またまた大きな失敗をしでかした金曜日であった。
筆者金儲けにおける最大の武器、エリオット波動を読み間違えていたのである。それもたぶん基礎中の基礎=3波の存在を軽視していたことになろうとは。
だが、実害はなかった。ショート仕掛けの余地が自分では見つけられなかったからである。以下で筆者心理をなるべく忠実に描こう。
『C波下落を獲ってやる!』と鼻息は荒かったが、相場は朝から下落。『あ~あ、売り時を逃したかも』。
でも、「日銀会合結果までは手を出すべからず」だったので仕方ない。『このまま下落したら、発表後は上がってしまう』とも。
10時半ちょい。下落後もち合いを続けていた相場が急落。『なんだ?今回はえらく早いじゃねーか。早すぎないか?』。
なんとか調べていたら、日銀発表ではなく、日経記事が原因だったらしいことがわかった。『おいおい、要らんことしてくれるなよ』しかも『大した内容じゃないやん』。
その後、相場は28600円に急回復。長い下ヒゲをつける。日経記事に恣意的なものを感じた。『なんで今なん? この程度の内容なら昨日でも、寄り前でも出せるやろ?』
これで一気に計画が狂っちまった。
肝心の日銀はちっとも発表しない。相場は往ったり来たりの繰り返し。迷い道くねくね。そして後場1時を回ってから。
すっかり調子を狂わされていた筆者は急騰についていけない。値上がりを目で追いかけていたばかり。『28800円を越えるまでは大丈夫』とその時点でもウリ目線を維持してもいた。
で、結局28800円を越えて敗北感。やはりダイコン役者だ。カイをする気にもなれなかった。飛び乗っちゃえばよかったのに、カラダがついていけないのだ。やはり波動を確認してからでないと動けないカラダになっていた。ハドウ中毒にされていたのである。
あの修正波のB波は生き延びた。もしかしたら愛人お良を連れて亜米利加に渡り次期大統領にでもなったかもしれない。「日本のようなせせこましい風土は合わないぜよ」と。ほら、大陸に渡ってチンギスハンとして世界制覇を果たした義経伝説を彷彿とさせるね。
そんなこんなを想像しながらの波動読解作業に集中。そして、『あっ!わかった!』と気づいたのだが、昼寝することにした。ふて寝だ。あまりにも情けなかったからである。
確かに実害はなかった。けど、大儲けのチャンスも逃した。前日から計算すれば・・・
そして、ナイトはある決心を以って参入。28755円で指値買い。寄付き直後につけたその時点での高値28920円からの38.2%押しを狙った。1時間も立たぬうちに約定していた。『もう下がることはないだろう』、『アメリカがダメでも上がるだろう』と自信に満ち溢れていた。
・・・・・・
さて、筆者はどこでマチガイを起こしたのだろうか。そして、起死回生の一手をなぜ繰り出せたのだろうか。それは以下の週間予想の中で徐々に解明していくことになるだろう。飽きが来ないように頑張る。
【週足】
絶賛3波邁進中。AB=CDであるN値29350円はすぐにでも捉えられる位置まで上昇してきた。上手くいけばGW中にでも突破できそうだ。そして、3波目標値の31300円。この数値の達成は、N値29350円での攻防戦がどれくらい時間がかかるかにかかっている。
下記記事で言ったように、29350円(あるいは29370円)は当6限月最大の激戦地となるはずだ。一度は気ぃよく通過させてくれて、30000円近くまでも難なく到達させてくれるかもしれないが、その後の反撃がハンパない。何度となく押し戻されることになるような気がしている。
※限月丸ごとトレードのすすめ(日経225先物6限月で儲けるために)1⃣
その売り方との激戦にどれだけ耐え、最後に勝利をつかむか。つまり、次のSQ日までのここ1ヶ月以内でケリをつけられるかどうかの問題だ。ケリをつけてからは早いが、中間値30300円前後までで時間切れかもしれない。
【日足】
筆者はこの日足を軽視していた。4時間足で十分!と時間足ばかりに目がいっていたことになる。これが間違いのもととなった。
赤線の如く、現在が日足3波の真っ最中であることに異論を差し挟むやつはいないだろう。これはいい。問題は水色線だ。エンディング・ダイアゴナルで間違いなく5波は終了している(あくまで結果『下記※注』)。なので、その推測に基づいて水曜日朝記事からは調整波だとして予想を立てたのである。
そう、調整波。水色5波終了アトのABC波だね。それ自体はマチガイではない。間違ったのは、赤色3波がその5波動で同時に終わったと決めつけたことである。赤色波動は3波の後の4波だと規定したのだ。
これが金曜日28800円突破されてからの分析で気がついたことである。
もし赤色3波が終了だったとしたら、その3波は短かすぎるし、1波より短いことになる。別に3波が一番長くなくともいいのだが、この始まったばかりの3波にしてはちんちくりんだ。大相場を考えている筆者としては、やはり3波は大きくなくては、またエクステンションするなら3波の時が多いのだから、ということにも気がついた。
それが青色波動である。水色5波動は青色1波の副次波にすぎない。そして金曜日日中の下落が青色2波、28800円突破で青色3波が確定した。
青色1波は見込み波だ。赤色3波は確実にエクステンションしてくる!
そう、赤色波動は③ー3波ということになる!ということは日足は③ー3波なのだ。
この事実に気がついて筆者は喜びにあふれた。『もう臆することはない。相場は当分上がり続ける』。ナイトでの自信の一手の意味がおわかりだろう。
では、計算に移ろう。
赤色3波の目標値は週足と同じ。では青色3波は
27430円→28800円→28240円ときたら、N値=29610円。1.618倍値は30455円となる。目先は29610円を目指すだろう。
次に示すチャートは直近のセッション足チャートである。おそらくここ1ヶ月は、赤丸で囲った部分のような、楽しく愉快な上昇を日足や週足でイメージしてトレードできそうだ。
今、われわれの目の前では壮大なロマン、それはバブルと呼ばれるものかもしれないが、われわれの想像をはるかに超えた壮大な大相場が展開されようとしている。
もう本当に、真の意味でレンジ脳から脱却しなければ、これからの上昇相場の大半を獲り逃がすことになるだろう。以前から声高に叫んでいる筆者でもそうだ。今回の失敗のように過少に見積もるクセがついてしまっている。
「克服すべきはわが内なるレンジ根性」なのである。
※エンディング・ダイアゴナルを発見したのは4時間足の功績に由るところが大きい。日足だけでは、筆者が先週初において「フラット修正波」としたように、単なるもち合い相場としか認識できなかったであろう。日足でのヨコヨコ相場の時は、その下位足である4時間足や1時間足に分解して分析すると違った風景が見えてくる。修正波中だとしても、どんな形の修正波(トライアングル、フラット、ジグザグ)だとかが推測できるようになる。やはりマルチタイムフレーム分析は重要だ。
【イベントスケジュール分析】
上記の3波進行中とのエリオット波動原理でのカウントとすり合わせて考えれば、先々週の(先週は休筆)分析から少し変更になる。波動カウントは大修正だが。
〇今週~6月頭・・・日足(赤色)③ー3波継続上昇。
〇6月頭~中旬・・・同③ー4波調整
〇6月中旬~7月下旬・・・・同③ー5波上昇
上で書いているように、日足③ー3波は当分続くと見る。それは今週のFOMCイベントでも邪魔されることはない。あるとすれば、5/1、2で上昇が続き、FOMCで下落するかもしれないケースだ。
その後の軟調さは残りのGW中も引きずることになるかもしれない。しかし、赤色波動の3波自体が終わるわけではない。下落したとしても一刻の事、デイトレレベルとして処理すべきだ。
逆に先週後半の上昇の反動で5/1、2は下落(というか停滞、休憩程度)した場合には、FOMCが助け舟を出してくれるだろう。以降、今週後半、GW中は再度上昇活動を始めそうだ。
この先週金曜日からの上昇は、6月中旬の米欧日の中央銀行会議前までは続くと思われるが、日本はちょうど6/9にメジャーSQ日になる。水曜日が陰の極になることが多いので、その週の初めからは軟調になるのではなかろうか。そして、その軟調相場は翌週の日銀会合まで続くだろうか。ちょうどアメリカのメジャーSQ日でもある。
ということは、その翌週からはまた上昇相場再開だね。おめでとう。
・・・・・・
さあ、ここからは上記のような相場を夢物語に終わらせぬように、明日の作戦会議といこう。
上でちょっと触れたが、月曜日の値動きはやはり正逆2種類ある。しかし、大きな流れは「上」なのだから、下がった処は絶好の買いポイントだと捉えなければいけない。腕に自信があれば結構だが、筆者のようなダイコン役者は小さな押し目を獲りに行こうとしないことだ。
下に4時間足チャートを載せたが、上の日足に対応させているだけである。
今後は、この赤青緑の3波動の進行具合を確認しつつのトレード戦略を組み立てることになる。以後、お見知りおきを。
(緑色波動は青色3波の副次波ということを示す。まだ1波途中だろう。ということは青色波動はまだ③ー1波だ。若いね~。)
〈重要ライン〉
①29700・・・日足次の戻り高値
②29610・・・4時間足青色3波N値
③29440・・・1時間足3波目標値
④29350・・・週足3波N値
⑤29320・・・4時間足緑3波目標値
⑥29190・・・Gファン抵抗ライン
⑦29145・・・4時間足上昇期待値
⑧28950・・・4時間足上昇可能値
⑨29090・・・ナイト高値
⑩29065・・・ナイトセッション・バリュー上限値&ナイトセッション終値
⑪28955・・・(仮)ナイト上昇の38.2%押し
⑫28890・・・(仮)28240円~の上昇の23.6%押し
⑬28885・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑭28875・・・前日日中マド埋めライン
⑮28870・・・(仮)ナイト上昇の61.8%押し
⑯28765・・・ナイトセッション・バリュー下限値&(仮)28240円~の上昇の38.2%押し
⑰28665・・・5日線処
⑱28480~28465・・・(新)日中マド4
⑲28240・・・直近安値
㊵28235~28215・・・日中マド3
㊶27840~27745・・・日中マド2
㊷26355~26280・・・日中マド1
<詳細>
まず寄付きから高値更新しないという条件で、⑪まで下落したら買う。ここが突破されたら、⑫~⑮でも買う。しかし、さすがに⑯まで割れてしまったら、(上昇トレンドではありえないので)撤退する。
利確はなんとか⑦までは上がってくれないかな。1枚を残して利確する。
月曜日はこれだけだ。あまり言うことはない。
・・・そういえばもうひとつ、気づいたことがあった。筆者がフィボナッチ数列と同じくらい重要視している「A・H・O数列」に関してである。
3,6,9,12,13,15,18,21,23,24,27,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,42、43,45・・・
この数列は世界のナベアツ氏が20年も前に提唱された数列だ。
それまでまばらな出方だった数字が、なんと30番以上は連続しているではないか!この事実に今さらながら気づいた筆者は、ついにAHA体験をするに至った!
一度トレンドづいたら、そのトレンドは容易に崩れない。だからどこまでもついていこう。最後までAHOになって踊るべきなのだ。ダウ理論も同じことを言ってるではないか。
・・・・・・
ということで、上で「ある覚悟を以って」と書いた。今週からのトレードはかなり積極的なものになるだろう。その覚悟とは、
◎相場の急変があった時以外、損切りはしないということである。6月はまた従来の手法に戻すが、5月はこのトレード方針を貫くつもりである。
◎そして、押し目買いも浅い処から攻める。ほぼ38.2%押しを1発目の基準として買う。ここを突破されたら、損切りせず、50%押しや61.8%押し水準を拾う。買い下がり作戦だ。ナンピンと呼んでもらってもいい。
◎1度買った玉はなるべくホールドする。5月終わり頃までギリギリ粘るつもり。
<ポジション>
買い3(26350、26620、28755)と1枚増やす。
※今後は1枚づつでも増やす方向でトレードする。
以上。
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