個人投資家の買い意欲は強い。本日どこで寄り付くかは銘柄によって違いがあるだろうが、そこから必ずよみがえる銘柄もたくさんあるはずだ。JSRもそんな強い銘柄のひとつとにらんでいる。
銘柄の平均値幅を考慮して、この難局を乗り越える、
が今日のテーマだ。日足を見てみよう。大引けこそちょっと戻されたが、年初来高値更新である。三度目の挑戦での栄光で、世が世なら、今日はめでたく連続の高値更新の日となったであろう。
全ての移動平均線が上向きであり、目立たない地味な値動きであるが、確実に一歩一歩歩んできた、いわば苦労人である。
こういう銘柄はちょっとやそっとでは動揺しない。寄付はさすがに売られるだろうが、一定の投げが出た後は買い戻しが入る。
では買いポイントを探ってみよう。
まずもって、今日のようなGDでの寄付が予想される日に便利な指標が、銘柄各自が持つ平均値幅である。1日に動く高安値の差の平均値ことだ。JSRの場合、この数値は38円ということになっている。今の価格の2%にも満たない値幅である。小さい値幅であるがゆえに、生粋のデイトレーダーからの人気はないが、こういう銘柄こそ固い、とも言える。
ところで、下落からよみがえるといっても、多くの銘柄は前日比はマイナスになるはずだ。前日を上回るのは一部のテーマ株だけであろう。とすれば、この場合、前日引値2167円-38円=2129円なので、買値はこれ以下ということになる。これ以上で買うことは、今日の場合許されない行為なのである。
日足チャートに引いた赤線は月足でのネックラインである。2104円だ。過去もだいたいこのライン前後での攻防が繰り広げられているのでわかりやすいはずだ。
筆者は、この2104円と2129円の間に今日の安値ができるのではないかと踏んでいる。もちろん寄付時の下落が大きかった場合は2104円以下にもなることは大いに考えられる。しかしそんな大きな下落ならば、そこからの上昇も早いはず。引けまでには戻る。
なので、寄りからの下落が大きかった場合は2104円以下で、通常の下落なら2104円~2129円の間で買いエントリーすることになるだろう。
だがしかし、これらは通常時のGDの場合の計算である。今日のような、パニック的な下落が予想される日は、平均値の2~4倍の数字も計算に入れておかなくてはならない。すなわち、2倍なら2091円、3倍なら2053円、4倍なら2015円。これらの数字が安値のポイントとなり、同時にそれらが買いポイントとなるわけだ。
さて利確である。もし引けまでにあまり買い戻しが期待できなくとも、上記価格帯での買いであるならば、大きな損失は被らないだろう。だが当然その場合は引けまでに決済しておくべきだ。明日はもっと下がるだろうから。
しかし運よく上昇したら、明日に賭けてみるのも一興。月足では2250円辺に抵抗帯が見えているので、最大でも100円~150円ほどの利益幅になるだろうが、それを1泊2日でもらえるならリスクは負えるはずだ。
以上、天井騒ぎの【今日のひっちゃかめっちゃか】でした。ご清聴ありがとうございました。
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