前回掲載した筆者の9限月のイメージ図に買いポイント、売りポイントを加えたものを掲載した。下図だ。
当9限月は図にあるように大きく3つの波動構成で展開されるとイメージしている。その3つの波動全ての値動きを獲りにいくのを目標にするのだが、1番目の波動(SQ日〜米SQ日前後)の値動きは無視し、次の赤色4波だけを獲りに行くのもいいだろう。
1番目の波動は期間も1週間しかないうえに、昨日記事に書いたように、すでに終了してしまっているかもしれないのである。つまり、この上昇波動は元よりなかったものとして片づけてしまってもいいわけである。
その場合は、ショートをまず最初に仕掛けるしかない。当然だ。どのような修正波になるかはわからないが、下落傾向になるということは確実であろう。ウリがメインだ。
その売り玉を最後までスイングして利益を獲得するのであるが、想定通り8/18前後までの下落調整が終わるまでには、幾多の反発、リバウンドの上昇に悩まされることだろう。
しかし、その度に利確しておきたいのをぐっとガマンして底値までホールドするのが、大きな利益を獲得するコツである。
また、その道中ではデイトレやヘッジトレードで資金を増やす方法を用意している。それらの手法を活用して、何とかはやる気持ちをなだめすかしてゴールまでホールドを目指したい。
しかし、今週に上昇波動がまだ残っていると思うならば、次のような方法がやりやすい。
この図によると6/9のSQ日の後にカイ(Ⓑ)仕掛け、米国SQ日前後にウリ仕掛け(Ⓢ)となっている。これはいわゆるツナギ売買、両建て(下記注)と言われる手法である。
筆者は常々「買いたいなら、先に売れ。売りたいなら、先に買え」と言っている。
つまり、9限月のメイン波動は赤色4波のウリ波動であるから、その前に少しでも買っておけということだ。
この手法にはどんなメリットがあるだろうか。
まず、利の乗った玉を持っているという事の安心感、優越感。これは精神衛生上、非常に優れたものだ。時々訪れるであろうデイトレチャンスにも大胆に、しかも余裕をもって仕掛けられることは経験済みであろう。
しかし、もっと気楽なのはメインのショート玉を仕掛ける時の緊張感を少しでも軽減させられるということだ。
ここぞという天底ポイントで思い切って仕掛けられる。失敗したとしても、利の乗った買い玉があれば、その利益で損失を賄えることになるのだ。そして、その要領で次々と増し玉も<希望するなら>できるようになるだろう。
コツは、この場合は買い玉の利益を惜しまないことだ。やがて、想定通り相場は崩れていく。前に買った買い玉の含み益はどんどん減少することになる。
ここで慌てないこと。せっかくの含み益を失くすのはもったいないが、その分メインの売り玉の含み益が増えているのである。ゼロ近くになってからでもいいではないか?もちろん途中で買い玉にとって「絶対割ってはいけない」ラインがあるなら、それを割った段階で決済してもいい。そこら辺は自由だ。
・・・・・・という感じ。
これまた尻切れトンボで終わってしまうが、まずは仕掛けてみようではないか。売買のポイントは毎朝の予想記事から推測してもらいたい。(ほぼ)天底で仕掛けることができると思う。
この9限月は明らかに4波の調整になる。ウリ目線がメインのトレードとなるのは確定的なのである。もちろん調整なのだから、カイでも利益が生じるだろう。デイトレでウリカイ両方から儲ければよかろう。しかし、上で1枚売り玉を持っているのといないとでは気持ちの余裕が全然違うということだけはわかってもらいたい。
以上、天井騒ぎの【今日の右往左往】でした。ご清聴ありがとうございました。
(注)両建て
両建てには2種類ある。順サヤと逆サヤである。Ⓑ玉とⓈ玉の間に利益があるかないかの違いだ。両建てアレルギーの方は、この逆サヤの両建てをイメージしているから毛嫌いするのであろう。
逆サヤの玉になる時というのは、例えば先に上昇すると思って買い玉を建てたが、意に反して逆行してしまった場合に、それ以上含み損が増えないようにウリ玉で応急措置をしてしまった場合に生じる症例である。
これは確かに、負けを認めた格好になり、その後のトレードが苦しくなるばかりだ。そんな逆サヤの両建ては筆者も大反対である。含み損が小さいうちに切っておけば、そんなことにはならない。何度か(2,3回)小さな損切りを惜しまず、天底での売買にチャレンジすれば、きっと(ほぼ)天底をつかめる。そうなりゃ順サヤの両建ても可能になってくる。
更にそうなりゃ、気持ちの余裕が生まれ、次のプレーが楽しくなるばかり。その繰り返しで、利益はどんどん増えてくる。
0 件のコメント:
コメントを投稿