もう何も言うことはない。ついにここまでやってきた。筆者にとっては、ここまで上げられてしまったというべきか。
売っても売っても、ホールドできるのはせいぜいが1日だけ。子供の駄賃だけは貰ったが、労多くして益少なし。買玉の方をホールドして、売玉をデイトレ決済しておれば、2倍以上の儲けが稼げていたことを思うと、自分のセンスのなさが情けない。
でも、もうそろそろじゃないか? また性懲りもなくそう思ってしまう自分がいる。どんだけ失敗すれば気がすむのだろう。いい加減学習しようではないか。カイだ、カイだ,カイだぁ!
と言っても、こころはウリに捧げている筆者である。誰に抱かれても忘れはしない、きっと最後の恋だと思うからの精神で今週も何とか続けようと思っている。
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【日足】
もう何度も掲載している。この線引きで間違いはなかろう。上昇トレンド推進波のダイアゴナルだ。ただ、リーディング・ダイアゴナルなのか、エンディング・ダイアゴナルなのかが依然不明のままである。この6000円以上の上昇が新しい日足の1波なのか、1年前から続くトレンドの5波動目なのか、筆者はいまだに迷い続けている。
LOVE IS OVER、キリがないのでその問題はほっといて、上図の線引きに注目してみよう。
ダイアゴナル波動の青色ラインは5波動目である。その5波動目がエクステンションして、やはり5波動目に入っているように見える(赤線)。
そう、今回の上昇トレンドは終了が近いのである。されども、その5波がどこまで、いつまで伸びるのかは不明のままである。また詮索してもキリがないこともわかっている。
ところで、金曜日ナイトセッションで筆者は、当日建てた買玉を決済した。それは翌朝に失敗だとわかるわけだが、手仕舞いの理由はその日がニューヨーク市場のSQ日であることに気がついたからである。
あの夜、筆者は買玉の目標値を36200円台前半と見積もっており、金曜恒例のチビチビやりながらチャートを眺めておった時だった。その忘れていた事実を思い出した。
『あっ、そうか。日経もダウも今夜がヤマ場になるのでは?』
おりしも先物は36170円をつけて下がりだした処であった。36170円といえば、最高値37235円を付ける1日前の高値と5円違いだ。つまりこの高値は筆者に「三尊天井」をイメージさせた。
しかし、イメージはしても本当に下がるとも考えていなかった。SQ日だからと言って、過ぎれば下落するばかりではない。上昇する場合もある。ただきっかけになるというだけである。
もし下落したなら「三尊天井」型になるし、上昇したら、36175→36235→36335(ナイト高値)というまた新たな「ダイアゴナル」的上昇になる。どちらでもよかった。酒が入っているし、最後まで見届けられるわけもないから決済しただけである。
ただ、もう上昇の勢いは限界に近いとの思いだけはあった。その思いがホールドすることをためらったとは言えるだろう。(結果は無残なものではあるが。)
というように、日経の上昇の勢いが止まるのはキッカケ次第である。これに異論はないであろう。
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【イベントスケジュール分析】
米SQ日はきっかけにならなかった。そればかりか逆に油を注ぐ結果となった。
(※ダウばかりではなく、ナスダックも上昇、そしてSP500は史上最高値をついに達成した。でも金曜夜が最後の上昇にならないか? 最後だからこそのカリビアンナイトだ。アモーレアモーレ、激しく燃え上がったのではないか、との妄想も抱くことは可能だろうが。)
では、次のキッカケになりうるイベントはどれだろう。これは簡単だ。23日の日銀である。
その日銀。たぶん金融緩和の現状維持は市場のコンセンサスとなっている。だから通常の発表内容では織り込み済みで、相場は下落することになるだろう。少しでもタカ派的内容ならなおさらである。上昇させるとすれば「今年中の金利上げは絶対ない」と断言することくらいだろうか。
なので、今回の気ちがいじみた上昇は23日の朝までであると断言できるだろう。
ただし、先週記事と同じなのだが、その翌週にはFOMCが控えている。日本の先物であっても、あいつら米国の金融機関の思惑に左右されるのが実情であるから、そのFOMCの結果次第ではあるとも言える。
だから、FOMCのある月末までは、相場は軟調であるとしか言いようがない。5波のダイアゴナルが終わって、調整の波動になったとしても、「拡大型」の修正波の可能性も残されている。新高値を取ってきてもおかしくはないのだ。
やりにくいったらありゃしないが、やはり5波の上昇は今週でほぼ終わりを迎えるのである。
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まだ伸びる。カイだ、カイだ、カイだぁ!
と、ここまでは先週までの筆者の意見。弱気に蹂躙されていた自分から抜け出せなかった頃の自分だ。ダイアゴナル的上昇に気づいてからも、この上昇が終わることばかりに気をとられていた。
とことん上を見なければならないのではなかったか。自分がずっと前から言ってきたことだ。それができていなかった。このことに気がついた。
もう一度上の日足チャートをご覧いただきたい。現在5波上昇中ーーこれはもっともポピュラーなシナリオだ。素直に波動を読めばそうなる。
しかし、それにしても4波の長さが短くすぎはしないだろうか? 時間が短いなら値幅でもっと深い調整が必要なのではないだろうか? こんな疑問が湧いてきた。
『拡大型か?』
とすれば、A波の始点をB波が超えてくるイレギュラーなフラットかトライアングル修正波になるのかもしれない。そのうち、トライアングルは時間的に消せるか。イレギュラーなフラットなら、ランニングフラット、拡大型フラットの2種類ある。C波の終点がA波の終点を超えてくるかどうかの違いである。
どちらになるかは別として、そのC波終了点から相場は反転、やっとこさ5波動目の上昇波動を迎えることになるのではないか、というシナリオが浮かんできた。
【4時間足】チャートで示そう。
あいつらがとにかく天井を焦っているならランニング・・・の方だし、われわれ個人投資家に『上昇はついに終わった。少し調整するぞ』と思わせ、売玉を増やさせたり、買玉を投げさせたりする魂胆があるのなら拡大型だろう。安値の切り下げになるからね。
どちらにしても、5波の上昇はC波が終了してからということになる。
では、それを踏まえてなら23日の日銀イベント後の値動きはどうなるだろうかを考えてみたい。
あす月曜日からC波下落が実演されて、下落幅が十分なものであるなら(例えばA波終点を超えてくる、はもちろん、B波の61.8%以上の押しを達成しておればetc.)、日銀会合イベントではアナウンス終了後にまたドーンと上げてくるかもしれない。それが5波の始りとなる。
逆に月曜日に上がらずと言えどもそれほど下がらずウヤムヤ状態を続けるのなら、翌日の日銀でC波終点を求めて下落することになるだろう。
さらに追い込む。
前者なら、5波の上昇は月末のFOMCまで好調路線となる。後者なら、C波底が見つかるまで下げ続けた後、月末に向けて5波の上昇を開始するだろう。
どちらにしても月末のFOMCが転換点となる。後者の場合でもイベント後に1、2日噴きあがるだけで終了することになるだろう。
だから、どちらにしてもまだ天井ではない、と言うのが結論だ。長めのスイング売りを仕込むのは、早くても今週末でもいいのではなかろうか。
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では、問題となる月曜日の値動きを探ってみよう。
あすははっきり言って、上昇下落はわからない。当たり前かもしれないが、どちらもありうる。
金曜ナイトの気配から見れば、また半導体関連がどーんと全体を引っ張ってくれそうだが、さすがに翌日に日銀を控えて一方的な上昇もどうかなとも考えられる。案外、個人投資家は手堅いかもしれないのだ。
でも、デイトレなら獲れそうだ。今の筆者に唯一できることでもある。
これは上記記事の前半部分で、5波動目が進行していることを前提に、それを【1時間足】チャートに落とし込んだもののライン引きである。
日足の5波の内部波動はすでに5波動目になっており、その5波動目がエクステンションしてそれも5波動目(緑波動)になっているという構図になっている。
②④チャネルラインからわかる天井推測値は36600円前後だろうか。それで今回の上昇もやっと終わると思ったものである。
これを作図し終えた時は、『なんて美しいのだろう』と至極ご満悦であったが、もちろん今の心境ではそうはいかない。5波ではなくフラットB波かもしれないというシナリオも浮上してきたからだ。
フラットB波は3波構成であるから、ライン引きは⓪ー③ー④ー未確定⑤となる。その場合のジグザグN値は36620円であるから、5波の場合の作図とそれほど大きな違いは出てこないから不思議といえば不思議だ。。
〈重要ライン〉
①再度青天井につき(候補としては36415円、36490円、36620円、36740円、36980円など)
②36335・・・最高値&上昇転換ライン
③36320・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※36300・・・ナイトセッション終値
④36155〜35950・・・4時間足天ネックゾーン
⑤36145・・・前日日中マド埋めライン
⑥63030・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑦35950・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑧35880・・・5日線処
⑨35765〜35730・・・(新)日中マド4
㊵34815〜34535・・・日中マド3
㊶31805〜31575・・・日中マド2
㊷31245〜30915・・・日中マド1
<詳細>
というわけで、大天井であるかどうかは別にして、36600円前後からいったんは反落するかもという予想は成り立つだろう。したがって、一度はそこでショートを仕掛けても損はしないように思われる。
しかし、そこまで上昇するかは別として、ショートを仕掛ける準備をするならば、まずは買っておきたい。特に上寄りになった場合は寄付きからの押しを見極めて買うだろう。
また月曜日の日中時間に大幅な急落は考えづらい。疑いながらも天井感はまだないし、翌日の日銀を確かめてから、という雰囲気もあるだろう。押し目は⑤までだろうと考えているので、そこまで最初に下落してきた時も買うだろう。
つまり日中セッションに限っては押し目買いということになる。ウリをする場合は36600円前後になってからだ。
ただ、ナイトセッションはわからない。「明日は怖いでぇ〜」とオドシを掛けてくるかもしれない。そんな場合でも大下落の後に買うべきだ。翌日日銀前には元の価格に戻っているだろう。
筆者としては、日銀前、あるいは日銀直後に大きく下げてくることを願っている。その方が月末までの戦略が立てやすいからだ。
<ポジション>
売3(33000トビ台後半,、34200円台前半、34700円台前半) 変わらず
買4(32700円台前半、34100円台前半、34500円台前半、34600円台前半) 1枚減
※当面ホールド玉は増やさずの方針。デイトレ対応でいく。増やすとすれば、36600円前後の売玉。ヘッジ用としてもぜひとも手に入れておきたい。
<前日の感想戦>
割愛。前場はウリ、後場からナイトでもカイでいい感じで儲けられている。
以上。
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