これからは米国市場が足かせになるのだろうか
またしてもアメリカさんがやってくれたようである。筆者のポジションは売り買いイーブンであったので助かったが、買いに傾けていた方も多かろうとは思う。筆者も気持ち的には、もう下落は終わったという感じであったし、後はどこで売りポジを外そうかと思案していたほどである。
終わってみれば、金曜日の朝方と変わらない値位置まで下落しておった。やはり来週のFOMCのことを気にしているのだろうか。
実はそのイベントの存在に気付いたのは今日の朝である。そのイベントのことを知ってはじめて、今週の下落に納得がいった。材料にされただけである。買い方の不安心理に拍車をかけて売りに回るのは、あいつらの常とう手段である。あいつらだって、その確かな内容まで知るはずがないのだ。知っていれば、買い戻すという行為はしない。売りっぱなしでいいだろう。
これで日本株の動きはわかった。来週はFOMC後(水曜日夜)から暴騰する!
月曜日~水曜日は同じ材料で変わらず売りを仕掛けてくるだろう。そして買戻しの上昇。同じ動きを繰り返し、上げ下げ両方で儲けるつもりである。
しかしFOMC後は材料出尽くしで上昇するはずだ。(あるいはその日のナイトセッション早々からある程度上昇している展開もある)。
こんな甘いことを前提に話を進めよう。
きょうの主役は日足である。日足1本で解明してみようか。
基本はN波動である。
【日足】
ヒマなのでチャートにいろいろお絵かきをしてみた。上昇波動をオレンジ色で、下落波動を紫色でライン化してみたわけだ。これで何が感じられるだろうか?
美しい三角もち合いは予想通り崩されてしまったが、この2つのラインはなんと美しいのだろう、このことである。
どちらもラインの傾斜角度が同じなのだ(上昇波動については若干異議あるも、取り立てて事を荒げる必要がない程度のものだ)。特に下落波動については見事なまでの近似で、いま行われている下落波動がこれからもまだ続くのなら、その最終地点はおそらくこのライン上のどこかになるであろうことが推測される。
大衆の総意なのか、特定の誰かの悪戯心のなせる技なのかはわからないが、相場とは決して出鱈目ではないことがここでも証明されるであろう。
では、その下落の最終地点は一体どこ?かである。計算しよう。
図では⑤-2波の修正波を完便にA、B、C波と分けてみた。(複雑な修正波をこのように3波に分けることは批判の対象であろうが、我慢して聞いていただきたい。)
ここで、C波はB波の頂点からN字展開しているものとしていることを許してもらえるのなら、このジグザグの終点は簡単である。
29915→27315→29370という値動きから計算すれば、26770円である。
来週前半にあいつらが落としてくるとすれば、まずここが目標値になるだろう。ここなら昨8/23の1波始点26600円はかろうじて死守できたことになる。買い方は白旗をあげずに済むだろうし、そして売り方にとっては十分すぎるほどのオドシを果たしたことになる。
今度は別の日足を検討しよう。
【日足2】
新年5日の高値から始まる今回の下落波動を3波に細分化してみた。現在は3波目である。1波の頂点=28060円を赤色点線で表してある。
これで何を言いたいのかというと、この下落が3波で終わるのか、いったん反騰してから再度下落が始まるのかということを考えたかったのである。
5波動目になるのなら、どこが3波の終点になるかはわからないが、通常その3波の終点を下抜ける。
その5波動目は、もし上記FOMC後に上昇するという筆者得意の妄想が当たったとしても、それはつかの間の休息にすぎず、ほどなく相場は奈落の底に転げ落ちていくイメージとなる。もはや26600円などを維持できる力は潰え、たぶん24000円近辺までの下落の途につくことになるだろう。
では、その分かれ道の判断をどうすればいいかである。
それはチャートで示した赤色点線=28060円に注目することである。
エリオット波動理論での推進波の鉄壁ルールのひとつ『1波と4波は重ならない』にのっとると、第5波動目が潜在するのならば、28060円を日足終値では超えることはない。その前で反転・下落に向かうだろう。
逆に越えることができたなら、今回の下落波動は3波構成で終了し、めでたく上昇トレンド入りするかもしれないのだ。
28060円は、いわばBS転換ラインになる可能性があるというわけである。
【戦略】
ロマン派である筆者は水曜日早い時間まで断続的に続く下落圧力に耐えなければならない。金曜日に両建てのサヤを開く27200円買い玉を手にして喜んではいるが、下はまだありそうである。貪欲に拾っていきたいと思っている。
本当に26770円まであるかどうかはわからない。ここまで想定しておけばいいって話だ。次の安値が26925円だから、それを少し下回る程度で終わるような気もしている。あと2回100円前後ずつの安値を更新するなら、その信憑性も高まろう。
とりあえず、安値は拾って、月曜日、火曜日までの上昇場面では利確しておいてもいいだろう。しかし、水曜日の安値玉(最終と思われる)は夜に一発勝負をかけるためにとっておくつもりだ。もちろん逆指しはセットしておくが。
また、26600円を割ったらすべては終わりであることも再度言っておこう。
最後に、どうしてもというので、金曜日朝ブログですっかりミソをつけてしまった【1時間足】さんから起死回生の弁を。
「金曜日は申し訳ありありませんでした。平行チャネルラインとかいう奇妙なラインを引いてしまい、読者の皆さんを惑わせてしまったかもしれません。寄付きがあんなマド明けで始まるなんて思ってもみなかったものですから。チャネルライン割れでしたね。
きょうはお詫びの印に新しいラインを引いてきました。前回のラインとはモノがちがいます。
『拡大メガホン』という南蛮渡来のシロモノで、上記天井騒ぎさんの下値拾いの役に立つかもしれませんよ。このラインによれば、下は26800円前後でしょうか。そうだ、とりあえずの利確を考えておられるのなら、ナイト高値27945円から平行チャネルを引いてみたらどうでしょうか。
・・・あ、また余計な事やってしまいましたね。くわばら、くわばら。きょうはこれくらいで」
以上、天井騒ぎの【今日の二枚舌】でした。ご清聴ありがとうございました。
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