9限月が終了した。4波の難解相場であっただけに個々人の力量差が出た限月となったろう。筆者は結果として最初の2,3週間で3カ月間のほとんどの儲けをカバーできた。非常に良運に恵まれた格好だったが、最後の2カ月はポンコツぶりを発揮、ほとんど利益になっていない。まあ、運だけだといえる。
なんとか当12限月もその運だけでもいいからありがたく頂戴して、乗り切っていきたい。
さっそく限月チャートを見てもらおう。
9限月の陽線はいい形で終わった。この分なら12限月どころかそれに次ぐ3限月、いや来年いっぱいも陽線が続くのではないかと期待に胸が膨らむばかりである。このチャートを見ただけでも、限月足3波は間違いないであろう。現物日経225指数から計算すると、N値で終わったとしても39000円処まで伸びるのは確定的である。
現物に関しては買いの積み立てを続行するのがベストだ。
しかし、先物トレーダーとしては足元の値動きも大切なので、そう先ばかり見ないで現実的な話もしよう。
一番左の小さな陰線はできたばかりの12限月ローソク足である。このチャート制作の便宜上、前限月の終値を次限月の始まり値としている。9/7木曜日ナイトセッション以降につけた実際の高値は32845円ではあるが、前限月の終値が当限月の高値となっている。
前回記事で書いた「限月丸ごとトレード」の傾向と対策を思い出してほしい。そのひとつ『ヒゲは必ず上下にあらわれる』だ。
このことから今言えるのは、33000円はいずれ突破されるということである。5円だけかもしれないが、当限月の高値は33000円より大きくなるということである。
32255円という安値をつけただけの現在ではなんらの気休めにもならないかもしれないが、今週の予想記事で書いたように、今4波の底が32000円程度であったなら、そしてそこから上昇トレンドになってくれるのなら、5波動目を経験した後のABC波は、おそらくこの4波の底を下回らないだろうと考えられる。
なぜなら、今後は確実な上昇トレンドが続くことは明白だ。その場合、この4波の底を下回るような体たらくでは、「上昇力が弱い」とのレッテルを貼られて、それこそ上昇に弾みがつかないではないか。次の大きな調整は、ほぼほぼこの4波の底を維持するだろうというのが、筆者の思いである。
なので、この32500円前後までの安値は積極的に拾うつもりである。
・・・・・・
以上を前提に話を進める。
では、12限月の安値は32000円と仮定しよう。そうすると値幅3000円狙いだから、当限月のトレードは32000円〜35000円がその対象になる。(その際、限月内に必ず35000円までは上昇するんだと信じることだ)
次にその値幅を3分割しよう。上から35000円〜34000円、34000円〜33000円、33000〜32000円となるだろう。上からAゾーン、Bゾーン、Cゾーンと名付けようか。
そしてそれぞれのゾーンを更に2分割してみよう。つまり全体を6分割することと同じだ。そうなると、一番下のゾーンをCの下ゾーンと名付けられる。その上はCの上ゾーンだ。
筆者はだいたいのイメージでCゾーンでは買い、Aゾーンでは売りを仕掛けるのがセオリーとしている。(注参照)もちろん限月丸ごとトレードに限った話である。日々のトレード(デイトレ、小さなスイングなど)では自由にウリカイするが、「限月丸ごとトレード」でのトレードではそういうイメージでの仕掛けとなる。
(注)ヘッジ目的の逆仕掛けはこの限りではない。また、筆者がよく言う『買いたきゃ先に売りな、売りたきゃ先に買っときな』という場合の売りや買いは別である。
そのCの下ゾーンが現在なのである。この底値圏で買わないでどうする?ではないか。含み損を認める認めないは個人の自由だが、この底辺6分の1ゾーン(と思われる)位置での買い玉を持つ持たないは、今後の儲けにつながる大問題である。
筆者の予感ではもう一度買い場は訪れるだろうから(安値を更新するかどうかはわからないが)、その時はもっと積極的に仕掛けたいと思っている。
では、32000円を割ってしまったらどうなるのかとの不安もあろう。
はっきり言おう。その時はウリ玉でフタをした上で撤退するべきだろう。ふたをしていびつな両建てにするのは、それ以上の損を出さないからだが、もっと重要な目的は波動読解をやり直すための時間稼ぎである。
おそらく32000円をも明確に割ってしまうようなら(ヒゲだけゴメンではすまないほどの、という意)、31000円からの上昇波動自体がウソの上昇ということになる。調整がまだ終わっていなかったということだ。そうなれば直近安値の31000円をも割ってしまうだろう。そんな波動になるのは大いにありうることなので、当12限月は売りが主体となるかもしれない。というように、(自分にとって都合の)悪い結果は結果が出てから考え直せばいいのではないだろうか。
おそらく、最後の買い場は今週から来週の米FOMCまでの期間になるだろう。それもデータに出ている。同志よ、臆すること勿れ。
※前回の限月イメージ図は少し修正することになるだろう。仮の天井が遅れることになったからだ。今少し待ってほしい。32000円を大底とする見方に変わりはない。
以上、天井騒ぎの【今日の僭越】でした。ご清聴ありがとうございました。
<追記>
(Am7:51)アレレ、えらい円高になっている。何かあったか。日経も下寄りスタートかな。大丈夫かな。
0 件のコメント:
コメントを投稿