ようやく大きな上昇相場が終わったようである。個別株の取り引きや先物でもデイトレ専門のトレーダーであっても、毎日びくびくしながらトレードしていたのではないか。上がり続ける相場はないからね。どこかで梯子を外される。
でも、もう大丈夫。通常のクネクネになったから。クネクネと言ってもちゃあんとトレンドがあるからね。やりやすいはずだ。
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昨日週間予想で、35000円前半までの下落予想を書いておいた。各方面からいまだに反響はないが、筆者としてはかなり自信に満ちた予想である。乞う、ご期待。
ところで、昨日の記事で【イベントスケジュール分析】を忘れていたのでここで書き加えておきたい。
3月15日(金) 米国メジャーSQ日
同 19日(火) 日銀会合
同 20日(水・祝) FRB政策金利発表
今週はかなりきな臭い週である。なかでも日銀はここに来てマイナス金利撤廃がささやかれている。先週から日銀関係者がそれとな〜く匂わせた発言を繰り返しているからで、円高が急激に進み、それが日経の急落にもつながっているのだろう。
筆者は、今度の植田総裁は市場にやさしい人物だと感じているので、突然発表するのではなく、前もっての地ならしを先週あたりから公言されているのではないかと思っている。だから、19日は程度はわからないがややタカ派的発表になるのではないかと感じている。
だから、株式相場にとっては下落要因となるのであるが、地ならしが十分浸透しているのであれば、材料出尽くしとなって平穏な相場になるだろうとも思っている。逆に何事もなければ、4月以降に先送りともなれば、相場は暴騰するにちがいない。
はっきりわからない。
反対に米国は現状維持か。判断材料が強弱混ざってしまっており、本心は金利を下げたいのであろうが、たぶん決断できないだろう。先送りとなろう。
なら、日銀次第でどうにでもなるだろうか。
こういう環境を来週に控えて、今週の相場は大荒れとなる。というのが筆者の予想だ。日米ともに好悪記事が次々と出てくるだろうが、悪材料に関してはちょっと前なら素通りしていたが、先週からはついに素知らぬ振りはできなくなっている。日米とも株価は非常な高値圏、過熱圏にあったからだ。
逆に言えば、好材料に反応せず、悪材料に敏感になってきたということは、危険な兆候なのではないだろうか。
というわけで、ここからの相場の行方を、エリオット波動の波動カウントで予想してみたい。前回からそう変化はない。
〇〜3/18前後まで・・・日足3ー4波の調整期間
〇3/19〜4月中旬まで・・・日足3ー5波の上昇。これで日足全3波の終了となる。(4/26に日銀会合。ここでたぶん大決断か。)
〇GW手前から以降は日足4波の暗黒時代突入。
例によって、いい加減な予想であるが、この予想は今度の日銀内容次第ということも考えられる。が、筆者は3月に関しては緩和継続、ないしは何らかなウルトラC級の内容で大きな悪材料にはならないと踏んでいるのだが・・・。なったとしても、2,3日後には織り込むのではないかとも。てなはぐらかしでゴカンベンを。
以上のことを踏まえて、筆者の6限月の値動きイメージ図を描いてみた。
今回、史上最高値から5000円程の急落があって後、来週20日の祝日後から反転上昇に向かうのではないかと考えている。その高値は42000円前後。ここからの1か月は上下に大きく儲けられそうである。そしてその後はSQ日に向かっては本格的な調整になると踏んでいる。
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最後にいつもの表とチャートを入れておく。あまり入れたくなかったが、ちょっと新たに気がついたことがあったので言及してみたい。
表で一番右端の列、高安にかかったおよその期間を入れてある。赤色の文字で書いた処に注目して欲しい。以上、天井騒ぎの【きょうのやけのやんぱち】でした。ご清聴ありがとうございました。
<限月丸ごとトレードに関する気付き・アイデア>
①赤色の日付を見ると、高値安値を先につけるのは、次限月が始まってそう時間は経過していない。とすればSQ月が終わるまでの間だ。20何日という日付が多い。3限月の場合は12月は忙しいので、次の年に持ち込んでいるだけで、それも新年早々に達成がずれたと考えられる。
②限月の平均値幅(これが筆者の限月丸ごとトレードの目標)3000円強を達成するのに要する期間は、短くて20日前後、長くても2カ月前後だ。したがって、建玉のホールド期間も長くて2カ月強と考えてもいいだろう。(しかし、それ以上はムダと思わないこと。SQ日までの残りの日数はトレンドを勘案してできるだけ利益を伸ばすことに努めるがいいだろう。6限月のように平均の2倍以上の値幅になることはまれであっても、トレンドが出ているのであれば3000円で終了してしまうのはもったいない。一部でも残して頑張るべきと考える。)
②仕掛けの時期はSQ日から翌週のFOMC前後を狙うこと。トレンドが変わるとすればその辺りが天底になる。SQ週から25日前後までの間が仕掛けには絶好の期間となるだろう。まずはその期間内で1枚!
③SQ日初日から一方的な急騰急落が起きる場合もある。その値幅は2000円前後なので、その流れに乗ってもいいし、落ち着くのを待って逆張ってもいい。落ち着くのはFOMC前後日だ。そこで反対売買をする(上の②と同じ)。このケースが発生するのは、SQ週以前から上昇、下落が続いて、高値圏や底値圏に価格がある時だろう。注意すべしだ。
④限月ローソク足には上下にヒゲが必ず付く。陰や陽の寄付き坊主、丸坊主にはならない。つまり、初日寄付きから一方的に1000円、2000円以上走ったとしても、1回は逆転される。逆張りが有効になるということだ。(尚、筆者の作成した限月足の寄付き価格は直前限月の終値と同一値にしていることに注意)また、最終木曜日日中セッションはその限月の最高値や最安値にはならないということも言える。水曜日ナイトセッションで最高値最安値をつけたのなら、それも逆張ってOKということも言えるかな。
⑤今回付け足し
トレンドの期間は2カ月から3か月なるのが通例だが、時たま1カ月にも満たない、酷いと半月ほどでその限月の最高値〜最安値をつけてしまうことがある。今年(2024年)の3限月ように異常なトレンドが出た限月は別だが、通常は最初に3000円以上値幅が出たら反転すると思って身構えるのが正解かもしれない。
<現状報告> 11:50くらい
大した戻りはなかったね。筆者は38760,38650、38600と時間の変わり目のリバウンドを見届けてからウリ乗せてきた。前場引け前はもち合いに持ち込まれたが、後場にもういち段の下落を想定している。
そう思っていたら、さっき安値更新しやがった。そしてまた500円台まで戻ってきやがった。いらんことすなっ!ちょっとわからなくなった。ランチタイムの動き次第だ。
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