金曜日はマド埋めまでを丸っと獲ることはできたが、この大きな日中マドはできることなら幾ばくかは残しておいてほしかった。後日いくらでも利用できるからだ。これでまた値動きが読みづらくなった。
でも、いつもの独善流で分析に移ろうと思う。
【4時間足】
今回はこのチャート1本で話を進めることになる。最近手抜き丸出しだが、急所ははずしていないのが何よりの慰めだろうか。
ともかく、この図からわかることを列記してみる。
上下2本のオレンジ色斜線は、大きな時間枠で相場が三角もち合い中だということをあらわしている。上のトレンドラインには2回タッチ済み、下のには3回タッチがすでに達成されている。(注:過去記事では3回目は未達成とあるが、それは筆者の勘違いで訂正する。また上にも正確には3回タッチしているが期間が短いので1回と数えた)。現在はそのちょうど中間地点であり、来週以降どちらに進むかはわからない。まだまだ煮詰まりが必要なのかも?
次に、薄桃色の上昇トレンドはエリオット波動の5波動で、それが終了し、薄青色のABC調整波動はこれから本格的になるのではないかと、勝手に書き込んだものだ。実際には現在地はその中のA波動、ないしは次のB波動の入り口かな、といったところだろうか。
3つ目。青色点線の水平線はダウ理論的急所(28115円)だ。ここを下回れば、それまでの上昇トレンドが終了し、下落トレンドになってしまうやもしれない。また左側に目線を移してみるとわかるが、BS転換線(レジサポ転換線)としてしっかり機能している。とにかく、このラインを割れば、今まで潜んでいた売り勢力がわっと出てくることになるのだ。(大事にしよう。)
以上のことを背景として、来週の予想をたててみる。2番目のエリオット波動に関してはうさん臭そうに思われる方も多いだろうが、気を楽に聞いてもらいたい。
いざっ!・・・・・・・
月曜日の上昇をしっかりと見届けよう。
筆者の関心はC波がどこまで下落するだろうかである。いろいろ計算してみよう。
A波の下落幅(29150→28335)は815円である。B波の頂点がもしナイトで付けた28620円以上にならないと仮定し、AB=CDのジグザグ下落ならば、27805円となる。たぶん27800以下を余儀なくされる結果になるだろう。
これではBS転換線の28115円を維持できないことになる。従って、たぶん月曜日日中起こるであろうB波の上昇が28600円台で終わって、その後下落するのなら、C波は1波の始点27315円を目指すことになろう。もちろん全戻しは無くとも、5波全体の76.4%押し27745円、85.4%押しの27580円が、C波の最終地点だと考えている。
では、この最悪シナリオを覆す方法はないのかというと、そうでもない。28115円を割らないように逆算してみよう。
28115円+815円=28930円
すなわち、B波の上昇が28930円以上になってくれれば、な、なんとか28115円を維持できそうなムードが全体に湧きたつだろう。そうなれば買いムードがもっと湧きたつにちがいない。そして、それは決して不可能な話ではない。A波下落の76.4%戻しが28955円だから、それに近い戻しを演じてくれれば、なんとかいけそうである。(月曜日朝からは祈るばかりだ。)
というように、日経平均の今後を占うにあたっては、このB波の上昇(月曜日日中)がカギを握るといっても過言ではないのである。
【戦略】
月曜日はたぶん上昇する。少なくともナイト終値よりは(いったんだけにしても)高くなるだろう。筆者はまず上昇する前ならロングを入れるだろう。そして、天井をつけたら利確、ド転ショートする。上昇幅、下落幅はどれほどかは不明ながら、これはエリオット波動に則った鉄板トレードである。B波の上昇の後にC波下落に移行するのは当たり前だ。
筆者は来週に限っては悲観派であり、28115円を一時的にでもあれ割れると思っている。B波上昇が29000円手前までいかない限り、この悲観は的中するであろう。
世間一般的には、あまりうれしくないクリスマスを迎えるということになるのかな。(イヤだ、イヤだ)。
【もひとつ予感】
スケジュール的に水曜日か、木曜日に最安値をつけるような気がしている。そこは断固買うべし!年末最終週のお楽しみだ。
【余談】
しかし、面白いのはC波の下落幅が仮にA波の61.8%の下落で済むのなら、なんと28115円という数字が出てくる。天の配剤か?フィボナッチって面白い。というより、そういう風に相場を作っているやつが存在するのか?とも考えられる。
以上、天井騒ぎの【きょうのB級品】でした。ご清聴ありがとうございました。
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