金曜日はリバウンドをしてくれたのだが・・・。
9時20分チョイ前に32330円でロングを仕掛けた。安値がバリュー下限値で止まり反発し出したからだ。そして9時30分チョイすぎには売り玉を1枚32510円で始末している。その前にはすでに、この15分足のチャートのような推進3波を見ていたからだった。『新1波の誕生かもしれない』。
緑色ラインのような推進波の5波動になると考えたのだ。③までは予感は的中した。1)一目雲突破、2)20MAと80MAのゴールデンクロスももうすぐ、あとは3)戻り高値の突破を待つばかりとなっていた。
だから、売り玉を手仕舞った数分後には32530円で買い増している。『あとはどこまで伸びてくれるか』。
それでも追加買いの1枚はバリュー上限値手前の32690円で利確した。相場は⓪―②チャネルも突破して推進3波の条件を整えつつあったが、一応バリューに敬意を表した。
利入れはしたが、まだまだ買う気はマンマン。3波天井から下落した後は4波の保合いだと想定し、10時40分チョイ前に32550円で再度買い増し。その時点での38.2%押しを頼りの仕掛けだった。
これも思惑通り直後から上がっていったが、5波天井から下落した後、1時直前に32625円で利確した。『これ以上は無理かな?』と急落気味を見て。残った買い玉1枚はナイトでの上昇に期待してホールド、外出することに。
それがあーも急落していたとは!おかげで、前日からの持ち玉がプラス5円で決済になっていた。
慌ててナイト寄り直前で帰宅後、寄付きが安かったので、残した1枚を損切る代わりに、売り玉を32280円で建てた。まだカイに未練があったのだ。それに、この辺の玉なら大きな損にはならない、という思惑もあった。
そして、前の安値(⓪)を更新するのを見て、推進波動の夢は破れた。『あれは5波ではなく、⓪ー②ー⑤と続く3波動の調整波だった』と納得した。
売り玉はその後の上昇で、プラス5円で切られていたが、筆者のヤル気も削がれていた。なんとか32330円玉は処分しないで済ませたが・・・。「酒や、酒、酒もってこい!」。
以上が金曜日の顛末だが、翌朝起きて見てみると何ともやるせない相場付きである。32400円を超えていったのは知っていたが、32700円近くまで上昇した後に元通りとは。今週もこんな忙しい相場が続くのだろうか?
さっそく分析を試みたい。
【セッション足】
この足でトライアングル修正波だと再確認したのが火曜日。当日と翌日は自信マンマンのトレードを行っていた筆者だったが、それが長く続かない。木曜日夜に前の安値32245円を下回り、金曜には続けて安値を更新したからだ。
この事実。
「下ヒゲだけで実体は安値更新ではないので大丈夫、トライアングルでいいよ」と、
「いやトライアングルは値幅がだんだん縮こまるのが特徴。これはフラット、C波延長型のフラット修正波だ」との2説で筆者は迷ってしまっている。
日柄的には、まだまだ調整トレンドが続くと考えているので、トライアングル説を採用したいのだが、フラット説にしても、そのアト複合修正波にしたら(Wスリーとか)、日柄問題も解決できることになる。どちらも捨てがたいのだ。
仕方ないのでこれは棚上げしておこう。いつか分かるだろう。
【4時間足】
その問題の解決にはやはり過去検証が役に立つ。しかし、そんなに遠い過去までさかのぼる必要はない。ほんの2,3週間前を思い起こせばヒントは転がっている。
青色楕円枠で囲った部分がお手本である。特に真ん中はA波の底部分であり、同じような立場である今回のC波底を占う上で重要である。
その安値は1,2,3と3つある。したがって、それに倣うならば今回も3つ数えられると容易に想像できるだろう。つまり、たぶん明日・月曜日にでも安値更新はするということだ。
他にも特徴が見て取れる。
この3つのカウントでの形状はウエッジ形状であるということだ。角度は違えども5波動で成り立っている。だから、その3つ目で下落は最後になるということでもある。つまり安値更新後は断然買っていけばOKということになる(どこまで下落が進むかは別として)。
以上のことから、今週の戦略は
「安値をつけたら(たぶん月曜日)ド転買い」だろう。
どこまで上がるって?
それはたぶん以前筆者が書いたレンジ予想の高値33600円前後までは上昇するのではないかと言う位にしておこう。トライアングル修正波ならD波の高値として。フラット修正波とするなら、その後に複合修正波ができると仮定しての、つなぎのX波高値としての数字である。
・・・・・・
ここまで書いてきて、別の想像も湧いてきた。それは上記とは違う、むしろ悲観的なものである。
例えば、このA波とC波の底で、同じように1,2,3と3つ数えられるような5波動が実際に実現したとしたらどうだろう。相場はフラクタルだ。同じように3つの安値更新が成り立ってもいいではないか?
1=A波底、2=C波底ときて、次は3=E波底と3つの安値が実現することになる。そのE波はもはやトライアングルとは言えないだろうが、もうひと波(複合修正波として)でもあれば、安値更新は確実である。たぶんその時は32000円を少し割るかもしれない。でもそれは今週ではなく、あっても来週のことであろう。
あるいは、C波延長型フラットのC波は5波動構成であるから、ここからすぐ下に行かず、4波動目のリバウンドが起こって後、5波動目が大きく下落するという動きも考えられる。月、火と33000円前後まで上げてから、水、木で急落、新安値を示現するというパターンである。
こうなるともう何が何だかわからなくなった。この問題も棚上げか?
【イベントスケジュール分析】
〇7/21OR7/28前後まで・・・・・・黒色4波調整が続く
〇7/21OR7月28日以降・・・・・・もしかして上昇が始まるかも(日足黒色5波へ)
〇8/18前後以降・・・・・・・・・・・大きく上昇するならこの日からか
前週からちょっと変えた。現在の調整波動が意外に早く終わりそうな気もしているからだ。その転換日はオールスター戦後、いや米国SQ日であろうか、と言うわけである。それが終わるまでは単純に上値を買っていけるような気がしない。
その前に今週は日本のミニSQ週である。それなりの波乱はあるだろう。上の4時間足分析から言えば、今週は上昇波乱であろうか。
・・・・・・
しかし、あまりに棚上げしすぎだ。これでは筆者らしくない。もっと紋切り型の決めつけ打法を願っている読者に失礼であろう。そこでこれから月曜日の予想・分析・作戦会議の場で問題解決の一助になるよう挽回したい。
・・・・・・
別の4時間足チャートを選ぼう。青色点線は32720円ラインである。相場には現在、この32720円以下に押し込めようという動きがあることである。6月後半のA波底の時と言い、今回のC波底と言い、一度このライン以下に落とされたら数日間は這い上がれていないのが見て取れるだろう。
32720円(ラージでは32710円)とか何か?
それは前限月(6限月)の高値である(赤い矢印)。つまり、売り方は何としても前限月の高値以下に相場を誘導したいのである。
しかし、先高観の方がいまは強いので、いずれはまた浮上する。そのためには先に3つ目の安値をつける必要があるのだ。
なので、月曜日日中はそれほど目立った動きはなくても、遅くてもナイトでは安値更新するだろう。つまり、32700円に近い処ではウリ、ということである。
日中ははっきり言ってわからない。ローソク足の勢いからはウリが強く、寄りからはもっと下げるであろうが、一定程度売られた後には金曜日のように反転するのではないだろうか。逆にそこでイッキに32200円割れまで売り込まれたら話は早いのだが・・・。
〈重要ライン〉
①33960・・・最高値
②33810・・・直近高値
③32855・・・5日線処
④32720・・・前限月高値
⑤32660・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑥32440・・・1時間足大底ネックゾーン上辺
⑦32435~32605・・・4時間足ネックゾーン
※32380・・・ナイトセッション終値
⑧32350・・・下落転換ライン
⑨32345・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑩32255・・・ナイトセッション・バリュー下限値&1時間足節ネックゾーン下辺
⑪32200・・・ナイト安値
⑫32155・・・4時間足ジグザグ下落N値
⑬32095・・・日足大ジグザグN値
⑭32075・・・本日下落目標値
⑮31985・・・日足3波の30%押し
⑯31740~21430・・・4時間足大底ネックゾーン
⑰31410・・・日足次の押し安値(買い方最終防衛ライン)
㊺31210~31140・・・日中マド9
㊻30305~30080・・・日中マド8
㊼29705~29605・・・日中マド7
㊽29405~29365・・・日中マド6
㊾28860~28710・・・日中マド5
㊿省略中・・・日中マド1~4
<詳細>
というわけで、月曜日日中は上下どちらにも可能性があるということで、金曜日日中の再戦となろうか。すなわち、またしてもネックゾーンに頼らなくてはいけないということである。⑥~⑩までだね。
そして先に上昇すれば⑤でショートを打つことは間違いない。⑥の突破を見届けた後に買っておれば、⑤で利確するのも当たり前である。安値更新がなければ、それ以上の上昇は望めないのである。
だから、先に下落が欲しいし、たぶん⑫までイッキの安値更新を待ち望んでいるのである。ただ、日中はせいぜいが⑩~⑪の間で止まるのではないかなー。
<ポジション>
売り4(33910、33710、33700、33440) 1枚減
買い3(31400、31515、32330) 単価は下げた
※だいたい波動の行方がわかってきた。もう少しの辛抱だ。徐々にカイに重点を移す。
以上。
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