しかし、よう下げましたな。
金曜日の午前中はネックゾーン(27650~27480円=27490円から訂正)の中で完全停滞。上下20円ほど足りずの処でもち合った。しかも前場後半からはそのもち合いの下方で小さな動きしかしなくなっていた。
もち合い放れを意識し(下記注参照)、後場寄りからの反発がないのを確認後27520円のショート。週末だし、引けにかけて投げが出るだろうとも思った。その時はC波の③ー5波が始まったと考えていた。
しかし、2時半前後には外出の予定があることを口実に27430円で利確決済してしまう。セッション跨ぎなら大きな儲けを手にすることができたが、④波の逆襲を恐れていたのが本音である。③ー3波がそこそこ大きかったし、③ー5波はそれほどでも、と考えたのである。ふだんの大胆さがなくなっているようだ。
ナイトは6時頃から観察開始。9時前に27250円で買ったのは、指標発表を10時半と勘違いしていたため。それまで十分下げていたし、この位置なら指標発表で暴騰するかも、との早とちり。
そんなケアレスミスにはすぐ気づいたのであるが、ニューヨーク開始まで決済を引き延ばして▲5円でいったん撤退した。15分後のイベント後の動きに自信を持てなかったからだ。
すでに熱燗は2杯目がカラに。頭もあまり回らなかったようだが、なぜか目は冴えていた。この下落を最後まで見届けたい思いが勝っていたのだろう。26125円から上がっていくのは買えなかったが、再度下がって、また反発していきそうな処28220円でようやく買った。
あとはもうヘロヘロ。27080円にロスカット指定だけして終わりにした。保有ポジは買い1(27220)VS売り1(28210)のイーブン。買い玉に関してはまだ下を想定しているので、利確はしっかり早めに実行するつもり。
そして月曜日。詳細な予想に入る前に、筆者の立ち位置を確認してもらっておこう。それに基づいての予想、実践となるからだ。
まず週足は2波トライアングルの最終E波(下落波動3波構成)。そのE波の内部波動を4時間足であらわした。
その波動カウントは木曜日まで日毎に目まぐるしく変わって(特にA波の終点が?)、トレードにも自信が持てなかったが、今はようやくここにたどり着いた。すなわち、現在地はジグザグ修正のC波である。
このC波の終了がお待ちかね週足3波の進軍ラッパになる可能性は高い。薄商いになる日柄ではあるが、どこで買っても次のSQ日には大金を手にすることになるだろう。
それはともかく、C波は5波構成で、すでに27125円まででその内部3波までを終了したように見える。3-1波の2.618倍を大きく飛び越えて下落したし、2本の支持ラインにも引っかかってもいる。まだ下落が続いたとしてもほんの数十円かも、月曜日は素直に4波目の戻しに入るのでは考えている。
であるから、月曜日の興味の的は、その戻しの大きさである。
それは筆者みたいに、値頃感だけであっても底値拾いを試みたトレーダーにとっては利確処を探るために必要だろうし、また筆者のように、5波の下落を獲るための空売り処を知るにもまた必要不可欠なものである。
では、いつものように重要ラインから。
<重要ライン>
①28555・・・週足大抵抗ライン処
②28535~28835・・・日足天井ネックゾーン
③28530~28595・・・日中マド5
④28250・・・日足戻り高値
⑤28215~28345・・・4時間足天ネックゾーン
⑥28140~28155・・・日中マド4
⑦27895・・・Cー1波頂点
⑧27880・・・日足ネックライン
⑨27755・・・5日線処
⑩27640~27915・・・(新・統合)日中マド3
⑪27510・・・(仮)Cー3波の38.2%戻し
⑫27490・・・4時間足Gファン抵抗ライン
⑬27480~27650・・・4時間足底ネックゾーン(訂正)
⑭27440・・・ナイトセッションバリュー上限
⑮27420・・・前日マド埋めライン
⑯27415・・・(仮)15分足ジグザグ拡大目標値
⑰27365・・・(仮)Cー3波の23.6%戻し
⑱27335・・・ナイトセッション・バリューハーフ
※27280・・・ナイトセッション終値
⑲27210・・・200日MA
⑳27170・・・ナイトセッションバリュー下限&日足支持ライン
㉑26865・・・ジグザグC波拡大目標値1
㉒26800処・・・前回強固な支持処(12/4記事参照)
㉓26785~26755・・・日中マド2
㉔26565~26365・・・日中マド1
㉕260095・・・週足支持ライン
<詳細>
結論から言うと、4波の戻しはそれほど大きなものにならないと踏んでいる。
最大で⑪だろうか。⑫⑬⑭⑮⑯の存在が効いている。おそらくこれらのどれかが上昇を強く阻む。
そのかわり、時間的な余裕は生まれるかもしれない。ナイトセッション終了まで、小さなもち合い。それが4波の調整の形と見る。その調整の中でわれわれはゆっくり買い玉の整理や売り玉の仕入れを考えることができるだろう。
そしてトレーダーは売りをしなくてもいいが、その後の5波の底では完全に買い派に転向しなければならない。大底はおそらく12限月の時に考えていた、26800円台ではなかろうか。
※デイトレなら、寄りから再度の27200円割れは買いである。また⑳で反発なければ買い玉のロスカットを急ぐべし。3波が終わってない可能性もあるからだ。
以上。
(注)
ネックゾーン内ではトレードせず、上下に放れてからが筆者手法である。ネックゾーンの値幅がもっと大きければ(例えば300円以上)、その中での逆張りトレードも可能だが、これくらいだとリスクの方が大きいと考えて手が出せない。また、今回のように上下どちらに放れるか、方向に自信がある場合は、ゾーン内からの仕掛けも当然の行いである。
【参考】
ちょっと今週の値動きにも触れておこう。
求めれば授かるものだ。筆者が時々覗いてみるブログ
の12/16記事は『S&P500指数は続落、しかしサンタクロース・ラリーがやって来る!?』だった。このブログを重宝するのは、筆者がふだんまったく縁のないアメリカの個人トレーダーのブログやツイッター記事が紹介されている点である。同じチャートを分析するにしても、やはり現地のトレーダーとは肌感覚が違う。よってチャートの見方も違ってくるだろう。また米国の投資記事もおおいに参考になる。
今回はXmasラリーについてである。
あるデータによると、過去20年のクリスマス直前1週間のS&P500指数の平均上昇率は0.385%であること。上昇日だけの平均上昇率は1.85%、下落日だけの平均下落率は3.28%だったことが載っており、「クリスマス直前の1週間に、サンタクロースラリーと呼ばれるほどの大した魅力はない」と結ばれているという。
トレードとしてはウィークリーにしてもデイリーとしても魅力がないかもしれないが、筆者にとってはいやいやなかなかたいした情報でありましたよ。
上の数値からすぐ想像できたのは
①5日間の内、ざっと3日間上昇、2日間下落なのでは?
②61.8%の期間上昇、38.2%の期間下落とも言えそうかな。
③数式を解いてみよう。上昇日数をX、下落日数をyとしよう。
A)(1.85%×X)+(3.28%×y)=0.385%
B)X+y=5
この連立方程式の解はX≒11.20 y≒6.20 らしい。つまり、上昇日が63%、下落日が37%だ。
なんという近似。フィボナッチに限りなく透明に近いブルーだろう。
それはともかく、こんなヒマ人が気まぐれにひも解いた数値からでも、大きな自信がみなぎってくる。
そして思い起こされるのは、次のわがブログ記事。
ローソク足の特性を利用した天底測定法&【日経225MINI先物、今週(12/5~)の展望とトレード戦略】
もうおわかりだろう。筆者の言いたいこと。
今週は月、火曜日下げて、水曜日から上昇して陽線をつける。ただし、その陽線の実体は大きいか小さいかは不明だ。陰線かも、十字線に近いかもしれない。上のS&P500指数と同じような動きになるなら、0.385%の上昇なんてゼロにも等しいので、今週末の価格は先週金曜日の大引け価格27470円に限りなく透明に近いブルーになるのでは?とカン繰りたくなってくるではないか。
そういえば、先週のいつだったか、小売り業種が売り込まれていた。たぶん、このインフレ不況で、日本のクリスマス商戦もダメージとの連想で売られたと思われるが、今週の後半にはその途中経過なんかもリポートされるだろう。
予想に反して悪くない内容なら息を吹き返すし、悪くても材料出尽くしで株は持ち直すだろう。
このことからも、週初の下落は断固買いである。
因みに、0.385%の上昇なら27575円ではある。
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