■■今週もまた我慢の日々か■■今週(5/13~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240513

日曜日, 5月 12, 2024

日経225MINI先物

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先週は「リバウンド週間」との位置づけで上と下方向両にらみのトレードを試みたが、そんな虫のいい相場観にありがちな自信に欠けるトレードとはならずにすんだ。週間ではむしろ成績はいいというか、安定した取り組みができていたように思う。

それまで死に体であった米国指数が、雇用統計をきっかけに息を吹き返したので、日経もそれに追随して上昇しちまうんじゃないかと心配していたが、逆にわれわれの同志は冷静であったようで、「どっちみち下落トレンド中のリバウンド局面程度でしょ」という感じで、アメリカの上昇には素直にはついていかなかったようである。

ザラ場で上昇する場面はあっても、高い処では必ず売られて陰線で終わるというチャートを見れば、なるほど下落トレンド途中だとの認識は高まるばかりである。

あとはこの下落トレンド途中の調整局面がいったいいつまで続くのかというのが、目下の興味の的、悩みの種になっている。いつまでも同じところをウロウロしているばかりでは面白くない。上でも下でも、高値安値はどんどん更新していってもらわないと。


【イベントスケジュール分析】

でも、今週もまた同じような苦い思いをしながらのトレードが続くかもしれない。日銀会合やFOMCという最重要イベントは1か月後にしか行われず、ここから1か月間はトレンド転換はままならない日々が続くだろう。

が、その前に今週の15日・金曜日に米国SQというイベントが残っておった。これが最後のチャンスとなるかどうかだ。

もともと現在の米国の上昇自体は、下落トレンド途中のリバウンドである。そのリバウンドをどこまで続けるか、雇用統計やハト派的なパウエル談を材料に買い上がってきた勢力が批判されることなく、すぱっと利益確定できる重宝な日、それがSQというイベントである。

だって、「あれだけカイ、カイと言ってたじゃん」と非難しても、「5月は5月、6月は6月の風が吹く」と居直られれば、だれだって納得せざるを得ないだろう。

したがって、現在のリバウンドは今週いっぱいとみておきたい。来週からの米国株は下落トレンドに逆戻りするはずだ。

その米国の下落基調に、日経は今度は追随する。だって、上で言ったように、現在の米国株の上昇がまやかしであることをちゃ〜んと見抜いていたんだからね。

もう一つ、今週のイベントとして火曜日のPPI、水曜日のCPIが注目されているようである(特にCPI)。

しかし、これらは注目度はピカイチであっても、相場の行方自体に大きな影響を及ぼすことはない。週末のSQ日以降の戦略のいち材料とされるだけである。(但し、あまりにも予想とかけ離れた数字が出たら話は別。週末を待つことなく一発で決まる。)

というより、買い方、売り方両陣営のSQ日前の帳尻合わせの材料とされるだけである。これらのイベントで両陣営とも大きな損を出さないように相場操縦をする。そのための行事だと思えばいいだろう。

だから、イベントプレーというものが成り立つのである。これはこれで面白い。(「イベントには基本逆張り」とのよく知られたアノマリーの根拠となっている。ナイトセッションは日中セッションの逆張りでOK。)

まとめよう。今週は木曜日までは基本先週と同じ路線。もっとも安値や高値は更新するかもしれないとだけ言っておこう。その詳細な内容は後述する。

・・・・・・

【日足】

波動カウントを少し修正しておきたい。

筆者は長らく「拡大フラット&C波巨大型フラット説」を採用していたのは過去記事からわかる。しかし、ここに来てC波があまりにも間延びしてしまっており、A波やB波とつり合いが取れなくなってきたようである。

よって、図のようにC波は4/19の安値36710円で終了(緑色ライン)、そこから(青色ライン)は複合修正波を形成するためのつなぎのX波とするシナリオを考えた。4波は拡大フラット説の延命策である。

このX波がまだ続いているのか、複合修正波の2つ目の修正波(ジグザグを期待)が生まれているのかはわからない。それが先週朝記事での文言にあらわれていたのはわかってもらえると思う。

ともかく、上に行くのか(と言っても、あくまで修正波としてだが)、下に行くのか決めつけできないのが現状であることに変わりはない。

掘り下げてみよう。

【4時間足】

上、下どちらも考えられるが、まずは上方向プランから始めよう。(先週朝記事内容と大差ないが。)

筆者には39000円台乗せの影がずっとちらついたままである。根拠はない。ただ、そんな感じがするというだけのはなはだ弱々しいものであるが、どうしても追っ払うことができないのである。

ちょうど先週土曜日の日経新聞朝刊マーケット欄に『日経平均、38500円で壁 戻り待ちの売り多く』という記事が掲載された。プライム市場では年初からの累計売買代金が38500〜38000円の価格帯で最多になっているということだ。

また筆者も折に触れて、当限月のモード帯に言及してきた。それは(少しづつ変化しているが)現在は38300〜38400円台になっている。

これらはわれわれを「38000円台後半は売りやで〜」という思いに導くためのデータであろう。

それでも、いや、それだからこそ尚更、それを越える値動きがあるかもという予感を膨張させるのだろう。

その39000円乗せの幻影はこういうWジグザグ修正波であらわせられる。赤線がツナギのX波だ。

日足におけるつなぎのX波が複合修正波になっているという複雑さだ。

ともあれ、後半のジグザグ波動は現在はB波であろうか。今週にC波の上昇が見込まれる。おそらく、火曜か水曜のナイトセッションか、あるいはそれぞれの翌朝の東京市場で勢い余って39000円台乗せが実現するだろうという予想に至ってもあながち間違いではなかろう。

次は下落プランだ。これも金曜日朝記事の内容と大きくは変わらないが復習しておく。

【1時間足】

4時間足の副次波を1時間足で見た。金曜日朝にも書いたが、すばらしい1波だ。これをジグザグA波の1波動目としよう。すると、現在は2波動目である。

しかしこの2波動目も形状が2通りある。緑色ラインのようにトライアングル(フラットも可)を描いてから3波動目の下落に向かうのか、紫色ラインのようにすでに3波動目は発生しているかだ。

この意見の食い違いも、月曜日のトレードを厄介にさせる原因の種だろう。日足と同じように、上か下かでひと悶着することになる。

緑色ラインのようだと、夜の指標は期待していたほどの数字ではなく、可もなく不可もなく、薬にも毒にもならずといった風で、結局はレンジを切り下げながら本来のトレンドに向かうと考えられる。

紫色ラインだと、夜の指標のたびに売られ、売られては戻す(その逆も可)という想像が成り立つかもしれない。

いずれにしても、いつかは下落トレンド再開となるのはわかってはいるのだが、それがいつかは、少なくとも月曜日が反発するか、そのまま下落するか、どのような値動きになるかわかるまでは決定できないのである。

たぶん、このまま下落し前の安値37975円を下抜いてしまえば、39000円台の幻影を見ずにすむということだけは言えそうだ。

では、その問題のあす月曜日の戦略会議といこう。紛糾することは承知の上である。

上か下か結論が出ないのは当然である。あすもまた出たとこ勝負しか仕方あるまい。


〈重要ライン〉 

①39815・・・日足戻り高値

②39310・・・全下落の61.8%戻し

③39265〜39475・・・日中マド1

④39215・・・スイング上昇目標値

⑤39190・・・4時間足ジグザグ上昇N値

⑥39110・・・4時間足上昇メド2

⑦38950・・・直近高値

⑧38920・・・4時間足上昇メド1

⑨38905・・・4時間足小ジグザグ上昇N値

⑩38810・・・全下落の50%戻し

⑪38785・・・4時間足ネックライン

⑫38770・・・1時間足直近高値

⑬38725・・・上昇転換ライン

⑭38410・・・ナイトセッション・バリュー上限値

38320・・・ナイトセッション・バリューハーフ

※38210・・・ナイトセッション終値

⑯38165・・・下落転換ライン

⑰38150・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑱37975・・・直近安値

⑲37795・・・4時間足ジグザグ下落N値

⑳37195・・・4時間足ジグザグ下落拡大目標値&4時間足下落メド2

㉚36025〜35925・・・日中マド2

㉛34555〜34270・・・日中マド3


<詳細>

それでも⑮を越えればカイ、⑰を割ればウリというのが基本戦略だ。

修正波らしいダマシが頻発しているので、この基本戦略に素直に従うのもどうかと思われるが、いったんは、1回はその目線を持つべきであり、その方向に仕掛けるべきと考える。そうしないと、いざそうなったときに後悔するからである。

(という筆者も勢いに呑まれて仕掛けが遅れたり、そもそもできなかったりはしょっちゅうだ。ちょっとずつでも機械的にできるようになりたいものである。)

下の注目点は⑱。上で書いたように、すでに3波動目が始まっていたのだから、買玉を持つ続けるのは厳禁である。割れたあと早い時間なら大きく戻すかもしれないが、寿命はその一時だけである。午後から、あるいはナイトで再度売られてしまう展開になろう。

下げの3波である。⑳までは覚悟、または皮算用しておくべきだろう。しかし、割らなかったら、トライアングルかフラット修正になり、レンジ相場再開となる。

一方、上は難しい。⑫を突破できれば39000円乗せも期待できるが、それは花咲舞も黙っちゃいない。おそらく、トライアングル修正に持ち込んで時間稼ぎをするつもりがせいぜいだろう。38600円台止まりだ。

⑫突破を可能にするのは夜の指標発表、あるいは米国の大上昇を待つしかあるまい。


<ポジション>

売3(40800円台後半、40200円手前、38600円台後半) 1枚増

買1(37100円台後半) 変わらず

※金曜日の売玉はまだ安全圏ではないとの認識。したがって、上昇気配が見えたら即現金化の予定。早く下落トレンド再開してくれないものか。


<前日勝負手概説> 

朝イチのカイはボヤボヤしていたこともあってタイミングが合わず。9時半回ってようやく38670円という素人ぶり。その時点での23.6%~38.2%押しゾーンから下げない相場に、やっと決心がついた。

しかし、遅すぎはわかっていたので、20分後プラ5で即撤退。あとはウリのチャンスを探す。

10時すぎ38690円はその時点での23.6%押しレベル。38770円が天井だとの認識で勝負した。

以降はウリでいくつか小利。

ナイトはこれも決心つかず迷ってしまったが、アメリカ市場が始まって下がっていったのを確認して安心。そのまま終了した。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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