先週は一転もち合い相場になってしまったので、大きな利益は獲得できなかったが、そのおかげで目標としていた「買玉週2枚ストック計画」は達成でき、来週の収益爆増のメドが立てられたかもしれない。
しかし、目標達成といえば次のチャートだろう。
【現物225指数・日足&変則週足】
期待した木曜日大引けでは、残念ながら週足レンジ上辺を突破できなかった。水曜日日足では突破できたが、カンジンの木曜日では垂れてしまったのだ。ザラ場では前日高値を更新していただけに、悔しくってしょうがない。それでも金曜日にその33485円以上を回復、すぐやり返すあたりを見ていると非常に頼もしく感じる。今まで、33485円以上をつけたのは何度もあるが、いずれも1日天下に終わっており、その後はレンジ下辺までの下落を余儀なくされていたことを考えると、今回もまた1日天下だとはいえ、すぐ反転に向かってくれたのは喜ばしい限りである。
もう1日、このレベルを維持してくれればもう安全圏だと考えても間違いないのではなかろうか。
幸運なことに、今週は木曜日が祝日のため水曜日大引けがこの変則週足の終値となる。明日月曜日にでも陽線で上昇してくれたのなら、悲願の週足でのレンジ突破はいよいよ現実のものになるような気がしてくるだろう。筆者ならずとも、前祝いの酒宴を催したくなってくるはずだ。
では、もっと詳しく分析していこう。先週からの主役【4時間足】にご登場願う。
それにしても、ネックゾーン(黒の細線枠)での停滞は美しいばかりだ。このゾーンの範囲は33395円〜33580円だが、その中間値は33485円となっている。つまりはここ数日の保合い相場は、例の33485円を巡る上下200円幅の攻防戦であるというのが正しい解釈だ。レンジ下辺をちょっと大きめに下振れたのは、上昇トレンドでありがちな「脅しの下落」「振るい落とし」といった表現であらわされる「下へのオーバーシュート」である。筆者が33200円台の玉を求めた理由もここにあるわけなのだ。
そんな停滞から今すぐにでも抜け出そうとしている、というのが多数のトレーダーが抱く相場観にちがいない。抜け出すのは上であることにもまちがいはなかろう。
ここで、今回はこのレンジを上抜いた後に現れる目先のカベについて考えてみよう。目先といっても、目先も目先、超目先である。デイトレーダーが目指すその日その日の利確目標値程度のものであって、天井と言われるものではけっしてない。上昇トレンドはまだ始まったばかりであり、上値メドなど今から考えるべきではないのだ。
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10/31の安値30385円からの上昇波動は、赤、青、緑と孫3波にまで成長した。現在はその孫である緑の4波あるいは5波の初動といったカウントだろうか。月曜日には判明するだろう。もう一度下げて3点底を形成後上昇する、あるいはこのまま上昇が続くか。どちらにしても緑の5波動目になることは目に見えている。
そしてその緑の5波動目の頂点が青の3波の頂点に相当するのはおわかりだろう。5波の頂点を求めるのは至難の業だが、3波の計算ならわかりやすい。32045→32875→32245ときて、1波の1.618倍拡大値だから、33585円である。
ウン!?終わっている。すでに突破している。そんな場合は2.618倍値だ。34415円に目先も目先、超目先の目標を置こう。緑の5波はそこまで伸びるはずというわけである。しかし、それは天井ではない。まだ青の5波も残っているし、赤の3波も未完成である。こういう認識を持っておれば、途中でやつらの(やつらの中でも特に最下層に属するちんぴら階級の)オドシに屈することは避けられるかもしれない。
その手前には33960円、33725円がある。どちらも6/16につけた日足3波の頂点である。数字が違うのは限月がちがうからである。前者は9限月で付けた数値、後者は当12限月が中心限月になる前につけた数値である。
ラージのつなぎ足を使用しているトレーダーなんかは、前の限月で付けた数値をそのまま使うかもしれない。また筆者も「限月丸ごとトレード」など前限月との比較で相場を分析する場合は、中心限月時に付けた数値を使用することにしている。配当分含むなどどんな事情があったにせよ、つけた数字は実際につけた数字として崇め奉ったほうがいい場合もあるのだ。
こういう事情があるにせよ、33960円も33725円も意味は同じだ。現物の株の世界で、配当落ち分を当日中に埋めると「強えーな」と言われるように、もし仮に33725円を突破するなら、同日中に33960円にも到達するのではないかと考えている。
逆に言えば、到達せず反落するなら、相場は「強えーな」とは到底思えず、投資家たちからウリがどっと出てくるだろう。それこそ天井だ。
だが、大半のトレーダーはそんな低い位置に天井を想像していない。こんなところで浮かれる者などいない、先の方、ずっと先の方を目指してツワモノは走るはずなのだ。だから、停車することなくイッキに突破していくだろう。
そのエネルギーは34415円までは続けることができるほどたんまりと残っているというわけだ。そして、この34415円前後では大きめの休憩があるだろうこともまたわかっている。理由はこうだ。
それには赤の3波の頂点も計算しておかなければならない。30385→32770→32045とくれば、そのN値は34430円となるだろう。これだ、この位置こそが、「もしかして天井?」とわれわれに感じさせる、あいつらの中でも中堅幹部クラスが使うオドシ文句によく出てくるN値なのである。
この赤のN値は他の色の波のN値と重要度が決定的に違う。大きな3波の先っぽを意味するからだ。
「フェイラー型5波終了説」が放った刺客の残党がまだ生き残っているのかもしれない。そいつらの目的は、「拡大型」でもなんでも使って、とにかく3波動で終わらせたい、5波動にはさせたくない、というものである。
なんとなれば、3波がN値で終わらなければ、その長さは1.618倍拡大値まで伸びてしまうことになり、その余勢を駆って5波までも伸びていってしまう気力を与えることになってしまうからだ。つまり、1.618倍まで伸びれば、5波まで約束されているとも言える。
だから、N値を達成するや否や、あるいは達成直前であっても、その値位置近辺では逆方向の力が大きく働く。この場合は売り勢力だが、N値近辺での売り勢力は腰が座っている、強い。したがって、大きく反落する。
だからトレーダーの多くもここでひと息入れる。利確、利入れする。余計に大きく反落したように見えるだろう。
こういう筋書きだ。この筋書きを逆から言えば、34415円や34430円近辺、少なくとも34400円前後までは買玉をホールドしておいてもいいことになる。あと1000円幅も残ってやいないが、この保ち合いの期間中や、レンジを突破した間近に拾った買玉は34400円までは大事にしたいものである。
もちろん「上」はまだまだ望める。ただSQ日が迫っているから、その時間との兼ね合いだけであろう。
しかし、まだ問題は残っていた。N値での反落はどこまでを予定しておけば事足りるかということである。
これもフィボナッチを使えば簡単だ。
まず青の3波の長さを測ればいい。始点は32245円で、頂点は仮に34400円まで伸びるとしておこうか。
その長さの38.2%押し=33575円、50%押し=33320円、61.8%押し=33070円は押し目メドを測るうえでの基本のキであるが、エリオット波動論者として忘れてはならない鉄壁ルール『1波と4波は重ねない』を適用すれば、32875円以下にはならない、あるいは70%程度までの押しは覚悟しておかなくてはならないということになる。
何度も言うが、今回の日足5波と思しき上昇波動のテーマは深押し、振い落しである。「4波は時間調整でそんなに深くならないのでは?」という考えもあろう。確かに青色2波はジグザグの深押し、値幅調整であったから、オルタネーションの法則から余計にそう思うかもしれない。
確かにそうかもしれないが、筆者の言いたいのは、「覚悟」だけはしておこうというものである。時間と値幅、その両方をあいつらは求めているかもしれないということだ。浅押しに終わればそれはそれで結構なことである。(現在のもち合いレンジがクッションになってくれればいいね。)
【イベントスケジュール分析】
先週からとりたてて書き足すこともない、そのままだ。ただ、時間は消化しているし波動も変わっているので、その処だけ修正しておく。
〇11月20日〜12月頭まで・・・好調(赤3波上昇継続)
〇12月第2週〜12月18日前後まで・・・・調整(赤4波)
〇12/18前後〜年末から来年・・・・好調(赤5波上昇)
ひとつだけ不安点がある。日本のSQ週だ。調整になるかもとの予想だが、もしかして上記のN値目標値のアトの調整がそれほどでもなく、さらに上を目指すような展開になるなら、SQ週は上値追求型の波乱相場になるだろうということだ。これは今の段階ではわからないので、追って分析してみたい。
重要なのはここからSQ日まではなんらの重要なイベントがないということだ。ないなら、今の上昇トレンドを覆す者などあらわれたりはしない。少なくともSQ週までは余計なことは考えないことである。
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では、以上の相場観をもって、月曜日の作戦会議を開く。
月曜日はもちろんレンジ突破待ちである。寄付きから早々と再再再度の32600円突破を目指してもらうことを期待する。したがって、買しか方法はない。
〈重要ライン〉
①34430・・・赤3波N目標値
②34030・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値
③33785・・・1時間足ジグザグ上昇N値
④33730・・・本日上昇目標値
⑤33725・・・日足次の戻り高値
⑥33620・・・直近高値
⑦33580・・・4時間足天ネックゾーン上辺
⑧33565・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑨33520・・・上昇転換ライン
※33515・・・ナイトセッション終値
⑩33485・・・現物225指数・例の週足レンジ上辺
⑪33425・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑫33395・・・4時間足天ネックゾーン下辺
⑬33320・・・5日線処
⑭33210・・・直近もち合い安値
⑮33195・・・4時間足ジグザグ下落N値
⑯33190〜32855・・・日中マド3
㊵31865〜31645・・・日中マド2
㊶31310〜30980・・・日中マド1
<詳細>
さりとて、もう一度安値を試してからという値動きも十分考えられる。その場合は最後のお試しとなり、われわれ押し目待望トレーダーにとってはラッキーな値動きだが、さすがにもう33200円台はないか。せいぜいが⑬で手を打っておこうか。
上昇が先でも後でも、⑧突破は比較的容易だ。そして⑥を突破すれば32700円台まではイッキと思われる。そして小さな抵抗はあっても34000円までは順調に伸びてくれるだろう。
問題は、上昇が先の場合によくある事だが、33700円台の目標値に届かず、寸止めされるということも考えておかねばならないことだ。つまり、先の直近高値33620円を少ししか上抜かず、反落してしまうという値動きもあるということだ。
マーケットプロファイルで読むと、あのネックゾーンでのもち合い期間において、33485円より下部の出来高に較べて、上部の出来高が少し薄いのだ。
つまりもう1セッションは32450〜32600円部分を分厚くする動きがあってもおかしくはないか、と考えられる。
しかし、心配ばかりしていては金儲けはできないから、自分で「33400円割れならカイ」「でも、落ちてこないかもしれないから33500円前半でもカイ」などと前もって決めておくしかない。
33500円台でもそう大きな含み損にはならないだろうし、夜にでも上がるのだからと腹を括るしかないだろう。筆者の場合は⑥を突破した後の初押しでなら1回は買うつもりだ。
※月曜日の目標は、日足終値が33485円以上になっていることである。そうすれば翌日からの2日間はもうあのレンジのことなど気にかける必要はなくなるだろう。上昇一途だ。
<ポジション>
売り0 変わらず
買い6(30720、32100、32315、32555、33265、33440) 2枚増
※33440玉は酒の勢いを借りてのものであるが、33265円玉は待望の玉が手に入ったと素直に喜びたい。盤石の玉ではないが、当面はいい働きをしてくれそうだ。月曜日に再度200円台が示現するなら、もう1枚増し玉のつもり。また、このネックゾーン内保合い期間がスイング増し玉獲得の最後のチャンスになるかもしれないとも考えている。
<前日のトレード感想戦>
9時10分「待ってました」の300円割れで32265円玉獲得。その日の仕事の半分以上はやり遂げた感。
それでも10時すぎ余勢を駆っての33420円カイ。38.2%押し水準を狙ったものであった。400円割れはいったんロスカットではあったろうが、朝の含み益もあって我慢した。その甲斐あって2時45分頃、目標値33560円の手前で利確。32265円玉が温存できたことに大喜びする。
ナイトでも果敢さは変わらない。6時すぎ33510円のショートから入る。33520円が23.6%押しラインであったのだが、陰の丸坊主を形成していたことで決断した。前日ふがいなさを経験しているし、Cタイムの戻し時にも寄付き価格を抜けなかったのでサッと実行できた。
でも、7時10分33440円カイ、それから15分後33470円売玉決済は、どちらもタイミングが悪かった。特に買玉は早すぎたか。それでも日中同様我慢してフラフラのスヤスヤで持ち越した。金曜日特有のバクチ打ち。アルコールは偉大だ。
以上。
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