1千万ファンの皆さん、 まことにお恥ずかしいことである。このコーナーを1月の終盤を最後にほったらしにしてしまっていたことだ。なにしろ上昇相場を「そんなはずがない」と逆向かいに売っては失敗の連続。デイトレ的には儲かっても、スイングはちっとも増し玉できず、とうとう4万円も突破してしまうまでになってしまったのだから。
途中から修正して買玉を増やすことには成功したが、心の底ではウリへの恋慕がうず巻いておったのでその増し玉も1枚、2枚程度のこと。大漁を逃した。
さっそく見ておこう。本当は載せたくなかったが、自分への戒めである。
だれが予想しえたであろう、この大陽線。上下値幅は8000円を越えた。たぶん9000円もいけるだろう。『限月丸ごとトレード』が目指す通常の利益幅の3倍である。
だが、もう過去のことを悔やんでも仕方ない。このチャートを見て、次の6限月のローソク足がどんな形になるのかということに思いを馳せようではないか。
すなわち、次のローソク足は陽線?陰線?大きい?小さい?ヒゲの長さは?はらむの包むの?どうするの?あ〜なたなら。
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過去3年分のチャートで値動きを追ってみよう。
【2023年6限月】
言わずと知れた3波だ(もっとも筆者は最近1波と修正しているが)。筆者もこの時は乗れた。儲かった。嬉しかった。何しろ3か月全体に渡る上昇相場であったから、カイだけを考えておればよかった。買玉も増し放題であった。
【2022年6限月】
往来相場で、たぶんスイングでは儲かっていなかったであろう。それでも高安の値幅は3600円以上あって、それなりの儲けは出るだろう。筆者はまだそんな長期のトレードに手を出していなかった時期なのでわからないが。
【2021年6限月】
この年も往来相場気味であるが、限月の半ばあたりははっきりとした下落トレンドの兆候があった。獲りやすかったのではないだろうか。
この6限月は一般的に大きく上昇するイメージがある。しかし、もっと過去にさかのぼって見ても、はっきりした上昇や下落トレンドというのは少なく、大体は【2022年6限月】や【2021年6限月】のようなレンジ相場の方が多く見られる。
たぶん日本では決算発表シーズンが重なっているので、そんな上昇トレンドのイメージが頭に残っているのかもしれない。もっとも、はっきりした下落トレンドの年度も見つからなかったので、決算期待で上げていたのかもしれないという推測は成り立つが・・・。
まとめると、おおざっぱなイメージでは、「6限月はレンジ相場か上昇相場になる。下落したとしても戻って終える」
こんな相場観でいいのではなかろうか。
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もうちょっと追い詰めようか。
筆者は今週の週間予想記事において、メジャーSQ日前後までは上昇するのではないか?と推測している。買い方による徹底した売り方狩りが行われることを前提とした根拠なき妄想である。
しかし、過去の6限月の値動きチャートを眺めていると、やっぱりSQ日後はそれまでのトレンドが逆転している。つまりは転換点となっていることがうかがえる。たった3年間ではあるが、上のチャートでもわかるだろう。ひどい年はSQ日当日からあからさまに反転しているはずである。
上の表を見るだけでもわかる。先安値や先高値の日付けを見てほしい(桃色帯)。いずれも3月中旬である。SQ日当日、あるいはその翌週早々なのである。
だから、今年もまたSQ日が転換点となるだろうと推測し、その前の1週間はトレンド続行と予測しているのである。
なので、今週はカイから入るが、それはSQ日前日までの話。買玉は速やかに利確し(1枚は残すかもだが)、木曜日以降は様子を見ながらウリ仕掛ける。価格面では41120円がいったんの天井だと信じ、その価格に近づいたらウリを考えていくというイメージだ。
しかし、天井と言っても「いったん」であるから、そのウリにはあまり大きな期待はできない。36000円処に節目があるので値幅としては稼げるかもしれないが、期間が短いのではないか、とも思う。すなわち急落急騰だ。ゆっくりしてらんないかもしれない。そういう意味で大きな期待はできないということである。
いったん底をつけたら、今度は急騰するようで売玉の手放し時、ド転買い時が難しいように思えるのだ。もしかしたらいったんの天井を上抜いてくるかもしれない・・・。
まあ。それでも短気で大きめに儲かるのなら、それも良しとしよう。
来週記事では上の予測が当たってますように。
以上、天井騒ぎの【きょうの潤色】でした。ご清聴ありがとうございました。
※ 限月丸ごとトレードとは『日経225(MINI)先物が当限月が中心限月になった月内に仕掛け、SQ日までに決済するトレード』である。
いわば日経225(MINI)先物を売買対象としたスイングトレードであり、元来は投機対象であった225先物を投資対象として扱うのが主目的である。デイトレードでは味わえない大きな利益や利回り、そして何よりも毎日の、毎時間の複雑怪奇な値動きに神経をすりへらすことなく、ゆっくりのんびりと投資を楽しむことができると信じている。
1回の投資期間は最長でも3か月。だいたいは2カ月で決着がつく。先物といえばその複雑な値動きによって「危険」とのレッテルを張られて、これまで避けてきた読者も多いだろうが、そんなことはない。資金管理をしっかりすれば、筆者はこれほど儲かる商売はないと考える。日々の値動きは複雑でも、3ヶ月に均せば案外わかりやすい動きをしているーーーそれが日経225指数なのである。
例えば日経225指数を分析しようとする場合、ほとんどの方は月足チャートから見られるだろう。そして、週足、日足と時間軸をだんだん短くして見ることだろう。長期足を分析する場合、それは正しい行為である。筆者もそうだ。
しかし、先物の場合は限月足(またはSQ足ともいう)チャートが最高にいい働きをする。株式投資の世界では四半期足というものがあるが、それによく似ている。始まり日と終わり日が違うだけである。先物の場合はSQ日から次のSQ日前日までの3か月である。
キモはこの限月足を徹底分析して、限月期間の値動きを事前に徹底想定するだけである。それによって、仕掛けの時機を探り、実際に仕掛け、3000円以上の値幅を狙うのが、筆者の提唱する限月丸ごとトレードだ。分析・想定には筆者の場合エリオット波動を活用するが、別にそれを知らなくてもいい。今まで通り各自のチャート分析ができれば十分である。
日経225MINI先物の場合、高安3000円動けば1枚で30万円の収益が見込める。1枚に必要な証拠金はおよそ15万円弱(現在)だから、三カ月で200%の利回りを目指すことになる。年間800%だ。(注:もっとも資金は多い方がいい。途中両建てにする場合があるので、少なくとも2倍の30万円は必要になる。また余裕も必要だ。それらを勘案すると利回りは年100%位と考えておくほうがいいけどね。)
もっと大金を動かしたい、また逆に小資本で始めたいという方は、枚数を増やせばいいし、証拠金10倍のラージ取引、10分の1強のマイクロ取引もある。あるいはCFDでも、(レバレッジ型)ETFでも、(レバレッジ型)投資信託でも、日経225指数に連動する商品なら応用が利く。それぞれ得意な分野で取り組めばいいだろう。
<現状報告> 11:50頃
朝イチで39905円を買ったのを40000円で利確したあと、前場終盤での39920円買玉を持っている。
15分足で言えば、ただいま4波の調整中。その形状はトライアングル。c波途中か。ここからはd波の上昇があって、抵抗ラインラッチからもう一度下がったところが買いポイント。40170円を目指すというのは朝記事通り。安値割れはいったん撤退も39800円前半はまた買い場。
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