自身の買い玉が途切れた。あきらめたわけではない。
金曜日もすったもんだの末に2時すぎに外出したが、車中で突然の急騰を知り慌ててスマホで買いに走った。31850円。そんな危険なトレードに手を染めてしまったのは、『ようやく売り方の買戻しが始まったにちがいない。ナイトも上がるぞっ!』だ。
そんな直観はナイト寄りからの高値更新でいっそう自信を深めるのだが、ニューヨーク始まりとともに崩壊。朝起きたら何にもなくなっていたというわけである。
元の木阿弥。先週は散々。買っても買ってもまた戻されて、その都度利確しとけば毎日、いや毎セッション2万円前後のお手当を頂戴していただろうに、それを棒に振ってまでスイングトレードの甘い期待を追い続けた結果である。
さて、今週はどうなるのだろうか。筆者もまた岐路に立たされている。
※金曜日の大引け前の急上昇は何だったのだろう。推測通り買戻しだとしても、それは単なる9月末の帳尻合わせだったのか、本格的なショートの買戻し決済であったのか。後者なら月曜日からは上昇することになるが・・・。
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まずは【現物225指標の週足&日足】から見てみよう。
週足はちょうど青色点線ライン下辺に差し掛かっている。前回週間予想では、ここから反発上昇して逆三尊底を形成期待する!と鼻息が荒かったはずである。
どうする天井騒ぎよ。
しかも、お前さんのいう通り、安値は先物で31600円台で止まった。ニアピン賞ではないか。
それでも買えないのかい。実行できないような予想ならやめちまえ。
頭のうしろでガンガン鳴り響く怒号に、初めは二日酔いのせいかとのんきに構えていた筆者もようやく目を覚ます。
買うに決まってんだろうが!
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【日足】
押し安値32165円(④波底値)はローソク足実体で破られて、それまでの5波動の上昇トレンドは終止符を打った。だが、まだダウントレンドが決定したわけではないことは誰でもご存知だろう(※下記注参照)。
もう一度浮上して、その高値が戻り高値32535円に届かず、反転下落して安値31660円を下抜けた時にダウントレンドは確定される(2度目の高値安値の切り下げ)。
だから、31660円を守っている限りは大丈夫だ。
それにダウ理論の大きな欠点として、「どこを基準点とするかで目線が変わってくる」があげられる。
さっきの例では基準点は32165円であった。それは多くのトレーダーが真っ先に挙げる基準点だろう。したがって多くの支持を得ていることは確かである。しかし、それはデイトレードや短めのスイングトレードでの話であって、「限月丸ごとトレード」を目指す筆者を始め、長めの期間を視野に入れているトレーダーにとっての基準点はもっと下にある。
それは当然、8/10の安値31000円である。
今回の下落波動をトレンドとは言わず、あくまで調整と言い続けてきた理由だ。第1波(図の①〜⑤の5波動をピンクの太線であらわした)に対する調整第2波としてとらえているのであって、この31000円を割れるまでは、カイに重心を置くべきなのであると考える。エリオット波動原理を忠実に実践しているわけだ。
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・・・屁理屈ばっかり言いやがって、もう2000円近く下落しちゃってんだよ。じゃあ、いつ上がるってんだよ、おい。
お叱りはごもっともである。しかし、屁は理屈を言わない。下位足の分析へいこう。実は恐ろしいことが待っている。
【4時間足】
図にあるように、ジグザグC波を5波動に分解したら、その5波動目がエクステンションし、(拡大型の)ダイアゴナルになっているのではないかとの解釈にいたった。(図では4波動までを青色で、5波動目をオレンジ色ラインであらわしている。)
この通りなら、安値は31660円を必ずや更新してくる。目分量では31500円前後だろうか。ダウ理論的にも今度こそダウントレンド入りを認めざるを得ない状況になるだろう。
が、それを認めるのは終値で31660円を下抜けた時である。下ヒゲだけならセーフ!大引けまでに戻っておれば首の皮1枚でも勝算あり。筆者は決着がつくまで、今のやり方を続けていくつもりである。
そう長い時間ではない。月曜日が上昇して持ちこたえれば、火曜日になるだろうか。遅くとも水曜日までか。
また結局は31000円を下抜けるまでは続けるけどね。(ただし、その時はヒゲだけでもアウト!)
(ご参考までに)これは筆者のアノマリー的なもので確証はないが、最後の安値をつけるのは夜間ではなく、東京時間にこそである。月〜水曜日の日中ザラ場にご用心を。
【イベントスケジュール分析】
これも大筋では変わりない。1週間日程が後ずれしたと考えてもらえれば大丈夫だろう。
〇今週・・・・・・・・・・・・・微妙(日足5波の2波〜3波入り口伺い)
〇10/6前後〜10/20前後・・・微妙(日足5波の3波の1波〜2波)
〇10月/20前後以降・・・・・・・強い(日足5波の3波の3波上昇)
相場が大底をつけるまでは辛抱強く待たなければならないだろう。
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では明日月曜日の戦略会議に移ろう。
月曜日ははっきり言ってわからない。戻すような気もするし、安値更新に向かうという用心も必要だ。
安値更新シナリオに重点を置くならば、波動の軌道は2種類考えられる。先に戻すか(上の1時間足チャートでの青色ライン)、すぐさま下落していくか(同オレンジ色ライン)。
いずれにしても緑色の支持線を割ってきたらお陀仏だ。ただ、このまま戻すことなく、先に支持線を割ってきた場合は、31660円の手前でいったん反転していくこともあるので、安易な飛びつきは避けたいところである。2度目ならOK。
〈重要ライン〉
①33145〜33175・・・日中マド4
②32740〜32780・・・日中マド3
③32535・・・日足戻り高値
④32475・・・4時間足上昇可能値2
⑤32300・・・4時間足上昇可能値1
⑥32260・・・4時間足戻り高値
⑦32235・・・本日上昇目標値
⑧32120・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑨32000・・・5日線処
⑩31950・・・ナイトセッション・バリューハーフ
※31800・・・ナイトセッション終値
⑪31770・・・上昇転換ライン
⑫31750・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑬31660・・・直近安値
⑭31630~31610・・・日中マド2
⑮31610・・・下落転換ライン
⑯31575・・・前上昇の76.4%押し
⑰31530・・・本日下落目標値
⑱31520・・・4時間足下落目標値(ここで止まれば丸儲け)
⑲31465・・・4時間足ジグザグ下落N値
⑳31345・・・4時間足最大下落値
㉑31315・・・日足次の押し安値
㉒31245・・・前上昇の90%押し
㉓31000・・・ここ割れたら観念値ます!
㊶30985~30905・・・日中マド1
<詳細>
しかし、さすがにここら辺でのウリは覚悟がいる。通常なら⑫割れで勝負するが、⑬が近くて空きスペースが小さすぎる。
それじゃ完全に⑬を割ってからでならどうだろう。これもさっき言ったとおり、先に下落の場合は反転に注意すべしだから、やっぱり躊躇してしまうだろう。筆者の大底の目安は⑰〜⑲なのであるが、それを勘案しても⑬の底堅さは強靭なのである。
逆に割れるのを承知の上ででも買うだろう。買わなきゃだめだ。
では、先に上昇してくれればどうか。この場合も買うだろう。ナイトでの下落は完全にアメリカに連れ安したもの。⑩辺りで失速する可能性もあるが、⑧までは戻してくれるだろうという甘い期待もある。
問題はそれからである。利入れしておくしかないだろう、1枚を残して。
なんじゃらほい、完全に上目線ではないか!
いやいや、売りもやる。⑩で失速するようなら、まだ下があるっていうこと。⑨も効いているしね。
<ポジション>
売り1(32710) 変わらず
買い0 2枚減
※売り玉が効いている。建てた当初は「こんなクソ玉、すぐ狩られるさ」と悪態をついていたが、これだけ軟調な今となっては、なかなかどうしてりっぱな青年に成長してくれたではないか。
このウリ玉1枚があったからこそ、筆者は精神的平衡を保っておれたと言っても過言ではない。これが両建ての最大の長所である。ここからは彼の獅子奮迅の働きに見合う買いの建て玉を持つことが目標となった。早くこいこい大急落。
以上。
※1
この言い方は現実的ではないかもしれない。ここ3,4日のもち合いを細かく波動ライン化すれば、ダウントレンドは決定していると言えるだろう。また4時間足以下のチャートでは明確にダウントレンドだ。しかし、日足ではこのもち合い安値31660円を下抜けた段階で初めてダウントレンド入りと決定付けてもいいのではないか。
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