まさに天啓を授かったというべきか。
その「天啓」を説明するために、今回は明日月曜日の予想と講釈から始めよう。今週の分析は先週同様やっつけ仕事になってしまうけれど・・・。
月曜日はズバリ、買い勝負である。ちょっと押し目を付けた後に上昇というのが、筆者が描くストーリーだ。
そして、その上昇は時々小さな調整をはさみながらも堅調な上昇トレンドになるだろう。今度こそ28475円を突破する勢いとなるはずだ。
雇用統計後の強い陽線を見たからか?
・・・ではない。あんな陽線など強くはない。出来高も伴っていない。
波動が読めたからである。筆者自身が妄想していた波動と実際の波動が一致したからである。さっそく下の1時間足チャートを見ていただこう。
すでに答えは書いてあるが、4/4の高値28330円から週末までの下落は、「ジグザグ+<ツナギのX波>+トライアングル」のダブルスリーではないかと突然ひらめいたのである。
確かに金曜日朝記事の段階ではまだ悩んでいた。
悩みの原因は28330円~27430円までを5波動構成の下落波動と見ていたためであった。『これではまた下がってしまうではないのか?』
27430円からの上昇の鈍さが余計にそう感じさせたからでもある。
実際、その日は全然ヤル気ナシ。むしろ、どこかで売ってやろうとチャンスを窺っていたほどだ。プレステージの段階で買い玉1枚の放出もしている。
しかし、金曜日は「欧米市場休場」と知って気分が一変した。
『上下どちらにも強いトレンドにはならない』。また、
『夜の雇用統計までほとんど動かない』。
これらを察して、売る気は消失した。そして、買う気が少し出てきた。『下がったら買ってもいいか』。
後場始まってから、相場は小もち合いを割って27450円をつけた。次に、動きが止まって、27455円と27460円の静かな応酬。底打ちのサインである。迷わず27460円カイ。チャート赤丸の処である。
これなら27430円を割ったらロスカットも迷いなく可能だ。しかし、そんな心配は無用だった。しばらくして27500円台に戻っていったからである。そして更に2時頃に27500円でもう1枚買い増しをしている。
『これで雇用統計での勝負に持ち込める』。
こんな強気勝負に出ることができたのは、上のチャートのライン引きであった。
『そうか複合修正波の手があったか』。1枚目を買った後にひらめいたのである。
『今はC波からd波だ。雇用統計で上がってd波完成、トライアングル上辺まで上昇するはずだ』。
果たして相場はその通り。発表前に下落して折り返し点をつけにいってくれたこともまた、予想を確信に変えてくれたにちがいない。(「指標には逆張り」のマイルールもあり)
発表後27460円まで下がって一瞬ビビったが、めでたく上辺までの上昇を見届けて27630円で1枚利確に成功。その前から飲み始めていたアルコールのピッチが上がった。
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自慢話をながなが書いたが、まだ描き切れていないことがある。
このひらめきは、ある記事がのおかげなのである。が、長くなるので後に回す(下記注1参照)。
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というわけで、トライアングルなので、最後のe波はいったん下辺に向かうが、その底は断固買うべきである(緑色破線参照)。
ここで、新たな知識を加えておこう。
★トライアングル修正波は修正波のラストにあらわれる、という法則だ。
つまり、複合修正波ならダブルであれ、トリプルであれ、このトライアングルが出れば終了となり、その後新しい波動が生じるということだ。
最初に来るのはジグザグか、フラットということであり、このトライアングルが複合修正波の最初にあらわれることはない、と言いかえてもいい。
ということは、トライアングルが出れば、別の修正波の心配をする必要はないということであって、上か、下か、トレンドになる波動につながっていくということでもある。
複合ではなく単体でもそういうことになる。調整が終了のサインだ。
ということで、
天井騒ぎは<トライアングル>をおぼえた。
〈重要ライン〉
①28885・・・赤色3波目標値
②28730・・・前限月高値
③28640・・・限月足始値
④28475・・・前回高値
⑤28035~28275・・・4時間足天ネックゾーン
⑥27985・・・4時間足今回下落の61.8%戻し
⑦27870・・・4時間足節目ネックゾーン上辺
⑧27845・・・1時間足ジグザグならの拡大目標値
⑨27775・・・5日線処&今回下落の38.2%戻し&本日上昇期待値
⑩27705・・・4時間足戻り高値
⑪27700~28225・・・日足大天ネックゾーン
⑫27665~27780・・・日中マド2
※27650・・・ナイトセッション終値
⑬27635・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑭27620・・・4時間足節目ネックゾーン下辺
⑮27590・・・前日日中マド埋めライン
⑯27520・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑰27430・・・直近安値
⑱27410・・・緑色波動61.8%押し
⑲27405・・・本日下落可能値
⑳26355~26280・・・日中マド1
<詳細>
押し目はどこまで見ておけばいいだろう。基本なら支持ラインまで下がってくるので27500円前後まで見る必要はあるが、途中で折り返してしまう場合が大半のようだ。その場合は27550円処を見ておけばいいだろう。
それよりも、むしろあまり細かいことは気にしないで、27600円を割ったらいつでも買いに入る準備だけはしておくべきか。どっちみち上がるのだから。
そして、最大の難関⑩(下記注2参照)を超えたらもう大丈夫。デイトレなら最低限⑨まで利益を狙えるだろう。
スイングなら再度28000円以上までとりあえずは狙うつもりでいる。
いずれにしろ、この作戦はチャートにあるようなライン引きが根拠になっている。このカウントが正しいかどうかはわからないが、正しいと信じてやってみるだけである。
というわけで、ロスカットも考えておかねばならない。ロスカットは最悪⑰割れだが、27460円割れでもいい。割れたら最悪のシナリオになる。
<ポジション>
買い4(26350、26620、27295、27460)VS売り2(28200、28075)
4枚目のカイの単価が少し上がったのは仕方ない。売り玉は完全に27705円を突破してから、まず1枚外してみようかな。その前に安い処で買い玉を必ず拾うこと。27500円台ならバンバンザイ。
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ここからは上記見立てを強靭なものにするために、やや長期的な分析を行う。いつものこじつけくさいが、ご賛同いただければ幸いである。
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短い足からやろう。逆MTF分析である。根拠づけするのには有効な手段でもある。
【4時間足】
したがって、その目標値は28885円である(先週記事参照)。
ここまではいいね。では、緑色波動はどうなった?
それはすでに5+3波の8波動を終えている(このトライアングル修正で終了とすればの話)。しかし、月曜日以降にまた誕生する。それは2回転目の緑色波動としてである(緑色破線)。
その波動は青色5波動目、赤色③ー5波動目の副次波として新たな生を受けるのである。それはまた新たな目標値や押し目などもわれわれに提示してくれる重要な波動である。いずれ目に見えるようになれば、ご紹介するつもりである。しばし待たれよ。
また、別のカウント法として、下落の道も考えられる。以前から言ってるように、27370円を割ることは筆者シナリオにはない。考えるのも煩わしいのでここでは触れない。割れたらすべての買い玉を始末するだけの話である。
【日足】
今回は特に言うことなし。4時間足で代用できる。
【週足】 ※先週記事を再掲
これは以前から話しているように、週足3波だと信じている(確定はしていない)。目標値はN値で終わったとしても29350円だし、推進3波にふさわしい伸び方をしてくれるのなら、31300円までは上昇するだろう。
【イベントスケジュール分析】
先週記事は勘違いだったようである。4/27、28は日銀会合だけであって、欧米はGDPの速報値発表行事であった。中央銀行会議は5/3、4になる。失礼した。
しかし、日程からしても相場の分析はほぼ変わらない。いつものようにエリオット波動原理と練り合わせて考えてみよう。
〇今週~4/20すぎまで・・・・・上昇。日足③ー5波。
〇4/20すぎ~GW前後まで・・・少し軟調。日足④波
〇GW後~6月中旬・・・・・・・日足⑤波上昇。
ということになろうか。
③ー3波、③ー4波とスピード進行した。残ったのは③ー5波ということになる。(まだ③ー4波は実際には終わっていないが)。
植田和男新総裁1回目の会合1週間ほど前からはあいつらに脅されることは目に見えている。なら、今週から10日間ほどが最後の上昇のチャンスであることになろう。
ところで、今週はミニSQ週でもある。上下どちらかに振れることが多い。
振れるとしたら、どっちか?
目が離せない1週間となるだろう。もちろん筆者は上に大きく羽ばたいてくれるものと信じているし、そのシナリオに基づいてトレードするだろう。水曜日ナイトがまた楽しみである。
以上。
(注1)
そこに書いてある「下げた後の調整で、レンジになるのは基本」という一文が、このひらめきにつながったのである。
確かにこのことは筆者にとっては既知の知識である。しかし、筆者の思考回路のクセのようなものなのだろう、あるいは重箱の隅をつついたような分析をしていると自分では思っていても実際にはある片隅だけはつついていなかったのだろう。
この方には以前にも助けられた。言葉少なが逆にぐさっとくる時があるんだよな。筆者のような饒舌にすぎる人間には特に。重ね重ね恩にきる。
(注2)
たとえば、トライアングルではなく、27430円を底にして、27675円→27450円と続くジグザグ波動と捉えたらどうだろうか。
その拡大目標値を⑧としてとりあげておいたが、もしN値で終われば27695円ということになり、⑩には届かない。届いたとしても、この⑩では相当な売り圧力にさらされることは明白だ。何しろ戻り高値なのだからね。
従って、金曜日に続き、月曜日も⑩突破できるかできないかが争点になるのである。
そして次の難関が⑨ということ。いくつかの指標が重なっている。真の意味でここを突破できたなら相場はひと皮むける。大人になったと言えよう。
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