん撤退だ。今度は23000円が意識される位まで下げ続けるだろう。
その場合は、節目節目での「売り」を交えての闘いになる。
そして、23000円を完全に割れた場合は、もう「買い」が入りこめる余地はない。その時は売り方に転身する時である。戻り売り中心の戦い方になろう。
以上。天井騒ぎの≪今日の大言壮語≫でした。ご清聴ありがとうございました。
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