エリオット波動が悪いのではない。みんなオイラが悪いのさ。
金曜日の日中、更にナイトでの225先物の結果を見て、思わず笑ってしまった。また今回も上手くやられたもんだ。
ああまで売り込まれると、腰の定まらぬ筆者などは、恐怖心でいっぱいになってしまうものである。個別銘柄はともかく、日経平均に関するものは大底の水曜日やそこから少し戻した木曜日に大部分を投げさせられてしまった。おかげで週間勘定は昨年9月以来のまっかっ赤。不吉な予感が当たってしまった。
やっとこさ金曜日の日中にはいくらか平常心を取り戻していたのは成長の証かもしれない。昔だったら、1週間通じて赤ばかり出していたろう。
しかし、一度芽生えた懐疑心はもう消えることはない。慎重に事を運ばねばならなくなったのはいいことだ。
ということで、来週の分析に移る。今週の反省もともに振り返ろう。
【日足】
ダウ理論的には1/29の27370円を割り込まないかぎり上昇トレンドは続いているとは確認していた。またエリオット波動の⑤-5-4波が4波らしい複雑な値動きをしていても、しょせんは4波だ、5波の前座にすぎないという慢心もあったろう。
しかしわずか4日間で2200円のえげつない下落が筆者を狂わした。買っても買っても得るのはわずかばかりの駄賃で、大方はロスカットさせられていた。ショート玉を建てたくても「ここからじゃ、利益が小さい」と戻るのを期待していたが、大きくは戻らないままであった。なので余計「買い」に傾くってわけだ。
そして「これは前の安値28105円を割るのではないか」との結論に達した。図中の赤いトレンドライン割れ、25日線下向きがその根拠ではあったが、上昇トレンドが崩れたとは思ってはいなかった。確か木曜日の記事では27900円が売り方の目標、と書いている。
28120円まで売り込まれるのを見て、恐怖に駆られてのショート建てをしなかったのは、これもまた成長の証であると思いたいが、それにも自信がなかったのであろうという見方もできる。反発にも建て玉できずに終わっているからだ。
今回の水色の下落波動はすでに61.8%戻し(29480円)近くまで戻ってしまった。まことにもって腹が立つではないか。この反発はこの先どこまで続くのだろうか。
【4時間足】
赤色の扇状のラインはギャンファンであるが、29480円はこのラインとも近い。
次の76.4%戻しが29800円なので、月曜日が上昇したとしてもここまでではないだろうか。
かといってここから反落するのか?というわけでもない。
ここまで大きな下落をやった後である。一方的な反発があったとしても、しばらくは保合い相場が続くものである。
そう、来週は保ち合いだ。上は29650円から下は28800円辺の往来というのが、筆者の見立てである。例によってフィボナッチ比率を基礎に導き出した。そしてその保ち合いの後、いよいよ最後の仕上げにかかるというのが、シナリオである。(下記注参照)
しかし、先週も保ち合いだと書いて大恥をかいている。春の大荒れ相場には十分気をつけたい。
※(注)この「最後の仕上げ」は必ずしも新高値を更新するということを意味するのではない。巷間いわれているように、30320円が2番天井であるという見方は捨てきれない。つまり今度こそ28105円を下回る、あるいはもっと下、27370円をも下回ることもあり得るのである。筆者の見方としては、先物はともかく現物の日経平均株価の今回の上昇波動の天井は、31900円処、だと踏んでいる。この根拠も書かなくてはならないが、いかんせん時間がない。いずれ時間があれば。
【戦略】
このことからも、反発はいいところまできたという意味が分かるだろう。最後はここからぐいっと爆発して29600円超えが気持ちいい。そしてその後、意気消チンで反落するというのが理想とする動きだ。
なのでまずはショートを建てることになりそうだが、実際は筆者のような売り下手でもわかりやすいサインが出るかどうかだ。またまた指をくわえて見てるだけになるかもしれない。しばらくはデイトレ対応になるから、買いは適時やれるとは思う。
以上、天井騒ぎの【今日の不埒】でした。ご清聴ありがとうございました。
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