さすがはSQ週。今週は大きな上昇に次ぐ大きな下落があって、てんやわんやの1週間。筆者は火曜日からショート派に転向していたので、水曜日の上昇に足元をすくわれた格好だったが、概ねよき1週間となった。
水曜日のような想定外の急騰にもそれなりに応戦できる実力が、徐々にだがついてきてる感触はある。決め打ち打法は失敗も多いため、そんな日にどれだけ損を小さくするか、利益を少しでも上げられるかが勝負だ。あとはスイングの利益で食っていける。
では、今週はどうか。筆者としては、まだまだ下落が続くとの相場観で挑むつもりである。
【日足】
ここで「5波フェイラー説」をチャートで再確認しておこう。10月からの急騰が「疑惑の上昇」ではないかとずっと感じていたことを確認してみたい。
問題にしていたフェイラー型5波はこれである。その後はABC調整らしい。「らしい」と言うのは、筆者が考えたシナリオではないからで、これはマネースクエア社の宮田直彦氏が大分以前から唱えておられた。
フェイラーや拡大型が嫌いな筆者は「そんなバカな」と当初は一蹴したが、11月から値が一向に伸びない現象を前に『もしかして、もしかして私の他にも誰か?』となったのである。
但し、筆者はまだこの説に完全同意したわけではない。筆者の考えは、「5波はまだ始まっておらず、現状はまだ4波の調整波である」ということである。5波の進撃は今回の下落波動が終わってからと想定している。
まあ。筆者の考えなどはどうでもいいだろう。筆者自身もどうでもいい。ただ、現状は何波だろうと、相場は調整中であることには違いないのだ。この調整が終われば、大きく上昇することにも違いはない。
【4時間足】
これも修正しておきたいと思う。現状がジグザグ修正波中であることには相違ないのであるが、出発点を修正しておきたい。図のようにあの水曜日の急上昇をツナギのX波とした。複合修正波の2本目・ジグザグ修正波はその高値33390円から始まっていることになる。
なんだ、いいかげんすぎるじゃないかとのご批判はごもっともである。
しかし、筆者もまた波動読解には自信がない状況である。6月高値からの調整がどんな形の修正波となっているのかははっきりわからないのである。
ただ、確信を持って言えることはある。それは
『大底はまだつけておらず、つけるのは12月下旬から新年になってからだ』ということだけである。筆者にとってはこのことだけが信じうる唯一のことであり、そこから逆算して、今は『ジグザグ下落としたほうがわかりやすいのではないんか』というだけの、いいかげんなやり方で予想をしているだけである。
言っておく。これまでもそうだ。これからもそうだろう。この方法で立ちいかなくなったら変えるかもしれないが、上手くいってるうちは続ける。なので、あまり深く信じないように。
このことを十分ご理解していただいたうえで、以下を読んでいただきたい。
日中マドを閉めに戻る。
水曜日夜の33390円から始まったジグザグ修正A波の下落幅は1305円であるが、この数字は(簡単に1300円)よく覚えておいてほしい。
今週はB波のリバウンドを見極める週になると思われる。その頂点から最低1300円は下落するということだ(N値)。下落がきつければ、その1.618倍値(拡大目標値)=2100円程度の下落も見込んでおかなくてはならないだろう。
リバウンドの頂点が33000円なら、大底は31700〜30900円となる。
32700円までしか反発がないと想定するなら、31400〜30600円までの下落が見込まれる。
下に日中マドが2つ存在する。「マドは必ず埋まる、いや埋めない」問題はチャーチストにとっての永遠のテーマだが、「明けない夜はない」「止まない雨はない」のと同様に、「閉めないマドはない」とも言えそうだ。筆者の持論では、マドを閉めないで進んでいくのは3波のような強烈なトレンド推進波の時だけである。こんな調整波の時はマドを閉めに戻っていく。
したがって、下の方のマド(下記指標の㊷)を閉めるまで下落するのなら、30915円までは下落が続くと覚悟しておかなければならないだろう。上で計算したリバウンドの頂点が33000円の場合の大底想定値と合致する。
今週はそのリバウンドの頂点でショートを仕込むのが重要な仕事となるというわけである。
では戻りの限界はどこか? もうある程度想像がつくことだろう。
33000円前後までである。あまりにリバウンドが小さければ(例えば32715円=上のマド閉めまでなら)、30900円からその分下放れるだけである。考えるだに恐ろしい。よく言われる30500円台というのは上昇の全戻しレベルのことであるが、そこまで下落するのなら、明日月曜日はナイトセッション以上の上昇はなく、寄付きからすぐ反落してしまうだろう。
このケースも確率はゼロではない。この場合は筆者予想の年末の大底下落は前倒しされ、翌週19日の日銀会合でダメ押し、あるいは、それまでに十分価格が下がっておれば反転上昇というパターンになる。一考を要す。
最後にこのチャートも見ておこう。
【現物225指数・日足&変則週足】
すでに週足レンジ上辺33485円突破はあきらめたが、あまりにも形が悪い。桃色枠で囲ったところは典型的な天井パターンだ。筆者は「宵の明星の亜流」と言っている。コマ足っぽい陰線+大きめ陰線。専門用語は思い出せないが、よく出てくる。
これが出現すれば、あと1,2本は陰線下落が続くのがアノマリーだ。その意味からも、買い方は今週は余計な反抗などせずに素直に投降してもらいたいとも思っている。小さな陽線でもち合えば、それだけ大底到達までにかかる期間が長くなるからだ。
他には、31300円程度で止まって反発できれば(200MAが支持線となる)、逆三尊で買い方の勝ち。30500円レベルを大きく割れれば、Wトップ完成で売り方の勝ち。どちらにでも転ぶチャート形状であるが、一度30300円を割って買い方に絶望感を与えてから急上昇させるのがあいつらのやり口でもあるので、それも頭の片隅にでも。
このように下を見ててはキリがないので、明日の戦略会議に移ろう。【イベントスケジュール分析】は割愛する。明日以降の『限月丸ごとトレードのすすめ』記事でもふれることになるので参考にしてほしい。
・・・・・・
上記記事からわかるだろうが、明日はリバウンドを狙う。1時間足で見てみよう。
リバウンドの仕方は2パターンある。紫色のチャネルライン上辺を大きく突破するか(青色点線)、突破せず反落してしまうか(緑色点線)である。〈重要ライン〉
①33780・・・最高値
②33390・・・日足戻り高値
③33310〜33515・・・4時間足天ネックゾーン
④32950・・・4時間足反転上昇メド
⑤32755・・・5日線
⑥32745・・・本日上昇目標値2
⑦32735・・・今回下落の50%戻し
⑧32725・・・木曜日ナイトS・バリュー上限値
⑨32710・・・(新)日中マド上辺
⑩32615・・・本日上昇目標値1
⑪32605・・・4時間足ネックライン(BS転換線)
⑫32585・・・今回下落の38.2%戻し
⑬32540・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※32520・・・ナイトセッション終値
⑭32515・・・(新)日中マド下辺
⑮32400〜32095・・・4時間足底ネックゾーン
⑯32315・・・ナイトセッションバリューハーフ
⑰32200・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑱32085・・・直近安値
⑲31927・・・現物225指数変則週足レンジ下辺
⑳31925・・・4時間足下落目標値
㊵31805〜31575・・・日中マド2
㊶31640・・・30320円から上昇の61.8%押し
㊷31245〜30915・・・日中マド1
<詳細>
2つのパターンのどちらになるかは、明日その時になってからでないとわからない。その場の勢い等で判断するしかないだろう。
筆者の今の心境では、⑤くらいまでは戻るのではないかと踏んでいる。今朝の日経朝刊でも、雇用統計がどうちゃらでダウも年初来高値、先物ナイトセッションもE気分と書いてあった。朝イチから買い上がる向きも多かろう。
で、そこからはショートの出番。やはり33000円処までの上昇にはむりがあるか。マド埋めが精一杯と考える方が常識的かな。それと、⑤まではズラリお歴々が控えておられる。ビビるで。
火曜日まではあせらず、下がれば利確を繰り返すのみ。
カイは筆者的には難しい。寄付きから最初に下がって、⑮上辺前後までの下落があった場合だけになりそうだ。利確は⑪までにと決まっておろう。
<ポジション>
売2(33300円台後半、33000円トビ台) 変わらず
※ダマシのB波の逆襲を怖れてもいるので、ナイトで買った玉の利確を少し悔いているが仕方ない。まだ時間はあるし、下落基調であるからにはウリを中心に増やしていくことに専念するだけだ。でも、ホールドを増やすのは週後半からになるか、もしくは33000円近辺までの上昇があれば即。
<前日の感想戦>
10時過ぎもち合い安値32350円でショート。バリュー下限値33225円で利確したトレード以外、売りも買いもやったがあまり覚えていない。
以上。
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