先週はいつもながらタナボタ的な勝利であったが、それでも筆者のルーティンを忠実に実行できたことが大きい。
筆者のスランプ脱出法と【日経225MINI先物、今週(10/24~)の展望】
この記事の中で触れているのは主にテクニカル分析についてだけであるが、本来は自分自身についてもその逆張りをやることが、危機脱出の方策であると信じている。
まさしく水曜日の朝などは、前の週からわけのわからぬ動きに翻弄され、波動の動きが読めず、にっちもさっちもどうしようもない陰の極地とも言うべき感情に悩まされていた。
「上がるような気はするが、自信が持てない」ため、ともすればウリに気持ちが傾いてしまっていたのである。
そこで、打った手が無理にでも「買う」一手。ウリの影に怯える自身を否定するためによくやる作戦である。高値掴みを承知の介で買ってみたのであるが、相場もそんな自分に合わせてくれるように上昇、爆益に結びついた。以来すべてが好転したのである。
スランプの時、自信喪失気味の時はぜひとも試されたらいいと思う。
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さて、そんなこんなで、ノリに乗ってる筆者の週間予想と参ろう。先週はさぼったので今回はびっちりと。
何と言っても、先週の爆益の立役者でもあるこの足の分析からスタートするのが筋というものだろう。
【4時間足】
高値掴みの瞬間もあったが、意に介さず、チャンスと見れば徹底的に攻めまくるのが筆者流である。
それはともかく、この5波の拡張がどこまで伸びてくれるかはわからない。が、手立てはある。
この緑色5波は青色3波の内部波動である。青色3波の目標値は28440円であることから、この緑色5波が28440円前後まで延びることは確定的だ。それがフラクタルというものなのだから。
金曜ナイトセッション終値からはあと200円である。
下位足で内部波動を勘定してみると、5-3波の最中であることがわかるため、いったんここから下がったとしても(5ー4波)、すぐ反転上昇に転じる(5-5波)ことは目に見えているし、その上昇が28230円を突破するであろうことも大いに期待できるだろう。
なので、月曜日、遅くとも火曜日には28440円前後には到達するものと考える。
そして、その後は青色波動にとっては4波であり、緑色波動にとってはABC調整波動になる。つまり、ちょっとした下落を心配せねばならないだろう。
だが、その4波(またはABC波)は、エリオット波動原理での推進波の3つある基本原則のひとつ「1波と4波は重ならない」ことから、27370円を下回らないはずである。
※筆者が27400円以下には戻らないと考えて、積極的に買い攻勢に転じられた根拠でもある。
また、この4波の大きさであるが、オルタネーションの法則から値幅調整になる確率が高い。青色2波動目は時間調整だったからね。
だとしたら、木曜日の上ヒゲ陰線が臭う。とっても目立っているだろう? そのはずだ。安値の27620円は、もし3波高値が28440円だとして計算すると、50%押しチョイの数字に当たるからだ(下記注参照)。
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以上から導き出される今週の戦術は、おそらく次のようなものになるだろう。
まず月曜日は28440円前後までの上昇を期待しての「押し目買い」だ。
そして28400円前後まで上値があって、そこから反転下落しそうなら、ヘッジのショートを入れる。27620円前後まで下落するかも、というのであれば十分な利益にもなる。1枚でも仕掛けてみる価値はあるはずだ。
ただし、底からの反転上昇のスピードも速いと考えられるので、ヘッジ目的以外(利益優先の)場合には利確も的確に処理しなければ、あっという間もなく戻されるかもしれないから注意を。
もちろん、この4波の底と思しきところでは、また積極的にロングで立ち向かうことを忘れてはならない。
青色5波が残っている。それは赤色3波の最後の上昇波動なのである。これもまた大きいことこの上なし。
赤色3波の第1目標値はすでに達成しているので、次の目標値は2.618倍の28885円ということになる。これは青色波動の5波動目で達成されるべき数字かもしれないが、今のこの位置、相場の勢いからして、3波動目での達成も決して不可能な数字ではない事を付け加えておこう。(すぐそこじゃん!)
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やっつけ仕事になるかもしれないが、もっと長期的な分析もしておこう。
【週足】
これは以前から話しているように、週足3波だと信じている(確定はしていない)。目標値はN値で終わったとしても29350円だし、推進3波にふさわしい伸び方をしてくれるのなら、31300円までは上昇するだろう。
【日足】
どうやら筆者は逆張り大好きトレーダーに格好の材料を与えてしまったようである。
「3波の目標値が28440円だって!やっぱりな。前の高値28475円に到達したら売ろうと思っていたんだよ。ライントレードの基本中の基本だよ」
そこにあいつらが手もみしながら近づいてくるだろう。
『さすがです!さすがにラインをわかっていらっしゃる。去年も一昨年もレンジ上限で頭打ちですからね、日経は。トレンドはいつまでも続くもんじゃない。ここらでいったん休憩しなきゃ。さ、ご褒美です。好きなだけ持ってっていいですよ』
見れば目が潰れるのではないかというほど輝かしい金貨がざっくざく。相場をここまで押し上げていた張本人のあいつらは、買い玉の一部を利益確定させて後押しもしてくれるだろう。
・・・だが、ひと晩もすればどうだろう。あれほど輝いていたはずの金貨は、アルミニウム製の小さな硬貨に変わってしまっているではないか。そんなはずじゃ・・・。
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筆者が28440円前後でショートを入れるのはヘッジのためであって、それ自体の玉で儲けようなどとは微塵も思っていない。下に確保している買い玉の含み益を守れればいいのである。5円でも利益が出ればそれでいい。
つまり逆張りのウリとは異質のものである。一時の利益に喜んではならない。大きなトレンドに逆らう逆張りの玉はしょせん利が薄いものと心得よ、だ。
【限月足】
チャートはあれからどうなっただろうか。あれから僕たちは何かを信じてこれたかな。
終値が上がったので、去年の12月限、9月限にローソク足の形状が似てきた。
去年の3月限の高値29370円に迫っていることに間違いない。当限月の最安値が26195円で確定し、これに平均値幅の3000円強をプラスすれば、長らく続いたこの親波の支配からも卒業だ。もう窓ガラスを割る必要はない。
たとえそこまでいかなくても、このローソク足の上下にはヒゲがつくはず、という法則めいたものによれば、必ずや28640円は突破するにちがいないのだ。
【イベントスケジュール分析】
4/27(木)、28(金)、米、欧、日の中央銀行会議が次々に開催される。時間的には米、日、欧だ。それぞれの政策金利の発表である。金利の数字自体はそれまでに大方の予想はできるのだろうが、問題はその後のコメントであろう。タカ派かハト派か。
しかし、注目は何と言っても日銀だ。植田和男新総裁第1回目の会合である。
中身を云々することは筆者には不可能であるが、あいつらの態度はだいたい想像がつく。
揺さぶってくる。
おそらく1週間ほど前から、その話題で世間はかまびすしくなってくる。イールドカーブがどうの、インフレ退治がどうの・・・。また先日来の銀行危機問題も蒸し返されるだろうし・・・。
で、われわれはそれに踊らされて、株価は下げられるだろう。
で、いつものようにエリオット波動原理的に大体の線で予想してみよう。
〇今週~4/20すぎまで・・上昇。日足③ー3波~浅い押し③ー4波~③ー5波再上昇
〇4/20すぎ~GW前後まで・・・少し軟調。日足④波
〇GW後~6月中旬・・・・・・・日足⑤波上昇。
こんなところだろうか。
2週前とはカウントが違っているが、それは先週の凄まじい上昇のせいで、カウントが進んだためである。喜ばしいことである。あとはどこまで上昇してくれるかだけ。
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では、ここからは明日月曜日の予想&作戦会議だ。
しかし、これは先ほど書いたようにざっくりしたものではない。もう少し繊細さが要求されるだろう。
焦点は、ナイト終値からの動きにどう対処するのかである。
終値はちょうど⑨番ネックゾーンの上辺まで達してしまったと言えるだろう。もしこの値動きが日中に行われておれば、この辺りで一部利確することに躊躇はない。むろん夜中でも、⑨番、⑩番の上辺ちょい手前での指値決済は上手くいった。
しかしまだ発展途上だ。なにしろ過熱感がない。天井ではミーちゃん、ハーちゃん、あんたもあたしも、みんなもシャチョーさんもダンシングオールナイトになるはずだ。
あいつらはそう大幅に上げない、また大きく下げることもない。
筆者には、われわれのウリを上手に誘う一方で簡単にロスカットさせないような動きに見えるし、われわれのカイには「それほど上がりませんよ」と大きな儲けをあきらめさせようとしているのではないかと映る。
こういうジリ高のような相場には、徹底的についていくべきなのである。
だから、月曜日も上がるという姿勢で仕掛け処を探す。
さあ、ここからの上昇をどう料理すべきだろう。
〈重要ライン〉
①28885・・・赤色3波目標値
②28730・・・前限月高値
③28640・・・限月足始値
④28475・・・前回高値
⑤28440・・・青色3波目標値
⑥28435・・・4時間足5ー3波目標値
⑦28285~28200・・・日中マド3
※28230・・・ナイトセッション終値
⑧28225・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑨28225~27700・・・日足大天ネックゾーン
⑩28195~27900・・・4時間足天ネックゾーン
⑪28155・・・1時間足押し安値
⑫28130・・・ナイトセッション・バリューハーフ&前日日中マド埋め水準
⑬28035・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑭27995・・・ナイトセッション安値
⑮27935~27875・・・(新)日中マド2
⑯27780・・・5日線
⑰26355~26280・・・日中マド1
<詳細>
まず、ダウ理論的には⑪番割れたら注意なのは当然だ。
しかし、⑫番が控える。これは強力だ。⑪を割れてもヒゲだけで済ませてくれるなら、断固押し目買い。ここでの買い玉は早晩28440円を目標に進んでくれるに違いない。逆に28100円割れでいったん撤退でいいだろう。
問題は⑨、⑩のネックゾーン上辺をどう扱うかだ(下に⑩のネックゾーンを示しておいた)。しばらくもみ合いが続くかもしれない。なにしろ売り方さんの最後の砦なのだから強靭な抵抗があるだろう。
デイトレ専門の方は途中で降りなければならないかもしれないが、スイングなら大丈夫。各上辺直下でのもち合いの下辺では買い増しもOKだと思う。
そして、もっと問題なのは、このまま上昇して始まってしまうことだ。マドを開けての寄り付きの場合は面倒である。
そのマドの大きさにもよるが、取り付く島がないかもしれない。上がってしまえば下落を待たざるを得ないだろう。しばらく(少なくとも10時頃までは)休憩しておこう。
また、上記で28440円ではショート!と書いたが、事はそう単純ではない。上記は一般論である。単なる目安である。
28440円で止まる保証はないのだ。こんなにも過熱感に乏しいのだ。①②③あたりが青色3波の天井ではないかという気もしてきている。
むやみなショートは控えるべきで、どこまでもついていく覚悟で臨むべき。上昇トレンドにおいてはウリはいつでもできる。慌てることはない。
慌てるべきは「カイ」の方である。『買いは早かれ、売りは遅かれ』と言うじゃないか。
<ポジション>
買い4(26350、26620、27295、27635)。金曜日中の28030、28000、ナイトでの27080玉などとともに、1枚減らしている。月曜はまた増やすつもり。
以上。
(注)このことを逆説的に活用すると、3波の高値はやはり28440円前後ということになってくる。28620円が50%押しになるなら、全体の長さは?・・・、ということだ。世の中はそういう風にできている。
この伝でいうと、こんな計算も成り立つ。3波天井からの押しが70%の深押しであったならどうだろう。その深押し地点が27620円であったなら、と考えるわけである。
3波値幅をaとすれば、
a×(1-0.7)+26845=27620円で、a=2585円で、2585円+26845=29430円が出てくる。これが青色3波天井だ。ばかばかしいだろう。
(4H足ネックゾーン)
ネックゾーンの定義は人によってさまざまであるが、今回は前の上昇波動の天井手前での売り方のレジスタンスが感じられるゾーンを黄色で塗ってみた。天井手前最後の抵抗の形跡である。
天井前の最後の高値から下落して、反発される直前の安値のゾーンだ。ナイトではここを一気に駆けあがってきたが、ここでモミモミになる可能性も大。
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