すっかりお久になってしまった。さすがに新年から3月までは思うように相場が動いてくれず、筆者も嫌気がさしていたのだが、このコーナーの存在を忘れていたわけではない。書くネタがなかっただけである。それにエリオット波動の分析に集中して時間をかけていたこともあって、ついついおろそかになっておっただけである。また続ける。
さて、久しぶりに表と限月足チャートを載せよう。
先週金曜日の暴落で、限月値幅は平均値を上回ってきた。高値近辺での売玉を仕込むことができた筆者としてはほっとひと息といった処。まだもう少し下値があるだろうし、その分もぜひとも獲りたいと狙っているので、利確はもう少し先になりそうだ。頭も尻尾も狙うべしだ。
ローソク足チャートもいい形。前3限月の大陽線は絶対的存在だし、その押し目を測ることは、この6限月の安値を追求することにつながるはずである。
昨日の週間予想記事では、日足4波の大底値を徹底追及することをためらっていたが、このコーナーの読者にだけは筆者がどんなことを考えているか、そっと告白しておきたい。秘中の秘だから、ここだけの話にしてくだされ。他に話したら笑われるからね。
さて、さっそく押し目を見ていこう。それには次の表が便利だろう。
3限月の値幅のフィボナッチ表である。この表によるとすでに高値からの38.2%押し37330円は達成されている。次は半値押しが目標である。
この半値押し36325円は、昨日でも書いている今週の目標値36350円の近似値でもある。36350円がここで更に信憑性を帯びてきたようである。(たぶん行くな。)
もっと注目してもらいたいのは、表の最下部にあるモード帯である。モード帯とはその限月でもっとも出来高が多いと推定される価格帯のことである。実際のチャートでは、ここで何日間ももち合った価格帯でもあるからすぐわかるだろう。
通常は出来高が多い価格帯は支持ゾーンになることが期待される。したがって、この価格帯で下落が止まる、つまりは日足4波の大底だと考えて差支えはない。全力買いする処である。
だが、この現在の外部環境を考えれば、このモード帯を突き抜けてしまう展開も想定しておいた方がいいのではないかと思っている。ただでさえ日経はウリ転換してしまって、買い方はシュンとなっている今日この頃である。この通常の支持ゾーンを突き抜けて、われわれを恐怖のどん底に突き落とし、大慌てさせた挙句に買玉を放り投げさせるのがあいつらのやり口でもある。
先々週の時点では個人の信用買い残が3週連続増で18年ぶりの高水準だとか。ここ1,2年で新たな投資家層も増えている。18年前とは総量は底上げされているはずだから、頭ごなしに不吉な材料とは言えないし、今週の結果を見極めてからでなければはっきりとは言えないが、そんな大層な買い残が総投げになれば、通常の押し目ではすみそうにないのが理屈でもわかるだろう。
次は株探さんからのデータを転記したものだ。25日平均線マイナス10%以上乖離銘柄数(各市場左側)と同プラス10%以上乖離銘柄数を表にした。白黒丸は星取表である。
4/2からマイナス銘柄数が上回ってきた。それまでの3か月強の間はプラス銘柄数の方が多かった。先週半ばからマイナス銘柄数も飛躍的に増えだしたが、まだまだ底打ちとは言えない。これまでのデータでは、全市場で言えば、400、500銘柄数が2,3回出るか、300以上なら1週間は続かなければ大底とは言えないようである。
そういう意味では今週に安値更新でもしてくれれば、底打ちのデータが揃うかもしれないし、ゆったりした値動きならまた持ち直してしまうかもしれない。(このデータからでは、まだ先かなあ。)
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大底はいつになるかわからないが、上のモード帯は突き抜けることは確かに思える。最終的な大底ターゲットは61.8%押し=35325円としておきたい。
以上、天井騒ぎの【きょうのはったり】でした。ご清聴ありがとうございます。
<後場展望>
朝の高値37530円で利確を怠ったため、あさイチで買った37220円玉がふいになった。押し目でも買ったし、その後も上下に振られた。久しぶりのえらい赤字を出す。しばらくの間ヤル気を失くしていたが、10時半から思い直し、前場引けまでの上昇で150円幅を獲り返したがまだ赤字残る。
後場に一発勝負を挑む覚悟だが、たぶん37300円を中心としたレンジ相場になりそうなムード。
下はない。明日からの米国イベントのどこかで大きく落としてくると思われるので、きょうから明日の日中にかけては、できるだけ上昇させておきたいだろう。
なので、安値更新はないと思って、下値(37200円前後が望ましい)では買いたい。運が良ければ昨日予想通り、きょうの高値を突破してジグザグ修正になってくれる。その場合は大儲けだ。
歌手・佐川満男さんが亡くなられた。「今は幸せかい」が有名だが、「かんにんしてや」は後世にに残したい名曲である。
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