金曜日の朝はまだ冷静でいられた。実際のトレードはともかく、32500円台までの株価は想像の範囲内だったからだ。だが、土曜日朝は一変。大魚を釣り損ねたことを悟って、大いなる後悔。この限月はずっと予想が外されっ放しで、用心深く構えるように仕組まれた。
ここからどう組み立てようか。シカゴの値動きで余計に相場は難しくなった。まさか日足戻り高値32660円を超えてくるとは!である。
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木曜日のナイト終了時点のチャートを見てのシナリオは次のようなものであった。
【日足】
薄い水色で描かれたライン。トライアングル説だ。金曜日のシカゴの値動きはわからなかったが、32525円は想定の範囲内。また、超えても32600円前後までの数字は計算で出していた。だから32660円を超えないだろうと高をくくっていたのだ。『うん、トライアングルで間違いない』
そして、月曜日からは下がる。下がるが、それは絶好の押し目になる。トライアングルのE波の下落が終われば、いよいよ新しい1波のスタートになるだろうと画策していた。前夜チキンな利確をしてしまったことを忘れたかのように希望が湧いてきていたのである。
だが、そのシナリオはもろくも崩れ去った。32660円を突破してしまったからである。月曜日はたぶん突破した地点から始まるだろうし、もう少し下から始まったとしても、ザラ場で突破してしまうだろうことは容易に想像できる。
・・・『別の波動カウントを見つけなければ』
仕方がないから、何週間か前に想像したシナリオを復活させることにした。
もう一つは、この緑色の3波動が、その前の赤色の3波動目をA波とした場合のB波になるとして(形はフラット)、もう一度30290円近辺まで下落する(C波の)シナリオもあることにはある。
でも、これは赤色2波動目を例のフェイラー型の日足5波とカウントするケース当てはまるので、筆者としてはやはり気にいらない。
よって、前者の新1波スタート説を採用してみたいという考えに至った。今日まで二転三転、四転五転してきたが、どうぞよろしく。チャートを見ず、その時、その時の値動きに翻弄されていたと言われても仕方のない結果である。
ここで、もう一度これを見ておこう。
【現物225指数の日足&変則週足】
木曜日大引けでは週足レンジ内に戻った。ギリギリなのでそれがまた悩ましいのであるが、仏の顔も3度までは許してくれるそうだ。3度で見限った筆者の度量の狭さをゆるしてくだされ。もう一度賭けてみよう。
したがって、月曜日以降押し目をつけに下落が始まったとしても、木曜日の大引けでは今度こそレンジ下辺31927円を守ってくれるだろうことを信用することにしたい。
【イベントスケジュール分析】
先週の予想はだいたいの線で合致したものであると言えるが、もうひとつしっくりこない。それは、トレンド推進波らしく「値動きに限度がない」ということに起因する。そりゃそうだろう、筆者はまだ調整波中ととらえていたのだから。調整波ならその長さは想像できるが、推進波の長さ、どこまで伸びるかは想定外になることが多いからだ。どこまでもエクステンションする。
今週はミニSQ週である。過ぎれば12月第2週まで大きなイベントはない。もう一度書き直そう。
〇10月6日〜11/10前後・・・3波動目の戻り(3の2波)から3の3波目に
〇〜12月末SQ日まで・・・・・3-3波の上昇から3の5波まで、ほぼ堅調推移
この後、13日〜各国中銀の会合がある。この前後は少し弱含みそうだ。しかし、その結果発表後はいよいよ日足5の3波が始まることになる。待ちに待ったウハウハ体験が連日楽しめるだろう。
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先のことはさておき、いよいよ月曜日の予想に移る。はたして、株価はどこまで伸びるのか、絶好の押し目はやってくるのか、わくわくするような月曜日になりそうである。このチャートの分析から始めよう。
【1時間足】
エクステンションしたこの5波動目を、木曜日の朝ブログではダイアゴナルと断じていたが、そうでもない、フツーの推進波だったようだ。(違いは1波と4波が後者は重なる、前者は重ならない)。
※大きな違いはないのだが、それでも大きな利益を逃したのは、まだまだ理論に実践が追い付いていないからだ。
そんでもっていよいよ5波動目になっている。またシカゴの清算値が32735円だったことから、その5波動目も終わりではないかと踏んでいる。なぜならマド明け32735円近辺で寄り付くのなら、図の赤色点線(アウトラインと言うのだろうか)付近になるだろうからだ。そこからはさすがにいったん調整か?
また、日足ジグザグ波動のN値は32755円となっている。これもまたいったん反転調整しやすい水準である。
さきほどトレンド推進波は「もうはまだなり」と言った矢先に、こんな反落のメドを云々するなど信用ならんやつと笑われそうだが、5波動目を数えられた段階ではやはり限度が出てくる。あとはどれだけ5波動目の余力が残っているかだけだ。7波動目はないのである。
その余力は当然3日シカゴの高値32825円までか。
フィボナッチをとことん使い倒そう
また【日足】についての記事内で、32600円前後までは想定していたと書いた。それは次のような計算結果からである。
このエクステした1時間足5波動目の副次波の長さに着目した。
1波動目は31145→31655で値幅は510円。3波動目は31455→32090で同635円。この2つの値幅の比率は、1:1.272に近い(少し足らない)。フィボナッチだ。
なら、5波動目は3波動目の1.272倍幅なら805円あるかもだろう。4波動目の底値31815円にプラスすれば32620円だ。
あるいは、1波動目の1.618倍になるとも考えられる。この場合だと31815+825=32640円となる。
(おわかりだろう。筆者が32660円の戻り高値を突破することはないと油断していた根拠である。)
つまりは、金曜日祝日の海外数値は作られた数字だったということになる。祝日取引のない日を狙われたということだ。
しかし作られた数字と言えどもないがしろにはできない。月曜日の値動きが32660円を超えない範囲で終わったのであれば納得もいくが、少しでも突破すればそれに従うしかないのである。
が、やはり天井は天井だ。月曜日はこれ以上はいくら何でも買えやしない。シカゴ清算値と近似値なら当然ショートから入るべきなのである。
〈重要ライン〉
①33280・・・日足上昇可能値
②33145〜33175・・・日中マド1
③32915〜33175・・・日足天ネックゾーン
④32825・・・3日シカゴ日経高値
⑤32755・・・日足ジグザグ上昇N値
⑥32740〜32780・・・日中マド2
⑦32660・・・日足次の戻り高値
⑧32610・・・4時間足ネックライン
⑨32525〜32090・・・4時間足ネックゾーン
⑩32335・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※32330・・・ナイトセッション終値
⑪32275・・・1時間足押し安値
⑫32125・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑬32095・・・前日日中マド埋めライン
⑭31927・・・現物225指数・例の週足レンジ下辺
⑮31905・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑯31865〜31645・・・(新・合)日中マド3
⑰31850・・・下落転換メド
⑱31450・・・5日線
⑲31310〜30980・・・日中マド4
⑳30290・・・前回最安値
<詳細>
言いたいことは先にほとんど言ってしまった。上の指標を見ながらまとめておこう。
価格が④⑤⑥近辺ならショート断行。それ以上は上がらない。おそらく損切り、利確が相まって寄付き直後は激しい値動きになるだろうから、30分間は様子見から始めるのが得策だ。「売りは遅かれ」でいい。何よりも「後で買うためのウリ」であるからであるが、そのウリの利益は考えている以上にデカい可能性を秘めているからでもある。もちろん月曜日中とまではいかないが、少なくとも⑭までは計算できそうである。
デイトレならいったん⑩で利確か。
<ポジション>
売り1(32710) 変わらず
買い1(30720) 変わらず
※売玉は含み損になりそうである。まさかまさか、金曜日のCMEが一気に超えてくるとは考えてもみなかった。月曜日は寄り天であってほしい。ここから上がるようなら買玉との合わせ切りになってしまう。どこまで下がってくれるか。いい押し目が拾えるだろうか。
上で書いたように31927円を割った処はやっぱりカイである。
<前日のトレード感想戦>
ヘッジ目的の売玉を持ちたいばっかりの筆者がようやく動いたのが10時10分前。単なるソロソロ感だけの仕掛けで危険は承知。連日同様下がってもすぐ戻るもち合い相場に、2時10分すぎ31970円であきらめ。逆に『動かなくてよかった』。胸をなでおろす。
ナイトもウリを意識も、この日は大事なTV鑑賞。心ここにあらずで、画面を休憩時間に見るだけの態勢。お酒も試合開始時から進めており、トレードには一向に身が入らない。
日中にネックゾーン下辺32090円で跳ね返された相場が、9時半指標後ようやく突破してきた。『今度は上辺32525円までを試すだろう』との思惑から32150円でカイ敢行。
しかし、翌日は祝日取引がないことを発見。弱気が顔を見せ、戻り高値32260円手前で指値してしまった。土曜日朝のシカゴCMEの結果を見て大いに後悔することになった。大失敗である。
以上。
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