きょうのテーマは、『日経の12月下落メドは?』である。
先週の当コーナー記事や週間予想記事ではある程度のヒントを提示させていただいたが、今回新たなアイデアも見つかったため、更に深掘りしてみたい。下落は今週19日の日銀会合後に明確になるのだろうが、それまでに1枚でもショートポジションを用意していただきたいと思う。
通常なら自国のSQが終われば、クリスマス休暇に入るのが常であったあいつらも、今年は日銀の会合結果を聞いてからでなければ休みを取れないのが現状だ。それまでは安心して買えたものではないだろう。
日本の投資家、投機家にしたって年内は何かと忙しく、また専業であっても、翌年の確定申告のことを考えて損切りも敢行するだろう。
どう考えても今週、日本株に大きな資金が入ることは考えづらい。
それに、「FOMC後のダウの下落に同調するか、ダウの上昇に同調せず現状維持になるか」も問題であった。結果は先週末までのところ、日経はダウの上昇に同調せず現状維持になっている。
これでは日銀会合後の下落は確定的である。それまで十分な下落がないのであるから当然だろう。
また、昨日の週間予想記事で書き漏らしたことがあった。11日のナイトセッション始まりの直後に出たブルームバーグの記事だ。
内容は、19日の日銀会合では金融緩和に修正はなし、現状維持だよというもので、日銀理事に近い筋の金融関係者からのリーク記事のようなものであった。筆者などもこれに踊らされた一人ではあるが、相場は暴騰。翌日朝の寄付き直後の33135円まで上げられてしまって、悔しい思いをした。『おのれ、ブルームバーグ。末代までも祟ってやる』と心に決めた。
今にして思えば、ジグザグ修正波中のB波リバウンドで、チャートに織り込まれていたことを予見できなかった筆者が悪いのであるが、出処が出処だけに、19日の日銀イベント後は逆に反落するはずだとずっと睨んでいるのである。
このことも、日銀会合後の相場は下がるという自信につながっていることを付け加えておこう。
というわけで、大底狙いには年末年始の2週間が勝負処だということに問題はなさそうだ。
・・・・・・
それはいい。もうほとんど確定事項だ。次はいくらで買うかだ。
まず、先週の上記記事内で発表した数字を復習しておこう。
①30915円・・・日中マド埋め水準
②31035円・・・ジグザグA波の値幅1300円の1.618倍値をその後のリバウンド高値33135円から引いた値。
ここらに絞ってもよさそうだ。さらに今回の新アイデアで補強しよう。
これは前の12限月の高値安値のフィボナッチ水準表である。中心限月の現在の値動きが前限月のどのレベルで行われているかを見るために計算してみた。76.4%水準と言うのは高値から23.6%押しレベルだということを意味する。
0 件のコメント:
コメントを投稿