【最終審査を待ちながらも】今週(7/31~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20230731

日曜日, 7月 30, 2023

日経225MINI先物

t f B! P L

ようやくケリがついたのではないか。金曜日の激戦を経験した後の印象である。

日銀会合結果発表後のトレードだけを思い起こしてみる。

昼12時を過ぎてからも発表がないので、何かきな臭いものを感じとっていた筆者は、後場始まり直前の発表を予期していた。確か昨年12月の時もそうだったと思う。大事な政策変更がある時は、誰もが待機しているであろう12時半、それも後場寄付きから勝負するトレーダーに配慮して、12時半すぎてからではなくその1,2分前に発表を実施してくれるのであろう。

だから、きな臭さを感じとっていたのだ。

朝からの相場はナイト安値を回復できていなかった。そうなればイベントプレーは「買い」に重点を置くのがセオリーである。

そして、まさしく12時半直前、ローソク足が急伸し始めた。もちろん内容を吟味している余裕はない。ローソク足の動きのみが頼りである。

まだ12時半にもなっていなかったのではないか。価格が32800円超を付けた後の押し目を狙いすましたつもりで、成行買いボタンを押した。32500円ジャスト。

が、32300円台まで下がって『失敗』を意識。が、12時半を過ぎて32800円超まで上昇したことには一定の満足感を得た。

が、相場はスルスルと下がり始める。『当分は乱高下するだろう』の余裕もさすがに32600円割れでいったん利確。

その後は、『やばいかな』と思いつつも、12時45分ちょいすぎに32380円再IN。結果は1時すぎ▲100円の赤字計上。買い下がり失敗。

が、『ここでやめたら終わりだ』と最後の勝負は1時10分少々すぎの32095円。安値32000円から浮上してきたところだった。

しばらくの間なかなか32100円前半を超えられないでいたが、超えてくれたのでひと安心。2時半すぎには32420円の増し玉まで実施している。その頃にはもう『調整は終わった』との実感あり。『少なくとも前の高値33220円は突破するだろう』とも。

ナイト始まりでは利益確定の下落も心配するほどのものではなく、早い時間から前祝いとしゃれこんだため、新規トレードはしなかったが、総じて安心できる相場を眺めながら悦に入っていたようだ。

相手は下げといてから、大きく上げて、また大きく下げるという2重、3重のトリックを使って筆者らいたいけな個人投資家を翻弄する作戦だったようだが、『お前たちのやってることは全部お見通しだ』。下げた処は買うと決めていたら、どこかでは買えるのである。

だが、反省点はやっぱりある。(こっちの方が大事)

ひとつは、32835円からの2度目の下げの時点、あるいは32600円で利確を決意した時点で、ショート玉を入れなかったこと。「買いたきゃ、先に売れ」でしょ。そんなこと考えてる余裕は全然なかった。

もうひとつは、ホールド32180円買い玉の利確決済を忘れていたこと。以前からプラス5円で逆指しは入れてあるので、赤字にはならなかったものの、直近1000円幅近くあった含み益を全部帳消しにしてしまったのはいただけない。その下の31960円玉のことも同様だ。これは32000円で下落が止まったのでたまたま難を逃れたが、完全に新規で買うことしか眼中になかったのである。

これも高所でウリを入ておれば利益はある程度確保できていた。つまりはヘッジのショートを有効的に活用できなかったということである。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」は故野村監督の言葉だが、金曜日の勝ち(まだ確定していないが)は偶然、たまたま、運が良かっただけの不思議の勝ちだが、空売りしなかったのは必然の負けにつながる。もし実際に大赤字を出しておれば、それは不思議の負けではない。

実践レベルはまだまだ満足のいくものではないのである。

・・・・・・

では、筆者が途中からちょっと安心できたとする理由をチャートを使って説明しよう。

【4時間足】



ここ2週間、相場を外し続けた挙句にたどり着いた波動ラインがこれである。2通りある。どちらも前のフラット修正波終点(⓪)からつながる複合修正波になる。

ⒶツナギのX波が短いタイプ(黒色実線)で、その後は①~⑤まで5波動構成の拡大型トライアングルだ。

Ⓑ黒色点線のようにつなぎのX波を⓪→②にすると、③ー④ー⑤の拡大型フラットになる。

そして、キモはどちらも金曜日安値⑤(32000円)からの上昇を新しい上昇波動の芽吹きと捉えた。やっとこさ日足5波(の1波)がスタートしたのではないか、との考えである。

一方で、ここ2週間ほど予想を外し続けた時に反省したことがあった。

『4波だからその波の方向は複雑すぎて確定しづらい。それは本当だ。しかし、目線は確定しておかねばならなかったのではないか。4波が終われば上昇5波がいつかくる。だからいつでも上を向いて歩こうでいかなければ。先週の予想記事などはロマン派の旗手としては恥ずべきものだ』

Ⓐならトライアングルだから、この5波をもって調整は終わりだ。元のトレンド(上昇)に戻っていく。

Ⓑでも、もうひとつ複合修正波がくっつくこともあるが、ダブルスリー、トリプルスリーなんぞはその時になって考えることであって、最初から想定しておくべき波動ではない。だからこの際、調整波動は終わりにしよう、だ。

というわけで、32000円からの上昇を新しい上昇波動のごくごく初期波動として考えたのである。

この考え方こそが、筆者にとっての安心材料なのである。

そして、【イベントスケジュール分析】だ。これも当然少し修正しておこう。


〇今週~8/11前後・・・・・・堅調推移(日足5の1波)

〇8/11前後~9月SQ週・・・なだらかに上昇。(日足5波の1波継続)

9月SQ日以降・・・・・・・本格的上昇5波へ


さすがにイケイケドンドンにはなろうはずもない。新しい1波もすでに1000円以上の上昇幅だ。月曜日はともかく火曜日以降は反落に注意が必要か。(ただし、この反落は4波の調整がまだ続いているという解釈ではなく、1波に対する2波の調整という捉え方をするべきか)。

今週から9月メジャーSQ日まではトレンド転換に直接つながるようなイベントはない。この間、金曜日の日銀の金融緩和修正についての議論が続くことだろう。はたして海外投資家は売ってくるか?

筆者にはわからないが、なんとか乗り切るのではなかろうか、というくらいのいい加減な返答にしておこう。

これらを踏まえて、いよいよ明日・月曜日の予想だ。これには【1時間足】の分析が欠かせない。


相場は現在3波動目ないしは4波動目である。高値33140円を付けてからは4波動目の保合い中と見るか、3波動で上昇が終わって下に折れ曲がっていく前の準備段階と見るか、2通りの見方があるだろう。

後者ならそれでチョンである。筆者も上昇トレンド再開という幻想を持つのは当分の間あきらめざるを得ない。

32900円を割ってしまえば下落の足は速く、最終的には32000円をも割ってしまうような事態も招くだろう。シナリオ再構築が急がれる。

では、前者=4波の保合い中として、それからまもなく5波目の上昇が見込まれると見ればどうだろう。いろいろ計算できて、楽しいばかりである。

まず、図からこの一連の上昇波動がエリオット波動原理でいう「推進波」(トレンド推進波)と見てみよう。3波は1波より上昇幅は短くなっていることは肉眼でもわかるだろう。そして3波の長さは590円幅である。

エリオット波動原理の重要な3つの公式ルールのひとつ「3波を一番短くしてはならない」ことから、5波は590円幅以上にはならないことが導き出せる。最長で590円幅ということだ。それ以上なら3波が一番短くなってしまうから。

緑色ライン(高値33140を付けた足の安値)からなら、最高値は33615円になる。赤色ライン(押し安値32880円)からなら33475円となるだろう。この間の数値が筆者の理想とする5波天井、すなわち利確すべき目標値である。そして、その目標値に応じた押し目位置も推測できるのである。

当然その前には強敵が待ち受けている。前の高値33220円である(青色ラインレベル)。筆者は月曜日の早い時間にここを一度は突破してくるだろうと考えている。それは高い単価の買い玉の利確位置であるのだが、そこで終わってしまうかどうかを最重要視している。

真っ当な推進波なら、一度ばかり跳ね返されてもすぐ盛り返し、イッ気に抜き返すだろう。そして上の目標値まで進んでしまうだろう。

でも、もし寄付きからすぐに上昇したとしても、そんな位置で上伸が終わってしまうようなら、それは「真っ当な」推進波ではない。5波としてはちんちくりんな、短すぎる長さだからだ。もしかしたら、見かけは5波動でも3波動に収束される調整波だと考えなければならないだろう。

このパターンの時も、上昇トレンド再開という幻想を持つのは当分の間あきらめざるを得ない。シナリオの再考を要す。


〈重要ライン〉

①34365・・・当限月高値希望値

②33960・・・最高値

③33810・・・日足2番天井

④33580・・・日足抵抗トレンドライン

⑤33550・・・4時間足上昇目標値

⑥33370・・・4時間足天ネックゾーン上辺

⑦33365・・・1時間足ジグザグ上昇N値

⑧33325・・・大下落76.4%戻し

⑨33220・・・4時間足直近高値

⑩33125・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※33110・・・ナイトセッション終値

⑪33025・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑫33010・・・4時間足天ネックゾーン下辺

⑬33000・・・ナイト上昇23.6%押し

⑭32915・・・ナイト上昇38.2%押し

⑮32885・・・1時間足押し安値

⑯32840・・・前日日中マド埋めライン

⑰32785・・・5日線処

⑱32625・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑲32000・・・4時間足直近押し安値

㊸31765・・・直近安値(ここ割れたらヤバイ、根本的に考え直し)

㊹31360・・・日足次の押し安値(買い方最終防衛ライン)

㊺31210~31140・・・日中マド9

㊻30305~30080・・・日中マド8

㊼29705~29605・・・日中マド7

㊽29405~29365・・・日中マド6

㊾28860~28710・・・日中マド5

㊿省略中・・・日中マド1~4


<詳細>

講釈が長くなった。簡単にまとめよう。

すなわち今回の上昇波動の天井目標値は④、⑤と考えるのだ。そのためには押し目は33000円を割らないレベルとしなければならない。⑪~⑬までだ。一度試しに買ってみる。

もしそれでだめなら、今度は⑭~⑯レベルでもカイを試すだろう。但し、その場合の天井目標値は⑥~⑧に引き下げるべきだ。最大でもプラス590円までと決まっている。

けれど、途中運よく⑨まで上昇したら一部利入れは当然の行為。そして動きや時間をよく見てホールドか全決済かを決めるのである。

しかし、ナイト終盤は長い保合いになっている。朝の寄付きの仕方でその後の動静がわかろうというものだ。すなわち、マド明け上寄りならカイ勝負でいいし、窓明け下寄りならカイは引っ込めるべしだろう。

たぶん32800円を割るようなていたらくではショートを建てた方が話は早い。


<ポジション>

売り4(33910、33710、33700、33440) 変わらず

買い6(31400、31515、31800、31960、32095、32420) 変わらず

※買い玉1枚は比較的早めに決済予定だ。なんとかナイトより上でできますように。買い玉売り玉のどちらを増やすかをまだ決めかねている段階だが、下がれば確実に買うことだけは確かだ。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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