日経新聞の記事をエリオット波動を使って分析してみる。
新シリーズをスタートする。直近1週間の日経新聞の朝刊記事から主に個別株の売買に役立つ記事を選び、筆者なりに分析を試みた上で、有望銘柄を発掘しようという企図である。いつも通り、上手くいきますれば拍手喝采願います。
まず元になる記事は7/22付朝刊のスクランブル欄『視界不良の株式市場 頼りは業績「高進捗」銘柄』なる記事である。不安要素を色々抱え、不安定な値動きが続く日本の株式市場のなかでも頼りになるのは好実績株であるというレポートである。
なんでも三菱モルガンの集計では、4~6月期(1Q)の進捗率が会社計画の通期経常利益に対して30%以上あったなら、決算発表の翌日から40日間までは同期間のTOPIXを2%程度上回るリターンが得られるらしい。
そこで記事中に紹介されている高進捗率銘柄の中から、サプライズ決算を発表しそうな銘柄を発掘してみようと思う。
有望な順番にチャートを掲載しよう。同時に決算発表予定日も書いておく。
◎ミクシィ<2121>、決算発表日8月上旬
〇コメリ<8218>、同7月27日
▲UACJ<5741>、同8月5日
近鉄エクスプレス<9375>、同8月5日
川崎汽船<9107>、同8月4日
もうお気づきだと思うが、これはエリオット波動論を元にした予想である。オレンジ色の波動をそれぞれのチャートにつけ加えておいた。筆者にはファンダメンタルを云々する知識はないので、エリオット波動のみを利用して予想している。それを確認しつつ以下の説明を聞いてほしい。
◎ミクシーと〇コメリは甲乙つけがたい。
コメリはやや斜陽の面影があるようだが、逆に言えばそれだけ第2波としての調整が進んでいる証拠であり、3波がN字で終わったとしても直近天井までの上昇率は大きい。
ミクシィは直近三角保合いを形成しており、今がその底近辺である。決算発表日8月上旬とはっきりした日付はわからないが、波動からは決算出尽くしとならず、むしろ更なる上方修正期待の方が大きく、発表後すぐさま3波入りとなる魅力があると思う。仕込むなら7月中か。
ひとつ飛ばして、近鉄エクスプレスと川崎汽船は無印とした。
近鉄・・・は今が4波であり、当面調整が続く公算が大きい。サプライズ決算を仮に出したとしても5波になる前に調整の波に飲み込まれるだろう。が、いずれは5波として伸びてくる逸材なので、長期ならOK。
川崎汽船は波動的に伸びきった感がある。好決算を発表したとしても、出尽くしで売られるだろう。買い玉があるならむしろ手放し時である。
一発の魅力タップリなのが▲UACJである。すでに3波入りを果たしており、その波長は1波の1倍をちょっと超えた程度。1.618倍まで伸長するとすれば3105円以上には帯びてくるだろう。ただし直近高値2940円へは4度目の挑戦となるだけに、もしまたしても超えられないとすれば当然失望売りが重なる。注意したい。
筆者としては、ミクシィの発表前の仕込みに挑戦してみたいと思う。意に反して三角保ち合いを下抜けてきたら逆に買いのチャンス到来と捉えて買い出動しようと思う。どうだろうか?
以上、天井騒ぎの【今日の支離滅裂】でした。ご清聴ありがとうございました。
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