エリオット波動論とフィボナッチだけで、相当の力がつく。
しかし、先週記事において、今週は保ち合いだから売り買い両面で儲けてやると宣言しておきながら、ショートではほとんど収益になっていないというのが結果だった。月曜日朝からのダダ下げが勘を狂わせたらしく、わかっていながら手が出ないのは、やはり実力不足なのだろうか。
こういう場面は今後もいくらでも出くわすので、早めに対処したい。
が、勝敗としては11戦8勝で、利益も毎日のようにあげられたのは喜ばしいことである。個別銘柄のトレードの不調をカバーしてくれている。ありがたいことだ。それもこれもエリオット波動論を信じ、ただ波の方向にだけ神経を集中している今のやり方が性に合っているからだろう。親も要らぬ、子も要らぬ。かわいいお前がいればこそ、だ。
では、今週もしっかり分析を試みてみる。この記事から6月ギリである。
【日足】
心配していたチャート崩れもなく、28405円を底に1000円以上の上昇を見せてくれた。まだはっきりと⑤-5-5波の上昇トレンドでござい、というわけではないが、とにもかくにも底割れだけは避けることができた。そして当面は上げ下げを繰り返しながら、上方向に進んでいってくれるものと信じている。
先の高値30510円を超えた日には皆で祝杯を上げようではないか、と言いたいところであるが、いくらまで上昇するかはともかくとして、この上昇が5波として最後の上昇であることは確かなことで、その後は調整相場がやってくるはず。その準備のことがあるので喜んでばかりはいられない。
が、それはその時考えればいいことだ。今は今が大事である。
日足に関してはこんなものだ。下位足を見てみよう。
【4時間足】
天井から底に引いたフィボナッチファン(3本の紫色斜線)の上段ラインを突破した。この事実だけでもう下を見ることなく、上だけを見て歩いていける自信がついたのではなかろうか。
また先週記事にした赤色波動の76.4%戻し=29410円を超過して終了したことは、この赤色波動全体をも克服したことになるので、先ほどの自信は確信にまで成長したにちがいない。
今後下げてもフィボナッチファンの上段ライン(29100円ほど)がサポート役になってくれるだろう。
あとは赤色波動の頂点(29815円)を目指すのみ。それが青色波動の戻りを試すことにもつながっていくのである。
ところで、ここで二つの数値の意味を考えてみることにしよう。ちょっとこじつけた。
〇金曜日日中高値29595円・・・30510円から始まった⑤-5-4波の61.8%戻しとほぼ同じ。相当深く戻したというか、戻り売りの急所でもある。
〇金曜ナイト終値29535円・・・左図は同じく4時間足であるが、28105円からの反発過程を3波(またはC波)として描いた。この3波がレッキとした推進波であるのならば、1波の1.618倍として30185円まで伸びる。
しかし単なるN字波動で終わってしまうのなら、29490円だ。ナイトはこの29490円からスタートし、4時間足1本分だが下落した。そこから上昇して29535円で終わったのは米ダウに助けられただけである。
筆者は何を言いたいのか。
そう、どっこい売り方は生きている。
この、小躍りする買い方の反発をN字波動で終わらせようと躍起になってくるのが、月曜日朝なのである。
もういいだろう。戦略篇に移る。
押し目買いだけで十分。
【戦略】
従って、来週月曜日は朝から気が抜けない。日曜日の酒はほどほどにする。
割愛するが、30分足チャートでは、ナイト安値29335円からの上昇には5波動がみてとれる。つまり短期的に最後の上昇というわけである。5波動目の頂点が29535円より上に行く可能性もあるが、先ほどのN字波動論から、上がるにしても知れている。
そこで、どこまで下落するのかを、つまり押し目底を探ってみよう。ここでもN字計算だ。
29595円→29335円の下落幅260円を、戻り高値29535円に当てはめると、
29275円
アメリカの国債金利急騰の御旗を振りかざしたとしても、このレベルだろう。ごくろうさん!
以上、天井騒ぎの【今日の恥知らず】でした。ご清聴ありがとうございました。
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