大酒による一夜の過ちで、大切な売り玉を逃して以降、SQ日からの下落相場において苦戦を強いられている。先週後半はなんとか小さいながらリバウンドがあってひと息ついているが、保有しているウリ・カイ両建て玉のスプレッドは狭く、大きく儲けることができていない。
そんな中、とうとう米国FOMC週が来てしまった。決断をしなければならない。限月丸ごとキャッチを提唱する筆者にとっては、大事な週である。
キャッチコピーにあるように、今週のテーマは先週木曜日明け方近くにつけた安値26195円がはたして大底値となって、今週から上昇が再開されるのか否かである。
なんだかだ遠回りして読者を煙に巻きながら、徐々に核心に迫っていきたいと思っている。では、エリオット波動原理を元に始めたい。
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【週足】
週足はすでに3波になっていると信じたい。これは1/3の基点25320円を下回るまでは揺るぐことはない。その3波の第2波調整波動が、6限月の下落波動である。これでいく。
この2波の安値が先ほどの26195円と仮定すると、N値は29350円となる。もしも来るべき③ー3波がこのN値で終わるようなことがあれば、それは推進3波ではなく、レンジ好きのトレーダーたちの好物=修正波となってしまい、はたまた逆張りの餌食となってしまうだろう。
1波の1.618倍値=31300円などは恐れ多くて狙えそうにない。
しかし、この29350円という価格は大変重要な数字であることは覚えておこう。理由は先週の記事を読めばわかるだろう。
【日足】のかわりに【イベントスケジュール分析を】をやろう。日足はようわからない。判断不能。2波であることにまちがいはないが・・・。
ここでの論点は変わらない。22日FOMC前後から相場は上昇に入るという見方である。ただ若干修正点が見つかったので報告しておこう。
というのも2週前の週間予想でECBの扱いを「それまでのトレンドを加速させる役目、逆に緩和させる役目、相場の転換まではどうか」と書いた。その通りであったようで、クレディスイスの問題が起こった時も、その後の対応が良かったのか、日経は一時的に反発している(金曜日日中~ナイト初期にかけて)。
奇しくも22日のFOMCの翌日にはスイス中銀、イギリス中銀の政策金利発表のイベントがある。これを待ちたいと思うのだ。それまで蚊帳の外だったEU関連のイベントもこの際だ、少し重要視しておきたいと思う。
というわけで、少し修正してまとめると、
〇3/10~23前後まで・・・・・調整。日足③ー2波の底探り。
〇3/23前後~4/25前後まで・・上昇。日足③ー3波の恐いものなし相場。
更に付け足すと
〇4/25前後~GW前後まで・・・少し軟調。日足③ー4波
〇GW後~6月中旬・・・・・・・日足③波最後の上昇。
であるが、後の2つは流動的である。たぶん修正の余地は出てくるであろう。
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ここまででわかったことは(推測の域は出ないが)、日経先物は今週から上昇に転じ、それは29350円、あるいは31300円を目指すということだけである。まだ今週の論点である「26195円が大底」だという推論の話は出てこない。
では、大詰めだ。結論から言おう。
『それは、まだわからない』である。・・・
・・・何を!それを知りたくってここまでくそ面白くもない記事を読んできたのに、と叱られるのを承知の上で、筆者としてはそれを断じるのに、もう1日だけ時間を与えて欲しいのである。月曜日の結果を見てからにしてもらえないだろうか?
というわけで、月曜日の予想に移ろう。
大事な1日である。この結果次第で問題が解決できるように書いていくつもりである。
次の【1時間足】チャートをご覧いただこう。MTF分析の王道から言えば、ここで【4時間足】チャートを持ち出すべきであるが、この4時間足チャートによるカウントは、筆者にとっては非常に困難なものと映っている。
3波構成でも、5波構成でも、ABC波動がすべて終了したとも見えるし、まだ途中だとも映る。ここでもまた、「わからない」なので、すっ飛ばして考えることにした。
図のような右肩上がりのチャネルラインが引ける。
「いいから、今のお前の意見を言え」と、のど元に短刀を突き付けられてゲロするのであれば、「この26195円からの上昇波は新1波になりえる素質を持っている」と言うだろう。それは希望でもある。もう3波入りしてくれなくては困るのである。
こういう期待だけの意見でいいのであれば、この右肩上がりのチャネルラインに沿った動きは、リーディング・ダイアゴナルではないかと考えるに至った。3-3-3-3-と3波構成の4つ目、すなわち①ー4波というのが、金曜日ナイトセッションの終わりの位置状況ではなかろうか。
そうなれば、月曜日は①ー5波目の上昇が待っているわけである。
だが、月曜日の動きはA、B、Cの3通りある。最も期待できるのは、いや、上昇の新1波としてはこれしかない!という動きはAしかない。
金曜日ナイトの高値27150円を上抜いた後、戻り高値の27240円を突破することが第1目標。その後にチャネルライン上辺まで達する、あるいはヒートアップして大きくライン突破してくれればなおいい。
この場合は目標達成後には下落することになるが、それは新1波の調整波である2波としての下落であり、したがって26195円を下回ることは考えなくてすむ。ひととおり下落して気がすめば、いずれは3波上昇へ羽ばたいていくだろう。
しかし、Bのケース(例えば、その直前の下落波動の61.8%戻し~76.4%戻し水準の27000円前後までしか戻らないケース)では、上昇後に下落してしまった時の底は測れなくなる。
もうリーディング・ダイアゴナルなどという推進波動ではなく、修正波が続いているだけなのである。
Cに至っては、何をかいわんや、Bケースともども26195円を確実に割れる。SQ日から始まった下落トレンドがジグザグ修正波のA波であり、このちょっとした上昇はB波、そこからの下落がC波にカウントされるなら、26195円を下回るのは当然である。
だから、月曜日は否が応でもAコースをたどってもらわないと困るのである。
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それでは月曜日の攻略法に入ろう。
〈重要ライン〉
①28200~28285・・・日中マド4
②27720~27820・・・日中マド3
③27580・・・全下落の50%戻し
④27475・・・4時間足上昇目標値
⑤27370・・・前下落の38.2%戻し
⑥27245~27360・・・日中マド2
⑦27240・・・各時間足戻り高値
⑧27150・・・前限月ハーフ&金曜日高値
⑨27130・・・ナイトセッション・バリュー上限値&Gファン抵抗ライン
⑩27105・・・全下落の23.6%戻し
⑪26905・・・5日線処
⑫26845・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑬26790・・・前日日中マド埋め水準
※26705・・・ナイトセッション終値
⑭26685・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑮26530・・・Gファン支持ライン
⑯26525~26315・・・1時間足大底ネックゾーン
⑰26355~26280・・・日中マド1
⑱26195・・・直近安値
⑲26045・・・4時間足最大下落注意値
<詳細>
しかしながら、われわれトレーダーは日経がどうのような動きになろうと、そこから利益を出さなくてはならない。悲嘆に暮れているわけにはいかないのだ。
それには次の15分足を見るのが最適だろう。
1時間足で見たように、緑色ラインのような波動での上昇→下落(Aパターン)が理想である。
この場合は、保ち合いの高値26815円を上抜いた時点でカイを入れればいい。あるいは上昇トレンドに自信があるのであれば、もち合い安値近辺である⑭で思い切ってのカイをすればいいだろう。ここなら安値割れでロスカットしても損は小さくて済む。
その買い玉はもちろん27240円突破を狙いたいが、リスクを限定したいのであれば、27000円程度で降りてもいいだろう。
もし。その辺りで上昇が止まり、下落が始まるのであれば、その下落は大きいのであるからド転ショートは当然である。
この場合はいわゆる「B波三山ショート作戦」が有効的になる、斜め三尊天井パターンである。図の青色ライン割れでウリを入れても遅くはない。
逆にナイト安値26640円を割ってしまうようなこと(上記1時間足でのCパターン等)があれば、すぐさまショートである。もうこの上昇に未練タラタラはいけない。22日や23日にまで下落は続くのだから。
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もいおわかりだろう。
月曜日はナイトセッションも含めて、上がれば、その規模はどうあれ、買ってからのド転『戻り売り』が正解なのである。そしてそのまま上がることなく下落するのであれば、追撃売りであろう。
上昇の新1波であれ、修正B波であれ、その後は下落が待っているのは当然だ。
そして上のAパターンの場合の下落メドは26500円台でいいような気もするし、FOMCのネガティブ内容次第では26195円にかなり肉薄することになるだろう。
以上が「1日だけ待ってね」とおねだりした理由である。
<ポジション>
買い1(26350)VS売り2(27425、26985)
夜8時からの急落でウリを1枚追加している。本当は記事通り27100円台で仕掛けるべきであったが、買いの勢いが強かったように感じた。これは上昇と下落の順序が予想とは異なっていたからであり、その場合の対処法がまだできていないことを痛感させられた。
また、寝る前に決済しとけばよかったとも思う。
以上。
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