日経はひとまず金曜日深夜に上昇してくれたので、ひと息ついているところである。
先週の週間予想ブログ記事で火曜日夜の27230円天井を見破った筆者は、喜び勇んで水曜日の朝ブログ『ニイタカヤマノボレ』で暗号文を送った。しかしそれは敵側にとうに解読されていたようで、水曜日の上昇は不発に終わる。そして、木、金の更なる深押し。一瞬絶望も、その底で買って、夢は夜ひらいたのであった。
始めと終わりでだけだが、体裁はなんとか保った。中ぱっぱでも良しとしよう。
【4時間足】
最後の大陰線の実体部分を超えてきたので、それがダマシでなければ今週も上昇が見込まれるというチャートである。ご覧のように3波動目が始まったと見るのが妥当だろう。そしてどこまでの上値余地があるのかが、最大の注目点となっている。
青色点線の水平線は前の下落波動の戻り高値だ。この2本の水平線(26505円、26850円)までは紆余曲折あろうと比較的たやすく攻略はできそうである。
問題はやはり前回止められた「時間足空白ゾーン(赤色細枠)」である。前回はその一部しか埋めなかったので、またまたカベとなりそうという感じもしている。
3波動目のオレンジ色ラインは1波動目のラインを平行移動したもので、美しいN波動を描いてくれるのなら、そのラインを上下クネクネしながら上昇していくものと考えられる。そして27230円との交差点(黒丸囲み)が、達成時期を表わしてくれるだろう(たぶん木曜日夜から金曜日日中)。
しかし、それはあくまでそこまで上昇すればの話であって、途中で中折れしてしまうかもしれない。上昇力に若さがなくなった時によく聞く話である。
その懸念はある。
1波動目の波動自体が中途半端な気がしているからだ。
全体として見れば5波動構成には違いないが、その3波動目が気にいらない。1波最長型の推進波だと読めば、エリオット波動原理のルールに則っているので間違いではないのであるが、それにしても勢いが弱かった。また、5波動目頂点でも、1波動目の1.618倍をほんの少し超える程度の長さで終わっているのである。寸足らずというわけだ。
もしかしたら、この1波動目は修正波かもしれない、という疑念も湧いてきている。
なので、筆者としても慎重にならざるを得ない。水曜日朝ブログでは「この底での買い玉は9月SQ日週までホールドできる!」などとあおっていたが、正直なところチト早とちりかもの念も出てきているのだ。
それでも、『3波は懐疑のなかで育つ』という格言もあるのだから、へんに理屈っぽくならないで素直な気持ちで相場に向かおうと思ってはいる。
【戦略】
慎重に事を運ぶつもりだが、押し目買い作戦で今週は乗り切ることになるだろう。4時間足の戻り高値を一つ一つ登っては適度の休憩を入れ、次の目標に向かっていく。そしてN値=27585円を目指すのがセオリーとなる。
シナリオ崩壊の第一はもちろん26000円割れ。またしてもこれを割るような展開になるのなら、大きな夢は見れなくなるだろう。
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