マーケットはどうしても筆者に買わせたいらしい。実際に相場を張っている筆者の肌感覚においては、「ウリ」はあきらかに無理筋だ。
金曜日朝ブログ記事から引用してこよう。
「押し目からのあの頑強な抵抗はなんなんだ!」
「35700円前後にとてつもなく強い買い本尊が存在しているのでは?」
何度も戻される相場に我慢ならなくなって、「本日でケリ」をつけることを決心させられた。その金曜日ナイト明けの朝。
『またしても36400円かよ!』
もうこれ以上の逡巡は許されない。筆者は買い派に転向する!
しかし、チャート的には一度は下落するはずなのである。下落と言って悪ければ「調整」を挟まなければならないと考えている。第1波の後は2波なのだ。その2波の調整がもう終わったのか? たった1300円程度でお茶を濁すつもりなのか?、あるいはこのまま何日でもヨコヨコの展開を続けるつもりなのか?
やはり、この疑問を解決するまでは、単純に買い派転向することはできそうにない。口では簡単でも、カラダがついていかない。指し手に自信が漲ってこない。スイングもできそうにない。
そこで、その疑問の狭間で筆者が下したのは次のようなものだった。単なる折衷案かもしれない。
2/13(火)までは上昇が続く
タイトルはこうなった。読者の気を引くには十分すぎるだろう。これからこの結論に至った理由を堀下げていくことになるだろう。
【日足】
これは前からの日足でのライン引きである。5波動構成のリーディング・ダイアゴナル(未決定だがほぼ)は、上昇の第1波動としよう。その天井は36980円であり、現在は2波の調整中となる。そう、NISAの日である。今年の日経のロケットスタートは、海外投資家の日本買いと今年新たにスタートした新NISA制度のおかげであると言っても過言ではない。
政府は今後NISA口座数を3400万件に増やすことを目標に掲げており(昨9月時点では2000万件強)、つまり、株買いは「国策」である。
「国策に売りなし」・・・(筆者は大事なこの格言を忘れてウリまくっていたのだから、儲けられなかったのは当然であった。)
もしかしたら、政府が必死で買い支えている? 35700円前後の買い本尊って政府のこと?
また、その国策の恩恵を受ける金融機関にしたところで今株に暴落してもらっては困る事情がある。2/13前後まではイベントやキャンペーンが目白押しだ。ニコニコ笑顔で口座を開設してもらいたいはずだ。
そんな国を挙げての思惑が働くとすれば、2/13までは株は下がらないのではないか。
これがB波の時間問題についての筆者の回答である。
37000円台を突破する
次は値幅問題だ。どこまで上がるかだ。これは明確に○○円までとは言えない。しかし、筆者の予想では、前回の高値を超えてくるだろう。単刀直入に言えば、37000円台をつけるということだけは言えそうだ。
と言うのも上で言った理由とかぶる。証券会社等にとっては口座数を増やす最後の踏ん張り時である。2/13NISAの日には「ほらごらんなさい、先月の高値を抜いてきたでしょ。少なくとも日本株はこれからも少しずつでも伸びますからね」と顧客の前で胸を張りたいはずなのだ。
※前回の高値を突破すれば、新しい上昇相場の始まりか?と思うかもしれないが、筆者の立場としてはあくまでB波の天井だ。天井をつけた後はC波の下落が待っている。その場合全体は拡大型のジグザグ波動ということになる。
それともうひとつ注意点。以上の言は2/13が必ずしも天井日というわけではない。その前に最高値をつけることもあるし、その場合でも2/13まではそれほど大きな下がり方はしない、あるいは最高値をつけた後押すが、2/13にはちゃっかり最高値に近い位置まで戻っているという意味と捉えてほしい。
・・・・・・
これでわかってもらえたであろう。筆者の立場は、期限付き、つまり2/13までの期限付きで買い派に回るということである。買い目線中心のトレードでいく。
※ここで、2/13までしか株は上がらないのか?という疑問が湧いてくる。こう答えよう。来週は米国のSQ週である。あいつらにとって日本のNISAの日なんぞ、でもそんなの関係ねーなのだ。米株指数もまた崖から飛び降りるきっかけを待っている。FOMCでももう一歩踏み出すことができなかった。次の危険日はSQ週だろうと考えるのは当然だ。
また2/13以降でも日本株が上がり続けるのなら、それはそれで有難いことだ。それこそ新しい上昇波動のスタートだ。押し目は1/末の安値35655円で終わったのである。そう考えれば何のことはない。
・・・・・・
では、ここからは月曜日に戦略会議に入る。
これは4時間足チャートであるが、ジグザグ修正波動のB波に入っているのは当然だ。そのB波もジグザグ波動を描いているのではないかと思われ、そのc波上昇中である。このc波は5波動構成と考えられるが、その3波動目に差し掛かっているのでは?というのが本線のカウントである。
したがって、ここから37000円に向かって上昇していくというシナリオを画に描いているのだが、今週SQ週が上述した「波乱があるとすれば上方向」という予想の根拠にもなっているわけである(3→4→5波動目と進む)。
ともあれ、明日月曜日は上目線でいこう。もちろんちょっとした反落も想定してはいる。
〈重要ライン〉
※37340・・・もしかして?
①36980・・・最高値
②36730・・・4時間足小ジグザグ上昇N値
③36640・・・4時間足目標値
④36565〜36720・・・4時間足天ネックゾーン
⑤36540〜36550・・・本日上昇目標値
⑥36510・・・4時間足戻り高値
⑦36455・・・上昇転換ライン
⑧36420・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※36400・・・ナイトセッション終値
⑨36250・・・1時間足押し安値
⑩36220・・・ナイト上昇の50%押し
⑪36170・・・ナイト上昇の61.8%押し
⑫36155・・・ナイトセッション・ハーフバリュー&下落転換ライン
⑬36140・・・5日線処
⑭36050・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑮35655・・・直近安値
⑯35290・・・日足押し安値
㊵34815〜34535・・・日中マド3
㊶31805〜31575・・・日中マド2
㊷31245〜30915・・・日中マド1
<詳細>
日経が上昇するとして、次の節目は④の突破だ。例のバリューゾーンで言えば36700円越えである。月曜日がその達成日になるかどうかはわからないが、上がると踏んだ以上はその準備に勤しむのは当たり前だ。月曜日がダメなら火曜日になるだけである。
本当は寄付きからでも買いたいのであるが、④の入り口や⑤、⑥ではある程度の押し目が入ることはわかっているので、寄り高の場合は飛びつけない。やはり押し目を待つべきであろうか。
先に押してくれればありがたいのは言うまでもない。当限月の累積マーケットプロファイルでは36200円以下に大きな支持ゾーンができている。なので、大きめの押し目があるとすれば⑩をメドとしたい。
もし36300円台で値動きが止まったら、一度は買っておいてもOKだ。相場が強いとその程度の浅押しでGOしてしまうだろう。
裏をかかれるとすれば、その36500円台前半まで上げてからの、一転ウリ攻勢。つまり、36500円前半での躊躇、保ち合い商状で、次の上昇(④突破)を期待させておいて、突如ウリを浴びせるという戦法だ。そういう場合も⑩が支持になってくれるだろうが、ウリの勢いがかさむと⑫までは売られることもあろう。
そして、⑩辺りからは上昇に転じると思うがなあ。
<ポジション>
売3(33000トビ台後半,、34200円台前半、34700円台前半) 1枚減
買3(32700円台前半、34100円台前半、34500円台前半) 変わらず
※月曜日よりカイで攻めまくる。ホールドもできるだけ増やすつもりだ。現在の3:3のペアは外せそうもない。ラストチャンスが残っていればいいのだが。
<前日の感想戦>
口では「迷っている」と言いつつも、寄付きまでにはカイ態勢の準備は整っていた。9時すぎて36160円はマド埋め後であったが、10分後見事に▲50。でも、へこたれることなく9時半前には36145円で再チャレンジできている。
あとはジリ高上昇を確信。目標値36380円までは何度も玉を建てては利確を繰り返したりしていた。途中10時過ぎにホールドS玉を36260円で決済しているほどの自信であった。
で、36380円、次の目標値36430円の手前で順次決済。その後ド転気味で36415円で新規ショートも建てられるほどの余裕だった。
この時点で、当日分はウリ1:カイ2。S玉を建てたのは当日の値幅や時間帯だけの天井感によるものであって、実際のところはまだ上昇する余地ありと踏んでいたのだ。いつでも買玉の増し玉、売玉決済に動くつもりであった。
しかし、ランチ時から変調。逆に売玉を増やす方向に。そして買玉決済へ。結局大引けまでには最上の売玉以外は全部利確決済していた。往復で獲れた。大儲け。
『これで夜からもっと下落するぞ』。そう思ったのは、日中の高値36430円がジグザグN値で終わったからだ。『修正波にちがいない!』
しかし、思惑とは逆でナイトでは崩しきれない!36155円(日中バリュー下限値)辺りでは頭打ちに遭うも、下がり切れないのだ。6時半頃36125円でショートを試みるも▲20で根負け決済している。
最後は売玉を36250円の逆指し利確設定だけして寝た。36200円を越えたら、36300円も超えるし、36400円だって超えるだろうことはわかっていたからだ。(でもカイはさすがにできなかったが。)
以上。
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