金曜日ナイトは日銀関係の記事があったそうで、日中の下落にもめげずにカイを貯めこんでいた筆者にとって、まことにラッキーな出来事であった。
昼間はイヤな 予感的中で暗い時間を過ごした。
9時すぎ32180円で買い向かうも、2、3分後に32150円切り。同時にホールド玉も1枚切らざるを得なかった。
9時15分、相場が戻ったので今度は32150円ショート。しかし、合わない。15分も経たないうちに『やっぱ、ここじゃダメと』と▲20円。そしてド転の32180円ロング。『やっぱ、底でしょーよ』。32000円割れを回避できたようなイメージで。
こうなると調子に乗って、後場寄り15分後に32360円カイ。押し目を狙ったつもりだったが、30分後▲20円ロスカット。『もう一つ、波長が合わないな』。
それでもチャンスをじっくり待つ。2時半チョイ前にそれは来た。32240円は日中バリュー下限値。前場でもそこでいったん止まっていた。32255円カイは粘り勝ちのナイスプレーだ。当然ナイト以降での上昇を待ってのものである。
で、ナイトは寄付き30分も経たないうちに32655円チョイ手前で指値利確できていた。ジグザグ上昇N値だ。あとは32600円以下(38.2%押しレベル)を待っていたが、降りてこなかったね。それを期待しつつの酎ハイをちびちび。うまい酒。
てな感じで、ちぐはぐなところもたくさんあったが、終わりよければで、週末は上機嫌で終えれた。
しかし、、安値更新の問題は棚上げしたまま。どう波動を解釈しようかという難題が残ったままであった。ダイアゴナルにこだわっている自分がいた。
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長い足から再確認してみよう。
【日足】
まず、売り方買い方の争点は、紫色点線ラインである。6/8の安値31360円(紫色●)の位置である。
なぜこの位置が双方にとって大事なのかはおわかりだろう。この位置を割れば日足ダウの売り転換になってしまうからだね。
割れば、どっと売りが湧いてきて29000円処まで下落しても、エリオット波動原理的にもなんら問題はない(「1波と4波は重ならない」ルール守っておれば)。逆に買い方にとっては、このラインさえ守っておれば、いつでも好きな時に反撃して33960円突破も可能な位置なのである。
売り方は青色チャネルライン内で、①、②と下値を切り下げながら、③ではイッ気にライン割れを狙っているだろう。またチャネルラインが上突破で破られても、赤色ラインの上値抵抗線がある。2重に防波堤を築いているのである。
なので、現状況ではウリ勢力の方が優勢のようである。ネットや新聞記事でも、売買高の減少もあって、若干弱気に傾く記事も増えてきている。
対して買い方の希望は、この右肩下がりのチャネルライン内での波動があらわす形は、上昇トレンド途中に出現する上昇フラッグであるという点だ。例え、②の安値を更新されても、③が紫色点線ラインを割れなければ、「いつでもやってやるぜ」と構えているというのが現状だろう。
つまりは拮抗状態。もち合いである。ナイトセッション終値32700円という数字は高値33960円と安値31360円の半値付近にあたる。
なんだ、そんな結論か。言われんでもわかってるぞ、はごもっとも。だが、その保ち合い商状が先週からの、また今週以降の予想にすごく影響するのである。
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既報のごとく、筆者は②安値31765円をもって日足4波の調整は完了したという立場をとっていた。そして、それ以降は5波のめばえ=⑤ー1波ではなかろうか、というのをトレードシナリオとして描いている。
またもう少し突っこめば、その⑤の1波の形状がわかれば底値を拾うことができるのではなかろうかという考えである。
1波の形状って? それを考える上で、いま問題としているもち合い商状、拮抗状態と言う現状況が影響してくるわけである。
通常1波は一本棒で伸びてくることが多い。ウリが枯れている処に誰かがカイを仕掛ければそうなる。火柱が立つようにと形容される。
だが、4波のようなウリカイ拮抗状態のなかではそんなことはできない。買うにしてもすぐ利確するし、売ったとしても利確は早い。両者ともにもうひとつ自分の手に自信がない。そんな中では『なんかいいニュースでないかなあ』であろう。『そっちに味方するから』というのが本音だ。
だからこそのダイアゴナルである。
ウリカイ両者ともに長続きしない。だから1波と4波も重なってしまう。3波構成で動けば、まだ調整波かしらん?と疑ってしまう。
そう、あいつらは上手くやっている。なかなか正体を掴ませないのだ。
とは言え、ダイアゴナルは推進波の中でも特殊だが、トレンドは確かに「上」であることにまちがいはない。このウリカイ拮抗のなかでの1波にこそふさわしい波動だと思うのである。
少しずつ少しずつ上に進む。1波は懐疑になかで生まれると言われるが、このリーディング・ダイアゴナルこそが今回の1波の形状であるとの自信は日を追って深くなるばかりである。
だからこそ、金曜日、ニュースが出る前に買えたのである。
では、そのリーディング・ダイアゴナルを詳解していこう。
【4時間足】
当初、というか金曜日日中からナイトセッション初期に考えていたのがこのチャートのようなライン引きであった。安値更新の下ヒゲを無視することにしたのである。と、黒色ラインのようにちょっと拡大型のダイアゴナルになる。裾すぼまりではなく、裾広がりだ。
そして、今は5波だ。ナイトセッションの大陽線も上手くライン通りにきっ立っているではないか。『このぶんなら、月曜日も上昇して33200円までほぼ一直線だな』。なので、昼の1枚も残していたし、更に増し玉も狙っていた。
これでいいのかな、とも思う。しかし、まだわだかまりが残っていた。下ヒゲ無視だ。
そこでラインを引き直したのが次だ。
最初の①~③波をひとつにまとめ、④波を②波とした。そうすると今は3波目途中となる。緑色ラインが5波動の(予想)軌跡だが、赤色はその副次波の予想軌跡である。
これなら下ヒゲ無視の乱暴さは解消できる。波動もまだ3・4波が確定してないので、裾すぼまりの通常のダイアゴナルとして描けるではないか!
もっと長所としては、この大きなダイアゴナルだと、時間が2倍かせげることである。たぶん5波動目頂点を迎える日は8/10前後になるだろう。ミニSQ日前後だ。それも悪くないだろう。
また5波動目頂点の価格が最高値33960円を試すことになりそうだという点も魅力的である。1波ダイアゴナルのラストが33960円を突破するかしないかレベルまで上昇するのであれば、もう日足5波の始まりに文句を唱える人はいなくなるだろう。
すべてうまくいく。言うことなすびだ。揚げ出しで冷やしたのは夏にぴったりだ。
しかし、以上は昨日までの考えだった。今朝起きてからのんびりチャートを見つめているうちに別の波動がうすぼんやりと浮かんできたのだ。これは上にあげた3つのチャートを合成させたようなものである。
31765円で終わったのは4波全体の調整ではなく、その中でのフラット調整だけだ。31765円からはツナギのX波が出て、そのアト大きなジグザグあるいはフラット修正波が続くという、いわゆる複合修正波になるのではないか?という絵柄である。
そして、もしそれが実現するのなら、紫色点線ライン=31360円をも下割れてしまう公算が大になる。以前、「1,2,3の3点目もまたどこかでつけにくる」と書いた。そのアン・ドゥ・トロワの大王が天から降ってくるのだ。
また、全体をよくよく見渡せば、これは波動パターンで言う処の末広がりの「Y波動」ちゅうもんじゃないか。 (24日早朝取り消し修正)
ああ、筆者ともあろうものが、なんというふしだらな妄想をしたのであろうか。まさか、日足ダウ売り転換の可能性に肩入れするような想像をするなんて。
あいつらの思うままではないか。あいつらが繰り出す手練手管によって生まれる余計な妄想や幻想に惑わされて、今までどれだけ損を出して来たのか、忘れてはいけないぞ。
でも、まあ、どっちみちようわからんので、今週、来週はこの路線でやってみますわ。途中で間違ってても、その都度ころころ変えればいいし。それに、③を付けたら、あとはいよいよ上がるばっかりの相場になるのはわかり切っているし。
・・・オツムの中は至って単純な筆者なのである。
次は、
【イベントスケジュール分析】に少し触れておこう。波動読解が二転三転して、筆者の腰も据わらないため、明確に断定できないがうっすらとだけでもやっておこう。
今週は各国の中央銀行会議ウィークだということで注目されているが、なかでもキモになるのは大トリの日銀だろうと筆者は考えている。
というのは、金曜日の記事があったからだ。気づかれた読者も多いと思うが、あれは2度目の記事だ。その1,2日前に植田総裁がどこかのインタビューで発言していた。「緩和修正は時期尚早」と。中身は同じ、ロイターだったから過剰に反応したのか、突然の上昇で原因を探ったらそんな記事があったからなのか。
どうでもいいが、その記事に反応したことは事実で、それによって、金曜日のハードルが上がったように思うのだ。
つまり、『これからもバンバン緩和続けるよ。ETF買い入れも増額だぁ』なんてことなら株価は暴騰するけど、フツーに『修正なし』だけなら材料出尽くしで売られることになった。記事が出る前のように「YCC修正あるかもよ」のあるある詐欺の時なら、フツーに『修正なし』発言後は安心して暴騰できただろうに。
これもやつらの陰謀だね。ひでえことしやがる。(ちょっと儲けたけども)
というわけで、いつものエリオット波動カウントと練り合わせてスケジュール分析だ。
〇7/27まで・・・・・・・・・黒色4波もち合い調整中も総じて上昇気味
〇7月28~8/11前後・・・・日銀後急落始まるか。8月SQ日まで軟調。
〇8/11前後以降・・・・・・・上昇トレンド再開。9月SQ週までは堅調(日足5波入り)
こうなった。あの「アン・ドゥ・トロワの大王」の恐怖にさらされている影響が大きい。もし、先週までのようにリーディング・ダイアゴナルだとして5波上昇入りを疑わなかった、あの頃の無邪気な筆者に戻れるのなら、今回の分析はいつでも撤回しよう。
・・・・・・
というわけで、そろそろ明日・月曜日の予想に入ろう。が、これは至って単純明快である。上がるっきゃないのである。
ナイト急騰後の長い保合いは、1時間足では、安値32050円から数えれば4波目の保合いであるし、ナイト寄付きから数えれば2波目の保合いである。どちらにしても最低1波動分の上昇が残っている。長〜〜〜い夜を飛び越えてみたいと思うのは誰しも同じだ。
〈重要ライン〉
①34365・・・当限月高値希望値
②33960・・・最高値
③33810・・・直近高値
④33720・・・スイング上昇目標値
⑤33370・・・本日上昇目標値2
⑥33325・・・大下落76.4%戻し
⑦33055・・・ナイトジグザグ上昇N値
⑧33050・・・4時間足戻り高値
⑨33015・・・本日上昇目標値1
⑩33010~33370・・・4時間足天ネックゾーン
⑪32880・・・上昇転換ライン
⑫32725・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※32700・・・ナイトセッション終値
⑬32650・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑭32600・・・ナイト上昇38.2%押し
⑮32585・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑯32530・・・5日線処
⑰32505・・・ナイト上昇61.8%押し
⑱32470・・・前日日中マド埋めライン
⑲32295~32160・・・1時間足新底ネックゾーン
⑳31765・・・直近安値(ここ割れたらヤバイ、根本的に考え直し)
㊹31360・・・日足次の押し安値(買い方最終防衛ライン)修正
㊺31210~31140・・・日中マド9
㊻30305~30080・・・日中マド8
㊼29705~29605・・・日中マド7
㊽29405~29365・・・日中マド6
㊾28860~28710・・・日中マド5
㊿省略中・・・日中マド1~4
<詳細>
日中は特に積極的に仕掛ける。寄付きから安く始まって強いウリが出るようならあきらめるが、そうでなけりゃせいぜいが⑮までの押し目で買い付けるだろう。
またそのまま下がったとしても32500円割れレベルでは強いカイが入るのは必定。やっぱり買ってみるだろう。
目標は、先の高値33050円突破だ。ここまでいくことは、上に掲げたどのチャートを見ても約束されている。また、32800円を超えたら、33000円トビ台までは真空地帯だ。昼がダメでもナイトには到達、突破するだろう。上手くいけば33300円まで駆け上がってくれるかもしれない。
そこでド転ショートはやむを得ない。相場自体や、筆者の態度がはっきりしない以上、こまめな利確は必須事項だ。そして、一度は下がってしまうだろうから、ウリも必要になってくるだろう。
売り4(33910、33710、33700、33440) 変わらず
買い5(31400、31515、31800、31960、32180) 変わらず
※上の見立てになれば、今度は売り玉をどう増やすべきかに悩むことになる。ツナギのX波の天井はどこかはわからないが、前の高値33810円には届かないだろうというのはわかる。マーケットプロファイル分析からも33600円前後で止まるような感じだ。最後のショートだな。
以上。
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