日経225MINI先物、来週(11/9~)の展望とトレード戦略

土曜日, 11月 07, 2020

日経225MINI先物

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 得意だったはずの先物トレードが変調をきたし、すっかり勝てなくなった今日この頃である。その原因を探っているが、勝負技術の未熟さの他に、心理的な原因の部分がかなり大きく占めているように思う。今週は散々で、先週記事での予想は大ハズレ。「買いはない」とか「売り一辺倒」などと自らの首を絞めるような発言をしたものだから、さっそくそのお咎めが月曜日からきた。23200円、23300円までの上昇をそれぞれ100円踏みあげられてのロスカットは痛かった。見事に美人局足に引っかかった。防御力の弱い筆者はすっかり戦意喪失。週末を迎えてもやる気がおきなかったなあ。個別銘柄の売買や久しぶりのFX(ユーロ円の売り)でなんとかやりくりして、週間プラスには漕ぎつげたが、逆張りの失敗は後々響くものである。

その逆張りの原因は、アメリカの大統領選挙という材料を過大視したものだが、根本の問題は別にある。

テクニカルトレーダーであるはずの筆者が、まず材料ありきで予想をたてたからである。ローソク足やトレンドラインなど自分が根拠にしているテクニカルから発するサインを見ることなく、こんなイベントがあるから〇〇だ、と発言し分析していたわけで、チャーチストとしては下の下の下の行いだったと反省している。筆者にとっては、まずは過去のチャートありきなのだ。チャートが見せる仕草や筆者に向けられてるサインは、もう何ひとつ見逃さないぞ、とそんなことを考えている。

愚痴が長くなった。来週の分析に移ろう。

【日足】

図中のラインが先週とは変わった。まずエリオット波動のA波云々はなくなった。5波が延長波となったからである。つまりA波と見えていたのは実は⑤-2波であり、今週の急騰で⑤-3波になったのではないかと筆者は踏んでいる。(このインチキ臭さがエリオット波動の弱点とも取れるが、これは筆者のインチキ臭さであって、波動の達人は初めからしっかり分析できていたと思うのである。)

そして、21535円から始まる緑色のラインはその5波の延長波をあらわしているが、読み通り⑤-3波であるのなら、その上値メドはN字計算値(1波の1倍)なら25090円、3波らしいアグレッシブな動きをしてくれるなら、1.618倍の26445円となるので、これはまた夢のある話ではないか。そう、筆者はもうすっかり買い派に戻っているのである。
もっとも明日もあさっても、今週と同じようにガンガン上昇して、上記目標値にたどり着くわけではない。今週は、特に前半はヨコヨコの動きで各移動平均線が上昇、接近してくるのを待つ値動きになるのではないだろうか。移動平均線を引き付けてから再出発の繰り返しで目標を達成する。まあそんな感じだろうか。だから、この上昇トレンドにおいては(⑤-3波が終わるまでは)、移動平均線の動向、特に5日線と10日線の上昇角度や絡み合い具合に注意を払いたいと思っている。またボリンジャーバンドも使えそうだ。+2σを中心にバンドウォークするかもしれない。

それにしても、金曜日ナイトがあらわしたローソク足の胡散臭さよ。きれいな十字線である。月曜日日中が残っているので日足が確定したわけではないが、今の時点で見る限り、この十字線は各人の胸に何らかの念いを湧き起こすのではなかろうか。
筆者は、このローソク足は買い方が仕掛けた罠だと考える。4連騰した後の、上値抵抗線(青色線、※後記注あり)を飛び抜けた後の十字線である。それによく見れば4本目の陽線も一番小さい。そりゃ売りたくなるでしょ?ということで、買い方は明らかにカラ売り玉を集めたがっている。注意だ。

今度は逆に下値メドを考えてみよう。まだ高値が確定していないので、日足ではフィボナッチ・リトレイスメントは使えない。そこで、割愛するが週足は今週見事な陽線(安値22910円→高値24385円)が立った。それのフィボナッチ比率を計算してみると、高値安値の38.2%押しレベルが23820円となる。来週あるいは再来週は調整として小さな陰線を出したとしても23800円程度が下値だろう。トランプがダダをこねる程度では大きくは下がらない。

※)このラインの引き方は間違いであるという考え方もある。上昇トレンドにおいては安値同士を結んだ支持ラインとそれに平行したラインでのチャネルラインが正解らしいが、筆者はこの異端ともいうべき「逆側ライン」を多用している。チャネルラインが上手く機能すればいいが、そうでない場合は上昇ラインであっても抵抗線を引いてみることが多い。この12限月の先物の日足のように、2度、3度、それ以上に機能しているのであればそれでいいではないか。今回はこのラインを超えてきた。意味深である。

【4時間足】

あまりよくできた作図とは言えないが、一応掲載する。それはただ一点、最後の大陽線に注意を払ってもらいたいからである。この24375円~24130円の範囲を四角で囲った。この四角地帯が今後の値動きの鍵になるような気がしているのだ。下落してもここで下げ止まる、あるいは完全に下割れるにしても、トレードの重要ポイントになると考えているわけである。・・・ちょっとあまりうまい具合に表現できていないのはお許しあれ。
それと23500円辺にマドが開いているが、これは埋まらない。3波においてはマド明けが2度、3度とあけたままトレンドが進んでいくのが特徴だ。

疲れてきたので戦略篇に移ろう。


【戦略】

移動平均線が接近してくるまではヨコヨコ、あるいはちびちび上昇が筆者のメインシナリオだ。なので売りはない!(先週とは完全逆)。当面はデイトレがいいと思っているので、30分足での分析&トレードを心掛けようと思う。なので月曜日の仕掛けだけを今は考えよう。
ズバリ、24275円割れは断固買い。そこから100円程度はロスカットはしない。大引けではその24275円以上には戻っていると踏んでいる。高く買っては、あまり儲けはないかもしれないが・・・。とにかくトレンドに乗ることだけを考えようと思う。平均線が近づいたならスイングもいい。

以上、天井騒ぎの【今日の荒説】でした。ご清聴ありがとうございました。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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