2波の正体つかんだり!?
先週もホームラン1本が出て、なんとか懐は暖まった。週に1本打てばいい、あとはちょぼちょぼ、大きな損失さえなければそれでいい、と考えている筆者としてはまあまあのラインではあるが、反省点も多く、満足感に乏しい。
その問題点の最大の要因は、最大含み益をかなり減少させての利益確定であり、両建て作戦の弊害が出ているように思われる。単に技術の問題とは言えず、性格的に甘い、厳しさが足りない、ツメが甘いといったことも原因なのであろう。何とかここから少しでも修正していきたい。
では次のチャートから見ていただこう。
【4時間足】
オレンジ色のラインや赤色のナンバリングは、10/3の25610円を大底とし10/6の27395円まで駆け上がっていった波動を第1波とした、第2波の現状を示したものである。このエリオット波動のナンバリングの仕方自体は各人異論はあるかもしれないが、ここではそのこと自体への批判は無視して話を進めたいと思う。
すなわち、
明日月曜日以降にここから(ナイト下落から)反転し、1波高値27395円を超えていけば、相場はほぼ3波に入ったと考えられる(修正波としての3波は除く)。が、金曜日高値27175円を超えられずに反落したのなら、今までの2波のままである。
だからこのチャートは、今週の動きが先を占うにあたって非常に重要であることを物語っていると言えよう。
だが、筆者の言いたいのはそんな単純な事ではない。もっと深掘りしよう。
緑色の実線ラインは価格の高値切り下げ、安値切り上げを現わしており、シンメトリカル・トライアングルの可能性を示唆している。2波の調整の実体はトライアングル(三角もち合い)であろうか。もちろんまだわからない。上記したように、すぐ折り返して上昇すればジグザグ修正波だったということも言えるからだ。またフラット修正の目もかなり残っている。
この3種の修正波を予見するのは困難であり、すべては時間が解決するのであるが、それでもなるべく早いうちに見てとりたいのが人情。では?
更に深掘りしよう。今度は青色の点線2本。これは何を意味するものぞ?
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正解は1波のフィボナッチ・リトレイスメント85.4%ライン(27135円)と14.6%ライン(25865円)である。
雇用統計とCPIの指標発表で崩された相場が反転して、金曜日の高値まで駆け上がった値動きが、その2本のラインの下から上までの間のゾーンであったということをあらわしている。これらのフィボナッチ比率があらわす意味は、すでに述べている。
木曜日のナイトでの下落は、買い方の最後の頼みの綱を狙ったものであること、そして金曜日の上昇は、売り方の最後の拠り所をも急襲したものであると言えるだろう。その意味では、両端でヤラレたトレーダーも数多くいたのではないか。(筆者も虎の子の25790円買い玉を切らされた。)
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(※注)ところでこの2本のラインは、過去においても効いている。チャートを日足に転換して左方向にスクロールしてみればわかる。このレンジの重要度に目を瞠るにちがいない。
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何を言いたいのか?もちろん2波の正体である。
1度あったことは2度ある。2度あることの3度目はわからない。この先人の有名な言葉を待つまでもなく、同じような値動きは再現される。も一度ある。
ということは、2波の修正の形はトライアングル、この確率がぐーんと高まった。トライアングルではなくとも、相場は下落する。下落するが前の安値には届かない。そしてそこから急上昇する(トライアングルなら更にまたいったん下落する)。
どうだろう、今週の動きが見えてきたのではないか?
それでは筆者が想像する将来の値動きをお絵描きしておこう。相変わらずお絵描きは苦手だ。
次に、次の下落での底はいつになるのだろうか、を考えよう。もし85.4%ライン=26045円まで下落するなら、前の安値同士の期間が10/3から10/14の10日間だから、次は10/24月曜日か、早くて今週金曜日10/21のナイトセッションかもしれない。とまあこんな想像が湧きおこるにちがいない。その辺でアメリカの指標と照合して考えてみるのも面白いだろう。
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もう面倒だから、明日・月曜日の環境認識とトレード戦略をやっちゃおう。
月曜日の環境認識とトレード戦略20221017
金曜日は早朝の決意を実践すべく、9時を15分近く過ぎてからであったか26805円で買いに打って出ている。この価格は9時の本寄付きの価格=26820円の手前で、筆者にとっては8時45分の寄付き値よりも大事にしている指標である(この日はたまたま同じであったが)。バリュー上限値でもある上記価格で勝負に出た。
「この日本当に上がるのなら、ここ(寄付値)からのローソク足は陽線になる。ならばここ以下で買っておけば儲かる」という虫のいい判断である。もちろんロスカットはきちんと設定する。その時点での安値26725円割れである。少々ロスが大きいが自信があったし、スイングの含み益も頼りであった。
果たして相場は上昇し、26900円を超えた時は27100円も確信していた。そして11時すぎに27085円で1枚目のショート建て。少しだけ早い気もしたが、27100円をつけて揉み合いに入った感じがしたので、そこで手を打った。
ショートは2枚目もやるつもりであった。更に伸びたからだ。その時点では27200円越えか、(いくらだったか忘れたが)23.6%押しを割れてからと決めていた。どちらでもよかったが、相場は下がらず、ジリ高は続きそうだしで、集中力が続かず、27180円で指値して昼食。
結果はご存知だろうが、この2枚目が約定しなかったことがナイトで暗い影を落とすことになろうとは、その当時の天井騒ぎ青年には思いもよらぬことでありました、とさ。
それでも引け間際にでも2枚目をやってりゃよかったものを、買い玉を27100円で利確した後は「ま、上がることはないだろう。ナイト早々にでもウリのチャンスはあるさ」といつもののんきな父サン稼業。
それがGDで始まったから、15分後26995円(38.2%押し割れ)でS2枚目はファインプレーもその時だけ。追い詰めたけれど反撃にあい、+20円だけというありさま。そればかりか、1枚目も更なる反撃に耐え切れず+70円での慌て気味の利確は、筆者の悪癖が出っ放し。
そして「あ、2波やんか。またダマシのB波にやられてもうた」は後の祭り。アメリカ開場前に売り直したのが27000円ジャスト。後は事なきを得たが、B波をノーマークだったのがショックだ。たるんどるとしか言いようがない。それとも勝ったあとの油断か。
これで保有玉は買い1(26020)VS売り1(27000)。上記未来予想図からは買い玉に不安が残る。下落までにはまだ時間がありそうなので、ちょっと考える。
明日・月曜日はここからの下落余地はそうないかもしれない。すでに50%近く下落してしまっているからだ。いったんリバウンドが本線かな。でも利確は早い目に。つまり買いはデイトレレベルでやめとくべし、ということ。
<重要ライン>
①28595~28655・・・日中マド3
②27810~28300・・・日中マド2
③27545~27825・・・日足節目ネックゾーン
④27445・・・4時間足上昇目標値
⑤27395・・・前高値
⑥27090・・・ナイトセッションバリュー上限
⑦27085・・・4時間足200MA
⑧27060・・・4時間足Gファン抵抗ライン
⑨26905~27190・・・4時間足天ネックゾーン
⑩26830・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑪26720・・・(新)日中マド1上辺
⑫26585~26705・・・4時間足節目ネックゾーン
⑬26570・・・ナイトセッションバリュー下限&ナイトセッション終値
⑭26535・・・1時間足ジグザグ下落目標値
⑮26515・・・今回上昇の50%押し
⑯26485・・・1時間足下落目標値
⑰26450・・・4時間足下落目標値
⑱26430・・・(新)日中マド1下辺
⑲26360・・・今回上昇の61.8%押し
⑳26335・・・Gファン支持ライン
㉑26285~25665・・・日足底ネックゾーン
㉒26245~25865・・・4時間足底ネックゾーン
㉓26260・・・前日日足大陽線始値
㉔26045・・・今回上昇の85.4%押し
<詳細>
それでもやっぱり安値を拾いたくって、いろいろ画策してみた処、⑭~⑰が安値拾いの有力候補。寄付きからまず下がったら、これらをメドに買いを入れる方針だ。GDで始まろうものなら「イタダキ!」てなもの。利確目標を⑪、よく上がって⑩と決めつけての利確後はド転のショートも一考だ。
下落の最終目標を㉔に置いているが、ここに到達は週末以降。それまではのらりくらりの蛇行、あるいは急騰急落の連続となるだろうから、当分はデイトレでガマンだろうさ。
つまりは本日のレンジを26700~26450円前後と見ているわけで、どちらにも逆張り対応である。
逆に27000円にすぐ戻っていくような動きになってしまったら、もうトライアングル仮説云々はないものと思って、買うなり売るなり好きにしてチョーダイ。筆者も考え改めます。
以上。
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