先週末は予想外の下落に見舞われてしまったようで(あくまで筆者的だが)、おかげでシナリオは総崩れ。書き直しせねばならない。火消しに追われてばかりでトレード成績も伸びず、暗い週末を過ごすことになった。
なんとか打開しなければ・・・。今週の予想に入る。
【現物・変則週足】
例によって現物225指数日足ローソク足に、金曜日始まりの週足を重ね合わせたチャートである。
残念ながら、先週木曜日の陰線によって「33500円まで一気達成」の野望は潰え去った。今週以降に持ち越しとしよう。
見れば、金曜日は大きめの陰線。この陰線は先週週足の実体の中にすっぽり収まっている。以前に「SQ日から最初の1週間が大事」と書いた。その伝で言うと、いかにも金曜日の日足は象徴的だ。
今週足は先週足のハラミになるのか、上下どちらかに放たれていくのか、などトレーダーによって持つ印象は様々だろうが、まことにもって興味深いことに変わりはない。
放れるのならおそらく上方向であると思われるし、そう信じたいが、それでもヒゲ部分をも突破するほどの力強い陽線になるかどうかとなると、それほどまでの自信はない。
日足では陰線が2本続いているが、もう1本調整のローソク足が出現してもおかしくはない。そうなると週足は下ヒゲだけだとしても先週の週足を一度は下割れするだろう。
そんなこんなを考えて、今週は一直線の上昇とは素直に決定できないのである。
【日足】
そんな煮え切らぬ態度になってしまっている原因のひとつがこのチャートにある。
【4時間足】
では、大体の戻りメドを確認しておこう。もし上記の意に反してナイト中盤からの上昇が本物の上昇の始まりだということになる可能性もゼロではない。そうなった場合にも対応できるようにしておかなければならない。
これが問題となった副次波の5波動カウントである(青色①〜⑤)。だが、それはともかくとして、このチャートをパッと見ただけでも、リバウンドの戻りメドとして明らかに2か所考えられることがわかるだろう。
ひとつは真ん中の大陰線高値(32775円)前後、もう一つは直近高値の手前にあるネックゾーン(黒色細線で囲み内、32915〜33035円)だ。ここから伸びていくとした時に、どちらも強い抵抗帯になると考えられる。
まず大陰線高値の32755円は、今回下落(33110→31255円)の61.8%戻し=32785円に近い。ナイト中盤からの盛り返しが38.2%戻し=32580円に一歩足らないところまでで終わっているが、明日月曜日にその難関を突破できれば、この61.8%戻しまでも上伸することは可能だろう。
そして更に伸びて、76.4%戻し=32910円をも突破できれば全戻しも視野に入れていいと言える。が、その76.4%戻しにはもう一つの抵抗帯であるネックゾーンが控えている。(なんて体のいい構図になってるんだろうか!)
つまり、イケイケ派なら突破!、慎重派ならいったん様子見、「ゾーンからゾーン」派なら逆張りショート後、32500円割れ買戻しというトレード法も浮かび上がる。
それはともかく、もしネックゾーンや76.4%戻し付近で相場が反転した場合は、フラットやトライアングル修正波の形がやっぱり浮かび上がってくるだろう。
行くのか行かないのか、どっちなんだい?ということになろうが、これはその時の筋肉ルーレットで決まるはずだ。今はわからない。
今度は下値を考えてみよう。32255円で終わりか?
4波だから、3波の押し目を測ってみる。日足3波(31315→33110)の50%押しが32210円だからいい処まで下落した。しかし、筆者はもう少し下を見ている。61.8%押し=32000円ジャストだ。
「1波と4波は重ならない」というエリオット波動原理の衝撃波ルールは厳守すべきものであるが、そのルールによると1波頂点=32060円(実体なら31990円)は下回らないとなる。これを重く見ているわけである。なので32000円トビ台くらいまでには下落余地があるように思えるし、そうなると筆者のこの4波に対するイメージはフラット形になるだろうか。
そしてもしフラットなら、32255円からの戻りも33110円近く、少なくても33000までは戻りそうな気もする。そう考えるとネックゾーン上辺まででチョンとなるのかな。
(※)金曜日日中32300円まで下落して少し反発したので、32300円中央付近でカイを入れている。32500円以上まで反発したが、利確せず結局5円抜きの結果となってしまった。もう32300円で下落は終わりだと思うやんか!(問題。筆者がそう思った理由を述べよ。ヒントは金曜朝ブログ記事参照)
もうおわかりだろう、今週の相場に対する筆者のイメージは。・・・・・・
「はっきりしない」である。
【イベントスケジュール分析】
今週金曜日は注目の米SQ日だ。あいつらにとっては、日本のメジャーSQ日より自国のメジャーSQ日の方をより重要視していると感じている(メジャーのみ)。取り扱い商品が日経225であってもだ。だからそれを通過すると相場は一変することが多いのはデータが示している。
そして、翌週水曜日がFOMC、金曜日に日銀会合がある。FOMC、日銀はどちらも楽観視されているようだ。つまり利上げはないということである。
となれば、今週はともかく来週からは相場は上がる。次のFOMCの10月末までは安泰であろう。
しかし、これは大筋である。今週の値動きが決定できていないから詳細ははっきり断定できない。なので、今回は二通りのプランを想定する。
ひとつは今週から日足5波動目に移行した場合だ。33110円を割と簡単に抜けてくるケースだ。この場合は5波動目が終わり次第ABC調整となる。したがって、今週上昇、来週下落、再来週から再上昇ということだ。
もう一つは今週が4波の調整に費やされた場合だ。この場合は来週に5波の上昇、再来週からはABC調整となり10月末までなかなか浮上できないか、10月のミニSQ日、あるいは米SQ日を境に上昇に転じるかもしれないというイメージでか。
実は先週末の下落によって、筆者が想定していた12限月の下落の大半を消費したと考えている。「限月丸ごとトレード(14)」では、下落の底を32500円と想定していた。まだもうちょっと下落があったとしても知れているだろう。(このことだけが、今の筆者に残された強気材料なのである。)
だから、今週が調整の動きに終始したとしても、その後の上昇には確信的であることには変わりはないのである。
では、以上を踏まえて、いつも通りエリオット波動の波動カウントに重ね合わせた予定表を組んでみよう。
A)パターン
〇今週・・・・・・堅調(日足5波の1波の5波動目上昇)
〇9/15前後〜9/22前後・・・軟調(日足5波の2波調整)
〇9/22前後〜10月末前後・・・堅調(日足5波の3波上昇)
B)パターン
〇今週・・・・・・・・・・・・・調整(日足5波の1波の4波動目調整)
〇9/15前後〜9/22前後・・・・上昇(日足5波の1波の5波動目上昇)
〇9/22前後〜10月末前後・・・調整〜上昇へ(日足5波の2波調整〜3波上昇へ)
では、明日の予想に入ろう。
上記通りなら、上下2方向に構えておかなければならない。指標のバリュー値に頼って事を起こすのが正着だ。
〈重要ライン〉
①33725・・・日足3波頂点
②33340・・・スイング上昇可能値
③33240・・・日足次の戻り高値
㊶30985~30905・・・日中マド1
<詳細>
さすがにここからはショートは打てない。⑯があるので、これを完割れするまでは様子見をしてしまうだろう。となれば安値の切り下げが起きるとは限らないので、トレードはムズい。下げ切ったと思った処からの反転狙いの買いをするのみになるだろうか。
日中に限れば、むしろ上昇に賭けた方が無難か。1時間足では上にN字ができそうにも思える。⑩⑨までは確実に狙っていける。特に⑬突破を確認したらGOだ。そして32900円台まで果敢に狙ってホールドしてもいいだろう。
上に書いたように、これらの数字を突破できるか、どこで跳ね返されるかが見所となる。
<ポジション>
売り1(32780) 変わらず
買い1(32310) 1枚減も単価は下げた
※一度は32300円を底と見て買っていたが、日中の32300円割れまでは耐えれたものの、ナイトの再下落には参った。朝の32580円ショート玉は32300円からの反発過程で利確していたしで、途中で買った32360円玉や32410円玉は玉砕、あるいは小利で手放すはめとなった。
くそー、ダメ押しやがって!おかげでビビッて買い増しできなかったやないかい。でも、32000円前後まで下がる可能性があるとはいえ、この買い玉は大事にしたい。5円などというチキンな利確はせず、損切りしないで含み損に耐えてもいい。上に売り玉がある限りだけれどね。
以上。
(おことわり)
ラグビーのワールドカップが始まった。野球と違って、ほぼ試合時間いっぱい目を離すことができない。そのためトレードや相場分析に支障が出る可能性大。いつにも増してうっかりミス等が重なることが予想される。あらかじめ言い訳しておく。
0 件のコメント:
コメントを投稿