【GOサインはいつか?】今週(6/19~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20230619

日曜日, 6月 18, 2023

日経225MINI先物

t f B! P L

恐ろしい相場だ。いや、相場とはそもそもが恐ろしいものなのか。

決め打ち打法の弱点がモロに出ると思われたが、今回は「上」への備えもできていたので助かった。その代わり、あれだけ上昇したというのに、儲けは全然ない。仕方なかろう、予想が外れた時は儲けゼロが当然の報い。むしろ赤字を出さなかったことを喜ぶべしだ。

細かいことは省略し、大まかに金曜日のトレードを振り返っておこう。

まず、午前中の下落には33270円ウリ→33200円決済で間便にすませた。日銀前には終えておきたかったからだ。通常日ならもっとグリップを強く握る。

その日銀発表はやられた感。発表直後はバリュー上限までしか上昇しなかったものだから、33450円で再度ウリ仕掛け。しかし、後場から走られて▲90円計上。

そして2時すぎにはたまらず33500円でカイに手を染める。もち合い抜け直前のいかにも上がりそうな気配だった。同時に少し赤を出したが、ホールド売り玉1枚をいったん手放した。

でも、きょうが最後の上昇と信じる筆者は、3時の15分足十字線ですぐ決済33660円。『ナイトは下がるかも』。

で、そのナイト。5時すぎまで緊張してチャートを眺めて、日中バリュー上限33680円を超えても来たので『やっぱり手当てしとくか』で33710円カイ。続いて33750円。

33800円を超えてきたところでこの買い玉の安全を確認。あとはチャート分析に時間をかけた。どこまで上がるのかな?その分析は次のようなものだった。

『ニューヨークまでは上がり続けるだろう。たぶん予定にあった33925円まで。それ以上はダウ次第。元気なら34180円まではあるかもしれない。来週も上がれば1000円は持っていかれる。それで終わりにしよう』

そこで筆者は2枚追加したカイの含み益を犠牲にして、売り玉を建てることにした。時間は9時を過ぎていた。時間的にもいい頃合いだ。33950円の高値を付けた後だった。33910円ショート!

『300円以上更に上昇したらもう1枚ショート!』。そして来週以降の話だが、35000円手前で最後のウリ仕掛けまで作戦を立てていた。もう後戻りできないのだ。

そんな覚悟をよそに、高値もみ合いの後、ニューヨークが始まったと同時に相場は急落。カイを1枚即決済。33820円。

アルコールが入っていたにもかかわらず、よく気づいたものだ。その後はもち合いに入ったので、もう1枚をプラス5円の逆指し設定してからバタンキュー。『800円前後でおわるのでは』と。

最終的には買い玉はなくなっていたが、以前と違うのは、苦し紛れの反対売買(今回の場合はカイ)をしなくなったということだ。あくまでヘッジとしてのカイ、カウンター攻撃的カイであり、売り玉と違っていつでも犠牲にできる買い玉なのである。

本流がウリであることに変わりはないので、カイで儲けようとはしない。利益を出したのはたまたまである。それより、引値が33700円であったと知って、売り玉が生きていた方がよほどうれしいことなのである。

・・・・・・

さあ、ホントにどこまで上がるのだろうか?もう一度初心に戻って分析を再開してみることにする。


【週足】

3波真っ最中である。

現物指標では、その3波の目標値は1波の1倍値(N値)が39118円。1波の1.618倍目標値が48040円まで計測している。

ところで、以前おススメしておいた楽天証券やSBI証券が設計しているレバレッジ投信を覚えておられるだろうか? TOPIXの4.3倍の値動きを狙うブル投信だ。

楽天証券のものでいうと、ここ1年のリターン率が50%を超えている。上の週足目標値を見ても、今からでも決して遅くはない。少しづつでもこつこつ積み立ててはいかがだろうか。思わぬ利益が得られるに相違ないだろう。

筆者は約1年前から、ほぼ天底で一部売ったり、また買ったりを繰り返している。金曜日時点での評価損益率は150%以上だ。期限のある先物取引という切った張ったの博徒生活を送る一方で、お堅い長期積立貯金もしているのである。少なくとも日経が39000円以上になるまではその貯金を全解約するつもりはない。


【日足】

この日足でのエリオット波動カウントを大幅改訂することにしたい。以下のチャートに書いたラインを見ていただきたい。


年初から始まった日足上昇トレンド(黒色波動)は3波動目であることに変わりないが、その3波の副次波であるとした赤色波動はすでに5波目に移行していたという点が変更点である。

先週までは、3波でその副次波が5波目、それがエクステンションしていると考えていたが、今週は5波動目としてスッキリさせた。(もう終わりたいという願いもこもっている)。

この赤色波動の5波動目=黒色波動の3波動目がいつまで、どこまで続くのかというのが今週の争点であろう。筆者も知りたいところである。少しづつ解明を試みたいと思ったが、その糸口がわからない。5波は難しいのだ。

日足では何ともならないので、一応、黒色波動3波の目標値34310円だけあげておく。1波の1.618倍はとうに超過しているので、次の目標値倍率2.618倍の数値だ。


【4時間足】

日足ではこの上昇が続くのかどうかの問題は解決できなかった。

セッション足ではトンカチに近いローソク足が出て、一見「天井」を意識させるが、明日の日中でそれを打ち消すような陽線が出れば、日足でもりっぱな陽線、ウリ派はますます窮地に立たされる。

日足、セッション足では解決の糸口がさっぱり見えないままだ。

で、この4時間足。少しはつかめるのか?


日足赤色5波動目を分解してみた(オレンジ色ライン)。やはり5波動目である。ラストあるいはその近辺であることにまちがいはない。いい処まで追い詰めているのである。

その5波動目の解釈がいろいろあるようだ。

まず、5波動目は6/16の高値33770円ですでに終わっており、その後は拡大型の修正波ではないかというもの。それには2種類あって、茶色ラインのように動けば拡大型のフラット修正波、水色ラインのようにもう一度高値を試してくるような動きならば、拡大型のトライアングル修正波になるのではないかと推測してみた。

そして、上記トライアングルのような動きなら、修正波ではなく、推進5波動目が続いており、それはエンディング・ダイアゴナルではないかとも想像できる。この場合ももう一度高値をとってくる確率が高い。

つまり、すべて推測、しかも根拠なき邪推にすぎないとしても、どれにしても、あと1波動あるかないか、という結論にはたどり着く。

いよいよか?


【イベントスケジュール分析】

先週の週間予想記事で次のように書いた。

『また来週の月曜日はアメリカ市場が休場のため、その思惑も絡んでくる。』

そう、筆者自身はナイトセッションでの高値33960円が黒色3波の高値だと睨んでいたのだが、明日の月曜日の米国市場休場という材料で、ちょっとわからなくなってきたのも事実。

というのは、月曜日アメリカ勢がいないのをいいことに、残りの市場参加者がこそこそっと相場を荒らしにかかるからだ。上にか下にかはわからないが、鬼の居ぬ間にひと儲け企むだろう。

そして、それを見てからの火曜日、アメリカ勢が参加してどうするか、というのがラストの展開予想。上か下か問題は、火曜日まで気を抜けないやっかいな問題となるのである。

この点を考慮して、イベントスケジュール分析による今後の値動きを推理してみよう。


〇最大6/20まで・・・日足赤色5波=黒色3波最後の上昇があるかも

〇6/20前後以降・・・黒色4波突入

〇8/18前後以降・・・反転上昇するならこの日からか(日足黒色5波進行へ)


ほとんど先週から変わっていない。6/20までというのは筆者の最大限の譲歩である。それ以上4波入りを先送りされるのであれば、筆者がやっている「限月丸ごとトレード」は根本から考え直さなくっちゃならねえ。大恥だし、とにかく面倒である。もういい加減下げてくださいましな。

ここで、どうだろう。あと2日間なら、上記トライアングル説やダイアゴナル説もローソク足の本数的に勘定が合ってこないだろうか。なんとなく、そんな気がしてきたにちがいない。

そして、本当にもう一度高値をとってくるのであれば、ここでも34310円が有力筋として浮上してくる。(ただし、筆者としては、その数字を達成するかどうかにはかなり疑問に感じている、単なる直観だが)

筆者としては、これ以上の完璧予想はできない。

・・・・・・

以上の寝ぼけ言葉を枕にして、月曜日の作戦会議を開こう。もうだいたいおわかりだろう。4時間足チャートを1時間足チャートで見てみよう。


月曜日、上か下か、どちらが先になるかはわからないが、最終的には下の緑色点線くらいまでは下落してくるだろう。そして、そのまますんなりラインを割れて完全に4波調整波動になるのか、反転上昇する(水色ライン)かは火曜日以降の問題だ。

なので、月曜日は先に上昇するのであればウリに回るし、先に下落するのならば、・・・やっぱ買ってみるしかないか。


〈重要ライン〉

①34310・・・日足3波2.618倍目標値

②34180・・・本日上昇可能値2

③34050・・・本日上昇可能値1

④33950・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑤33890・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑥33790~33895・・・新1時間足天ネックゾーン

⑦33725・・・前日高値

※33700・・・ナイトセッション終値

⑧33680・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑨33640・・・金曜日日中安値からの上昇の38.2%押し

⑩33450・・・5日線処

⑪33445・・・金曜日日中安値からの上昇の61.8%押し

⑫33325・・・金曜日日中安値からの上昇の76.4%押し

⑬33260~33130・・・新1時間足底ネックゾーン

⑭33125~33085・・・(改)日中マド11

⑮33105・・・日足押し安値

⑯32905・・・スイング下落目標値1

⑰32870・・・スイング下落目標値2

⑱32590~32495・・・日中マド10

⑲31210~31140・・・日中マド9

㊻30305~30080・・・日中マド8

㊼29705~29605・・・日中マド7

㊽29405~29365・・・日中マド6

㊾28860~28710・・・日中マド5

㊿省略中・・・日中マド1~4


<詳細>

先に上昇する場合から話を進めよう。

その場合は⑥が行く手を阻む役目を果たしてくれるので、思い切ってショートだ。突破されたとしても④が強力な援軍。月曜日の手薄な買い方軍を蹴散らしてくれるだろう。そして⑪辺を目安に利食うのがいいだろうか。もちろん33300円辺りの緑色点線を目標に長持ちしてもいいだろう。

ただ、さすがに⑪を超えて、⑫あたりまで下落すれば絶対に買いが入る。押し目買い勢力は依然として衰えを知らないからだ。反転を待って買いに転じるのが良策だろう。

先に下げてくる場合も同様だ。

終値から300円も下げるのであれば絶対に買いが入る。この場合は、特に上げが強烈かもしれない。なので、反転のサインはわかりやすいだろう。(といってもローソク足やチャートパターンのサインではない。「場のムード」、「勢い」、「気配」というものだ。言葉で説明できないが、ローソク足のピコピコをよく観察してればわかるようになるだろう。)

ところで、先に上昇、先に下落をどこで判断するのだろうか。

指標となるのは⑨だ。ナイト後半は高値からここを10円だけ割るまで下落後に少し戻して終了となった。戻しは弱く、セッション足はトンカチに近いローソク足様で、どちらかと言えばウリに分があるようだ。

だから、もう一度⑨を割ればウリが勢力を増すし、割らずに反転し切ってしまえば当分は上昇するだろう。いわば⑨はBS転換ラインというわけである。⑨に注目要だ。


<ポジション>

売り5(33910、33700,33530、33340、32980) 

買い5(31400、31515、31615、31990、32105) 

※1対1のイーブンを保たざるを得ない苦しい展開。上記本文にもあるように、ウリはもう1枚用意することにしているが、34500円以上に担がれたら苦しいだろうな。まだまだ強い動きが続くなら、カイのゲリラ的ヘッジトレードで凌ぐつもりだが、さてどこまで。


以上。



まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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