ネックゾーンを利用した実戦売買法<日経225MINI先物・5/8月曜日の予想と作戦会議20230508>

日曜日, 5月 07, 2023

手法

t f B! P L

今回は、いつもの独善的な予想、作戦会議に陥るのではなく、真っ当なライントレーダーらしい、論理的遂行を重ねた上での予想に挑戦してみたい。「やればできるじゃないか」と自分で自分を褒めてあげたいのだ。

それには「ネックゾーン」を活用した戦術を試みるのが適当な感じがした。

1時間足を利用する。スイングトレードでは、4時間足や日足のネックゾーンを見つけて、それを利用するのであるが、デイトレードではこの1時間足が適当ではないかと思われる。

今回後付け解釈に都合のいい事例が現れたので、ちょっと解説を試みたい。

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まず、ネックゾーンと言うのを簡単に説明しておくと、今の波動を支配する親波の中に見出される、反主流派(あるいは弱者)勢力のレジスタンスのことである。そのゾーンは相場の転換点が近いことをあらわしており、ゾーンの放れをもって仕掛けのサインとみなすものである。

今回の場合では、親波は下落トレンドになっているので、弱者勢力は上昇のレジスタンスとなる。それが底近辺では薄ピンク色枠であらわされている。「底ネックゾーン」という。

今回はここしかないというほどのキレキレの効果を発揮してくれた。


図中、青矢印の陽線がそのネックゾーンを突破した。買い転換である。筆者が血気にはやる青年なら、突破の瞬間を待ち構えて買いボタンを押したであろう。

しかし、筆者はもう若くはない。押し目を狙うことになる。5時間後のゾーン上辺タッチの赤色矢印の陰線とゾーン内から抜け出した次の陽線が絶好の買いポイントであろうか。

しかし、この日もいつものようにチャートに張りついてはおれない境遇であったし、大引け近くの出来事であったのでスルーするしかなかったように思う。買ったのはナイトが始まってからの最初の陰線中であったようだ(あまり覚えていない)。

このようにチャートを後から見れば、いかにこのネックゾーンを利用した戦術が有効であったのかがわかるだろう。

では、これからはどうだ? 有効的とは未来にも役立つということだ。検証してみよう。いよいよ明日月曜日の予想に移る。

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今度は上部にある、薄紫色のネックゾーンを見よう。これは反主流派が、トレンドの初期に抵抗したことをあらわしている。「天ネックゾーン」という。これは相場が転換して上昇相場になった時には、抵抗帯になると言われている。

そりゃそうだろう。今回の場合で言うと、カイ勢力の最初の抵抗をウリ勢力が難なく追い払った価格帯である。ウリ勢力の中でも一番鼻息が荒い連中が鎮座していると予想できる。いま、買い勢力が鼻歌を歌いながら暢気に上昇してきたのである。「オラ、オラ」と追い払われるのは想像に難くない。

というわけで、ゾーン内に一度入り込んだものの終値では少し追い出された。ここから下落するしかないのか?

ここからカイ勢力が息を吹き返すパターンをいくつか挙げてみよう。

A)再度ネックゾーン内に戻ってからひと揉み、ふた揉み、ウリ勢力とあーでもない、こーでもないとやった後に、ゾーン上辺(29210円)を突破する。

B)このままウリ勢力の気迫に押されて少し後退するも、それほど大きく下落することはなく、W底や三尊などのチャートパターンを作ってから再度ネックゾーン内に突入していく。

この2パターンしかない。もし、大きく後退するようなことがあれば(Cパターン)、前記事で書いたように、フラットやトライアングル修正波になって、時間もかかるし価格も崩れることになるだろう。(と言っても、また浮上してくるからね。大きな下落トレンドにはならないよ)。

では、A、B、Cそれぞれの場合について作戦らしきものを語ってみよう。


〈重要ライン〉

①31300・・・週足3波目標値

②30455・・・青色3波目標値

③29700・・・日足次の戻り高値

④29685・・・4時間足緑色3波N値

⑤29610・・・4時間足青色3波N値

⑥29575・・・本日上昇期待値

⑦29390・・・Gファン抵抗ライン

⑧29360・・・直近高値

⑨29135・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑩29085~29210・・・1時間足天ネックゾーン

⑪29080・・・(改)日中マド5上辺

※29070・・・ナイトセッション終値

⑫29055・・・(仮)ナイト上昇の23.6%押し

⑬28995・・・(仮)ナイト上昇の38.2%押し&1時間足押し安値

⑭28925・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑮28915・・・5日線処

⑯28900・・・(仮)ナイト上昇の61.8%押し

⑰28880・・・(改)日中マド5下辺

⑱28770・・・前日日中マド埋めライン

⑲28725・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑳28700~28605・・・1時間足底ネックゾーン

㊻28480~28465・・・日中マド4

㊼28240・・・直近安値

㊽28235~28215・・・日中マド3

㊾27840~27745・・・日中マド2

㊿26355~26280・・・日中マド1


<詳細>

(A)の場合は簡単である。揉み合いが起こったら、その下辺(29085)近くで買い玉を建てればいい。いずれ上辺を突破していくだろう。突破を確認後買い増しもOKだ。

(B)の場合は、少し時間を要す。月曜日日中だけでは足らないかもしれない。チャートやローソク足パターンが形成されるのを待つか、下がらないのを確認後積極的に買いに出るかである。時間がかかった分、ネックゾーンに入り込んでしまえば突破までに要する時間は短い。モミモミはそう感じないかもだ。

しかし、それよりも問題は「小さな後退」とはどれくらいなのか?であろう。どれくらいの後退ならウリのヤカラ連中の圧力に屈せず五分に渡り合っていると言えるのかである。

ここでもまたネックゾーンの出番である。緑色矢印部分を見てもらいたい。

この部分はナイトでの上昇トレンドの弱者の立場である売り勢力がカイ勢力に対して宣戦布告したゾーンであるとも言える。もしこのままウリ勢力が勝って相場が下落トレンドに反転した場合は、そのゾーンが「天ネックゾーン」と呼ばれることになるだろう。

その下辺28995円はそれほど重要な価格なのである。そして、それは⑬番にも該当する。

すなわち、上で言う「小さな後退」とは⑬までである。これ以上の後退は(C)パターンになるだろう。

・・・・・・

もうおわかりだろう。月曜日の作戦が。

寄りから上がるのであれば、揉み合いを待ってネックゾーン下辺辺りでロング。⑨を突破しても29200円前後では頭打ちになるかもしれないので利入れはしてもいい。余裕があれば28210円突破を目指す。

先に下落の場合は、29000円前後で止まるかどうかを熟視していくことになる。⑭をも完全に割ってしまうようでは後はない。特に後場すぐになっても上がってこれないようでは先が思いやられる。買い玉はいったん始末するべきか。再度28600円があっても驚きはないかな。

それでも28800円では止まりそうではあるけどな。←はっきりしないやつ


<ポジション>

買い6(26350、26620、28640、28735、28755、28940)連休中に単価を下げる方向で出し入れし、結果3枚増やした。

※利入れ目標を29600円前後に置いているので、29000円前後で買えればまた増やすつもり。ただ、本日大きめの押し目をつけそうな気配なら1枚は+5円で軽くしておくかな。その分また下で仕込む。


以上、天井騒ぎの【今日の不遜】でした。ご清聴ありがとうございました


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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