先週は、こうも予想が外れるものかと暗然となったが、トレードのほうはカラダが相場のムードによくついていけたようで、それなりの収入はあった。今週からは予想、分析のほうも以前のような鋭さをとり戻したいと願うのみだ。
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さて、また一歩、佳境が近づいてきたようである。(そう言い続けて、何週目になるん?)
今度こそ、今度こそと言い続けてとうとうここまでやってきた。(そのうちいつかは当たるやろ。)
今回はその佳境について日柄面から先に言及しておこう。(好きにやりーな。)
【イベントスケジュール分析】
と言っても、次の大きなイベントはメジャーSQ日まで何もない。何もないでは済まされないので、何とか繕ったのが先週記事であった。すなわち、NISAの日(2/13)を無理くり登場させた。この日までは下落はしないよ、と。
たぶん当たっただろう。偶然だ。SQ週は最後の1日だけ上昇し37000円を突破した。なんとか面目も保てた。偶然なら偶然でもうちょっといい格好させてもらいたかったが、3枚目の性格は終生ついて回るようだ。
「もうそろそろお祭り騒ぎは終わりだ」と期待するなら、あとは米国のSQ日が残っているだけとなった。今週の金曜日だ。金曜日までは日経も安泰。少しずつでも上昇するだろう。
と思っていたが、昨日の日経朝刊で米エヌビディアの決算日が21日(水)であることを知った。大和証券・木野内栄治氏の「その日で材料出尽くしの可能性も」とダウ急落発言も出ていた。筆者もファンなのだが、人気のアナリストの発言でもあり注意したい。
しかし、いくら今回のダウ上昇の立役者だとしても、個別の株式の日程までも考慮するわけにはいかない。先週のNISAの日なんぞにしてもはオチャラケに決まっている。だから、ここでは真っ当に日経の上昇は今週限りとしておきたいのだ。
ただし、世間はまだ強気一辺倒ではない。
ヤフーファイナンスや株探に出稿されている先生たちの分析記事を読んでみたが、日本株の強さは認めつつも、「そろそろ」感も感じられ、いつ急落するかもとの恐怖感も同時に読み取れるものが多い。言い方は悪いが、能天気な強気予想は二人ほどで、総強気とはなっていないので、疑心暗鬼がうず巻いているうちは、今週もまた上昇するのだろうとは思う。
だから筆者の結論としては、金曜日朝までは買い目線。後場からは買い目線をいったん外して売り目線に構えるか、ニューヨークの結果待ちとなる。そんなありふれた予想をせざるを得ない。
しかし、それだけでは芸がないので、今回はいつ日経が急落してもいいように天井圏でのショートのやり方だけでも書いておこうと思う。
天井圏は縦の波、横の波、両方の波ともに大荒れである。山の頂上付近では強風が吹き荒れ、天候も変わりやすい。命はいくらあっても足りない。若い娘さんは山男に決して惚れてはいけないとの戒めがあるように、天井を測るようなリスクを犯すべからずなのはわかっているが、「天底ハンター」としてはどうしても挑戦してみたい仕事なのである。
天井圏での振舞い方、ショートの仕掛け方
まず筆者のやり方は、ただ単にその日の天井目標値近辺で単純にショートを仕掛けるだけである。そして、そのまま下落が続いてくれるように祈るのみなので、反撃されたらいつでも撤退するし、含み損を大幅に減らして狩られることも厭わない。そんな偶然だけに頼る方法論であるのは、ここの読者なら分かっていただけているだろう。
そうではなく、もっと安全な方法論が筆者がエリオット波動原理のバイブルと崇めているブログ『エリオット波動売買戦略FXブログ』には書いてある。詳しくは記事『エリオット波動C波を狙うトレーディング』を参照してもらいたい。ここではかいつまんで紹介しておく。
重要点は「下の時間足でまず5波動目を観測すること」である。自作のきちゃない図を入れておこう。
とにかく最初の5波動を確認すること。そしてその後に「リバウンドを待って仕掛けるべし」となる。リバウンドはb波で3波動構成であるから、その3波動目の頂点を狙ってショートを仕掛けるのである。b波のリバウンドはa波の50〜76.4%戻りを基準にすればいいだろう。
私見を交えれば、76.4%前後以上のリバウンドがあったら、いったんはロスカットしておくべきだと思う。特に今回の3限月やその前の12限月時から、イレギュラーな修正波動が頻出しているし(拡大型など)、前の高値を上回らないという保証はない。また、そもそも修正波でもなく上昇途中の押し目だったということも考えられるからだ。
そして、b波天井付近を上手く捕えることができ、a波の底を下回ってきたらもう大丈夫。そこでの注意点は、a波底付近でのチキン利確や、AB=CDのいわゆるN値での利確はもったいないということである。a波の1.618倍=拡大目標値まで待つべきであろう。ジグザグ波動のc波は推進波であり、1.618倍値まで伸びてくることが多いからだ。
その注意点さえ上手く守り切れたなら、c波を丸ごと頂戴できることになる。グッドラック!だ。
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では、明日月曜日の戦略会議だ。けど、明日は振替休日で現物市場はお休み。なので、もし明日がそれほど動かないなら、以下の原稿は火曜日の分も含めての話と解釈してもらいたい。あす個人投資家が手薄なのに乗じて輩たちが動いてきた場合はこの戦法で対応すれば勝てるだろう。
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明日は、買いである。金曜日の朝記事で1時間足チャートを載せておいたが、案外うまくいったので、それをまた使って説明しよう。
金曜日はうまく5波動目が実現してくれた。そのあとはABC波動の調整があるはずであったが、ナイトセッションでも下げなかった。(上の5波動を待つ作戦は失敗。3波動で終わっている。)また上がるのかな?5波動あった後なのに?
そこで緑色の2本のライン。もうおわかりだろう、ダイアゴナルだ。5波動目なのでエンディング・ダイアゴナルとなる。そう推測した。まだまだ上昇すると仮定しているからだ。上昇するにしても、これまでのように無邪気で勢いのある上昇は影をひそめるだろう。ここからの上昇にはやはり恐怖心が伴うからである。慎重に慎重にキャッチ&リリースの心理がダイアゴナル波動形成の背景である。
また、いびつなくさび型の角度はまだわからない。図はおとなしすぎるか。もっと急角度になるだろう。また最後の5波動目(⑤ー5)はぐっと大きくラインをスローオーバーしてくるかもしれない。
が、明日、もしくは火曜日はとりあえず⑤ー3波の上昇を狙うのみになると見ておいた方がいいだろう。
〈重要ライン〉
①37695・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値
②37655・・・本日上昇目標値2
③37380・・・1時間足ジグザグ上昇N値
④37340・・・本日上昇目標値1
⑤37275・・・最高値
⑥37185・・・上昇転換ライン
⑦37175・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※37150・・・ナイトセッション終値
⑧37130〜36765・・・(仮)4時間足天ネックゾーン
⑨37005・・・ナイトセッション・ハーフバリュー
⑩36940・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑪36600・・・5日線処
⑫36455・・・下落転換ライン
⑬36130・・・日足直近安値
⑭35950・・・日足ジグザグ下落N値
㊵34815〜34535・・・日中マド3
㊶31805〜31575・・・日中マド2
㊷31245〜30915・・・日中マド1
<詳細>
当然⑤は超えてくる。そしてダイアゴナル1波目の値幅510円を2波目底から足したのが③である。ここなら筆者が以前からこだわっていた④を少し超えた処であるから、⑤ー3波の天井値としては納得のいく数字である。また上にはのせてないが、127.2倍値=37520円までの間が天井値なのではないかと思われる。中間点として37450円前後にしておこうか。
なので、筆者としては確実に100円幅以上下の価格である限り、上を狙うこととする。ナイト終値近辺なら十分すぎる仕掛け処となるだろう。
問題はやはり月曜日が動意薄だった場合だ。休日取引とは言え、寄付き近辺では仕掛け的なカイが入ることもある。その場合37200円台まで上げておいて、突然下がりだすことも多い。この場合は37200円台でつかんでしまっては失敗トレードになるかもしれない。いずれ上昇してくるかもと我慢するか、さっさとロスカットして安値で仕入れし直すかだ。
ただ、安値と言っても、波動の折れ目から考えれば37100円を下回ることなど考えずらい。そうなったらもう高値突破を目指すプランは崩壊することになるだろう。だから、ここは思い切ってカイに走るべきと考える。
そして、目標値付近まで十分引き付けてから利確すればいいだろう。
ショートは難しい。3波動目頂点だし、その頂点がちょっと幅がありすぎて微妙なのだ。いったん利確の下落が入れば200〜300円幅くらい下げるのは予想できるのでもったいないのだが、いったん様子見になるだろうか。値動きがゆっくり目で波動読解がしやすかったら獲りに行くが、そうでなければ4波底を見極める作業に集中しようかな。
<ポジション>
売3(33000トビ台後半,、34200円台前半、34700円台前半) 変わらず
買4(32700円台前半、34100円台前半、34500円台前半、36400円台前半) 変わらず
※ここからは買玉も増やせない。おそるおそるではやってみるが、デイトレ中心になってしまうだろう。
<前日の感想戦>
やっとこさ事前の予想が当たったので、トレードは落ち着いてできた。
9時すぎてまず36935円カイ。9時40分すぎには37160円でも増し玉。もうちょっと下でとは思っていたがチャンスがなかった。2枚目は37250円の目標値で決済した。
が、その後がいけない。もう一つ先の目標値37340円があったせいだろう、37200円台での小もち合い状況をその上昇の準備期間だと解釈。10時すぎ37150円に下げた悪目を押し目買いのつもりで。思惑は外れ、寄付きまで下落。もちろん途中の▲15円で切ったが、1枚目の買玉も更に下の37095円で決済するはめに。また大儲けし損なう。
その日は心身共にしっかり。10時15分頃に36980円で。905円まで下げた時の大出来高を見逃してはいたが、再チャレンジした。結果は1時間後37035円決済と大した収穫ではなかったが、ちょっと仕掛けが遅かったので仕方ないか。
そこからナイトは完全休養。チャートを眺めていただけに終わった。小保合いに終わったからいいが、上下どちらに動くかわからなかったのが正直な処。
以上。
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