短時間足での波動読解がまたまたわかり辛くなってきたので、今週の週間予想はすっ飛ばそうかとも思ったが、こういう時にこそ普段ないがしろにしがちなもっと長いレンジの波動の分析を再確認し、短時間足の動きに惑わされないようにすることが大事と思い立ち、記事にすることにした。
基本に立ち返るということである。まじめにMTF分析ぽくやってみる。
【日足】
いろんな見方、あるいは上昇トレンドそのものに否定的な見方があるかもしれないが、現状はこのような3波上昇中の相場であることに基づいて推論を進める。(正確を期すならば、まだ1波の頂点を上抜いていないので2波中であるが)。
さっそくこの3波の目標値を出しみよう。簡単だ。1波の1.618倍で32055円となる。筆者は長期的にここを狙っている。1波と同値幅なら29535円で、相場がもし弱気に傾いたのであれば、これが転換ポイントになるのだろうが、こんなところで終わるような相場でないと感じているので、32055円が正式な目標値である。
難敵はもちろん先ほどの29535円であるが、その前に倒しておかねばならないのが、28350円の3点天井説である。金曜日ナイトにそれと対峙できる水準までやっとこさ上昇してきた。明日の月曜日はいよいよ戦いの火ぶたが切って落とされるというムードである。
筆者から言わせれば、あるいは長期的な視点から見れば、こんな水準は簡単に落城させられそうに思うが、短期的な視点では1、2度は後退を余儀なくさせられるかもしれない。トレンド逆張り派、レンジ歓迎派のトレーダーはたくさんいるからだ。全体の61.8%以上はその部類に属すだろう。
また、もち合い相場が長く続く原因の第一は、機関投資家連中の得意相場(注)であるからで、それに便乗したくなる個人投資家がたくさん存在するのもまた事実。彼らはコバンザメのくせして「儲かった、儲かった」と大騒ぎしては、翌日すってんてんになるトレードを繰り返している。
(注)なぜなら機関投資家は、このもち合い期間でこそ自由に相場を操れるからである。いろいろな修正波があるように、その正体を見せることなく、騙し騙し、いつまでもその保ち合いを続けていられるからである。もち合い相場が終焉を迎えるというのは、彼らがそんな相場に飽きがきた、あるいはそんなことやってられない事情ができた(早く帰ってらっしゃい、夕ご飯の時間ですよ)、という意味である。
少しシニカルになってしまったが、個人投資家がトータルで儲けるにはトレンドに乗るしか方法はないのである、と筆者は考える。
目指すべきは32055円なのである。
では、この3波目を4時間足に分解してみよう。
【4時間足】
この4時間足こそが筆者をしてその分析を難解にしている張本人なのであるが、波動カウントが幾通りにも読めてしまうのである。筆者の考える通りに番号を振ってみたが、現況は③波の内部波動③ー5波上昇中ではないかというのが、筆者のシナリオカウントである。
他には、「すでに③波は27955円で終わり、今は⑤波ですよ」とか、「③ー5波でもその始点がちがいますよ」など、ルールに則ってさえおれば何とでも数えれれるし、現段階では正解はわからない。正解はひとつなのだが、現段階でわからない以上、この問題についての議論は不毛である。
しかし、まだ③波中であるということは言えるような気がするのは、筆者がその③波全体の目標値=①波の1.618倍=28680円にこだわっているからである。これを達成しない限り、③波は終わらないのである。
そして、その③ー5波が内部でどのように展開されているのか、更に下位足でもって見てみよう。
【1時間足】
図のように無理くりに数字を振ってみたが、これには全く自信がない。3波動目であるとしているが、【4時間足】での③ー5波目が27510円から始まっているかもしれず、そもそも修正波かもしれず、これも判断はお預けとしよう。上昇波動であるということ以外、まったくわからない。
以上、まことに頼りない相場分析しかできないため、今週の相場予想としてはいつもの断定的な言い方はできない。
大きく下がるような事はないだろうが、かと言って今週中に28350円を突破できるとも断言できない。
【トレード戦略】としては一貫した戦略はない。もちろん底流には28680円→29535円→32055円という大筋の上昇トレンドがあるので、ロング中心の組み立てにはなるだろう。
以上、天井騒ぎの【今日の当座凌ぎ】でした。ご清聴ありがとうございました。
※続いて月曜日の予想に入るが、少しお時間を頂きたい。コーヒーブレイクも必要だ。
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