しぶとい。また反転されてしまった。
金曜日の相場である。ただ、この反転は頭の中にあった。セッション足で一直線にC波下落を願っていたのであったが、途中N字を描いての反転上昇なのだ(下のチャートの水色ライン)。したがって、C波は順延、まだB波が続いていることになる。
【セッション足】
上で言うB波、C波はなんのことか?
確か木曜日の朝ブログにおいて、今回の修正波動を「フラット(赤ライン)」と断じた筆者であるが、そのアトよくよく考えてみれば「ジグザグ(青ライン)」もあるな(金曜日朝ブログにて)、そして金曜日ナイトの上昇を見て、今回「トライアングル(赤ラインから派生)」もあるではないか、となった。
結局、全部アリという予想になってしまっているのである。情けないと言うより他ないが、敵もさるもの引っ掻きまわすもの、4波らしくなかなか全貌をあらわさず、われわれを右往左往させるばかりである。
しかし、修正波はしょせん修正波、上のチャートのように、B波の上昇がどこまであるかはわからないが、そのアトC波の下落があることだけは自明の理なのである。
以下では、そのB波の天井をもう少し推測してみようと思う。4時間足を分析しよう。
【4時間足】
これは共通認識で持っておこう。それから更に詳しく解明していく。
まず、(1)A波の76.4%戻し=33555円が考えられる。次は(2)日足の戻り高値=33740円前後だ。しかし、これらに加えて筆者が最も警戒している(3)A波の90%戻し=33790≒33800前後がある。
90%押し戻しは去年から何度も苦渋を飲まされた数字である。あいつらは、ふるい落としのためなら手段を選ばない。「85.4%以内ならガマン」としてきた筆者の考えを改めさせられた。
もし、33800円前後まで上げてくるようであれば、フラット、トライアングルが有力視されるだろう。
(※)全戻しやそれ以上の戻しも理論上はもちろん可能だ。しかし、それらをこの段階で想定し、実践で構えることはナンセンスである。そんなところまで心配をしなくてはならないのなら、さっさとウリはやめて買い派に転向した方が話が早い。
たぶん常識的には(1)と(2)の中間点辺りが妥当だと思うが、(3)もまた想定しておくべきであろう。
このように、もう一度下落に賭ける筆者であるが、先週とは大きく異なっている点がある。
それは「もしかしたら、下落してもこの間の安値32245円をそう大きくは下回らないのではないか?」という弱気に傾いたことだ。B点から下落した場合の底推理分析は、明日以降の記事にゆだねるが、どうやら波動を読み間違えていたかもしれないという気がしてきた。
もう一度20年9限月の日足チャート(ラージ)に戻ってみる。
性懲りもなく、またこのチャートの完コピトレードにチャレンジしようとしている。
結果。こ、これは、水色ラインABCDEのトライアングルではないか!なんたる見落とし、早合点。おっちょこちょいにもほどがある。何度予想修正すればいいのだろうか。
チャートではE波の安値のあと、相場は新しい1波になっている、その1波はダイナゴナルだ。
ああ、やり直しだ。カイ中心のトレードに切り替えよう。申し訳ございません。
ここで【イベントスケジュール分析】を片付けておこう。スイングトレーダーにとってはけっこう重要だ。前週から変わりない。
〇7/28前後まで・・・・・・黒色4波調整が続く
〇7月28日以降・・・もしかしてここから上昇が始まるかも(日足黒色5波進行へ)
〇8/18前後以降・・・大きく上昇するならこの日からか
上に掲載した2020年9限月の日足チャートに従えば、B波天井まであと2週間ほどかかっているし、次の2週間でC波底になっている。
7/28は日銀会合2日目。米、欧に引き続き最後の政策金利発表日となる。運が良けりゃ米国FOMC26日から上昇が始まるだろう。従って、その前に起こる「急落」は絶対に見逃してはいけない。絶対に拾っておきたい。
では、いよいよ月曜日の予想に入る。記事を書くまでとは全く逆の目線になってしまっている自分に戸惑いながらも、やることはやってしまおう。
まず、ここから2週間ほどは小さな押し目を作りながらも、全体としてはB波天井を目指して上昇することに賭けることを前提としよう。
そうするとトライアングルなので、高値は上で導いた(3)の33800円前後説が有力になってくるとも言える。
しかしながら毎日の、日足の動きは緩慢で、遅々とした動きにイラ立つ日々に悩ませられることも多いだろう。しかし、明らかにトレンドは上を向いている。
もう一度4時間足チャートにイタズラ描きのし直しだ。
B 波天井までの道のりは、大きく2通りあろう。ここから下落してから上昇するか(水色ライン)、まず上昇があってから再下落後、また上昇して天井に向かうかである(緑色ライン)。同じ3波動構成でもその道のりは全く逆だ。
なので、月曜日は全くわからない。ふたを開けてみないとわからないというのが正直なところだ。
まずナイトの高値33495円を突破できるかどうかにかかっている。突破してくるようならチャートの緑色ラインのように動くだろう。
突破できずに下落一方なら、金曜日の安値32895円を割る公算が大きくなる。(割らずに上昇するパターンもある)。
全く予想がつかないのである。よって、寄付きからしばらくは様子見となる。
〈重要ライン〉
①34170・・・本日上昇可能値2
②33960・・・最高値
③33790・・・大下落の90%戻し
④33740・・・日足戻り高値
⑤33690・・・本日上昇可能値1
⑥33685・・・上昇転換ライン
⑦33555・・・大下落の76.4%戻し
⑧33480・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※33420・・・ナイトセッション終値
⑨33370・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑩33355~33265・・・(仮)前日上昇の23.6%~38.2%押しゾーン
⑪33225・・・前日日中マド埋めライン
⑫33205・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑬33125・・・(仮)前日上昇の61.8%押しゾーン
⑭33080・・・5日線処
⑮32245・・・直近最安値
㊺31210~31140・・・日中マド9
㊻30305~30080・・・日中マド8
㊼29705~29605・・・日中マド7
㊽29405~29365・・・日中マド6
㊾28860~28710・・・日中マド5
㊿省略中・・・日中マド1~4
<詳細>
当然デイトレ中心となる。買い玉もこの位置でのものは持っておれない。売り玉も深く追うべきではない。
まず、⑪があるのでここまで下落してきたなら、買うべきだろう。金曜日のように⑬までの下落期待は⑫もあって難しいだろう。
また高値更新でのウリはむやみにできない。⑦で止まらなかったらえらいことになる。次のセッションで下がるとしても無駄な精神的苦痛を与えることになろう。素直に買うべしだ。
総じて、買った方が結果はいいだろう。
<ポジション>
売り3(33910、33710、33700) 2枚減
買い3(31400,31515、33300) 1枚増
※金曜日日中はショート中心であったが攻めきれず。後場から、またナイト初期で下がらないのを確認後はロングでやっていた。それでもロングはヘッジ目的であるとの認識だった。33700円台の玉を守るためである。
その33700円台の2枚の売り玉は安全圏だとしていたが、今回の分析でわからなくなった。いったん下がったとしてもまた上がってくる。しかし、買い玉もこの辺りではホールドしにくい。もうちょっと上がるまではヘッジ用ロングも仕掛け辛い。早降りが正解だな。
以上。
0 件のコメント:
コメントを投稿