■■無明■■今週(5/20~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240520

日曜日, 5月 19, 2024

日経225MINI先物

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遂にお手上げである。米国SQ日当日の相場は直近の上昇トレンドに変化を及ぼすことはなかった。もう1,2日様子を見なければ実際のところはわからないが、アメリカ株は生き返ったようである。

ところで、そんな米国のおこぼれも頂戴することなく日本株は。先々週の頭には、売り方の筆者は『これで上昇トレンド回帰だ』と切腹を覚悟したほどであったがさにあらず。高値では売られ、いつまでたっても上昇する気配はない。

かと言って、下落トレンド再開と思っても、一向に安値は更新するところまではいかない。底堅い処を見せている。(金曜日はさすがに下落トレンド再開と思ったがなあ。)

お手上げである。手の施しようがない。

波動は上下どちらにもとれるような値動きである。もっと言えば、トレンドそのものも不明だ。ずっと下落トレンド途上の調整相場だとのシナリオで予想や実トレードをやってきたが、上昇トレンドがもうすでに始まっているとの見方もより強く見えてきた。

お手上げである。手の施しようがない。

イベントスケジュールを見ても1か月後まで何もない。売れてないタレント同様、手帳は真っ白だ。だが、1か月後の6月第2週にはメジャーSQ日の6月14日(金)以外にも、日銀会合が12日(水)、FOMCが14日(金)と、3つのイベントがほぼ同時に組み込まれているのである。

そんなスケジュールを知れば、6月第2週は「何か良からぬことが起きるのでは」と思うと同時に、6月第2週までは「何も起きないだろう」との判断に陥っても不思議ではない。

また、世間では今週水曜日の米国エヌビディアの決算を材料視する記事が多く見られた。いち企業のそれも海の向こうのいち企業の決算が、日本全体の相場に影響を及ぼすというのは、なんとも情けない話なのではあるが、そんなバカげた予想を持ち出さざるを得ないほど、われわれは手詰まり状況に追い込まれているのであろう。

お手上げである。手の施しようがない。

なので、今回は筆者が考える限りのシナリオをすべて書き出すだけに留めようと思う。いや、どのシナリオにも決断できないでいるのだから、苦渋の選択になる。

どのシナリオもすでにわかり切ったことなのだが、これから時間が進むにつれて徐々にはっきりしてくることもあろう。その時のための備忘録である。

・・・・・・・


【下落トレンド継続中シナリオ】

現在は本来のトレンドである下落トレンドのリバウンド途中であるというシナリオだ。したがって、リバウンドはまだもう少し続くとみる一派と、もう終わっており、すぐさま本来の下落トレンドに回帰するという一派に大別される。

チャートで見てみよう。4時間足だ。

このシナリオは、4/19の安値からツナギのX波が発生しているというシナリオで、そのX波自体も複合修正波となっているとするものだ。筆者のメインシナリオでもある。

複合修正波の2つ目はジグザグ修正波であり(フラット説も有効だが)、現在地であるC波(上方向)が問題となっている。まだC波は残っているのか、残っていないのかだ。

残っていると見るならば、青色ラインや緑色ラインのように前の高値38975円を突破はするが、その後ほどなくして下落するということになる。青色と緑色の違いは、C波のここまでの副次波がまだ3波動であるか、すでに4波動目であるかの違いである。4波動目であるなら(青色)、もうひと伸びしてから下落に向かうだろうし、緑色のようにまだ3波動目が終わっていないなら。いったん上昇した後にいったん下落、そしてもう一度上昇するという構図になる。どちらも確からしさは五分五分だ。

一方で、ここからすぐさま下落方向に向かう場合も2通り考えられる。赤色ラインと水色ラインだ。

赤色は38975円からすでに下落が始まってんだよ、という見方。金曜日に筆者がその短気さから採用したシナリオである。まだ間違った想定とはなっていない。もち合ってしまっただけで、その保ち合いは小さな2波動目とも言える。小さな1波頂点38530円を下抜ければ、その正当性が評価されるかもしれない。

以上の3通りの見方は、複合修正波の2つ目の修正波がジグザグかフラットだということに基づいた見方であった。が、それとは異なり、水色は2つ目の修正波そのものがトライアングルではないかという見方に基づいている。ここからはいったん下落(D波)のあと、赤色点線辺りで反転上昇(E波)。それから本格的下落を開始するというものだ。

どうだろう、これだけでも迷ってしまう。だが、もっとやっかいなのは、途中まではどれも同じような軌跡を描いて進むため、はたしてどの波動になるのかわかるまでには、ある程度の時間が必要になるということだ。たぶん、きょう明日になってもわかりゃーしめえ。上か下かくらいはわかるかもしれないだろうが・・・。

しかし一応はこのシナリオでの高値安値のメドを書いておこう。

高値は39000円台前半で終了すると思うが、戻り高値である39815円を突破して40000円に手が届くことになるかもしれない。下値は下落トレンドともなると底なしとまでは言わないが、別途お見積りでということになろう。


【上昇トレンドがすでに始まってた説】

一方で、「バカ言ってんじゃねえや。何がツナギのX波だ、なにが複合修正波だ。面白くもねえ話ばっかりしやがって。見てみなよ、日経はちゃあんと上昇トレンドなんだよ。」という者もいる。

日足4波の修正波は4/19で終了しており、そこからはリーディング・ダイアゴナル形状の上昇の第1波(日足5波)がスタートしているというものだ。ちびりちびりの上昇はいまの環境では仕方ないだろうが、それもすでに第5波確定に向かっているような感じだ。まだまだ4波途中であっても、それは上昇トレンド途中のもち合い相場。前者の予想(=下落途中の保合い相場)とは一線を画する。

ずいぶん間延びしているようにも感じるが、それだけにその後の第3波は、さぞかしウフフ♡な展開になるかとも思わせる。間延びしているようであっても。次の日足で見れば、むしろ格好よく見えてきてしまうのも事実だ。

そして、何よりも上昇方向という希望に満ちたトレンドであるということが、われわれに夢を抱かせる。多くの人がその気になるのはわかろうというものだ。ましてや、これだけ売られても一向に38000円を明確に割らないということも、この説に肩入れする向きが増加している理由だろう。(筆者もそのくちである。決断できないだけである。)

注意しておくことがある。

もし、このリーディングダイアゴナル説が正解であっても、5波動目の後に大きな下落があるかもしれないということだ。それは2波の調整波なのだが、ダイアゴナルにありがちな、その始発点近くまで戻るかもしれないという習性のせいで、大きく、例えば最大で37000円近くまで戻ってしまうような大下落、それも急下落が起こったら、どう思うだろうか。そしてどういう行動になるだろうか。

・・・・・・

【まとめ】

これまで見てきたように、上昇トレンド、下落トレンドどちらの見方をするにしても、われわれは今すぐ一方向にポジションを傾けることはできないというのが本筋である。

まだまだ保ち合い相場、あるいは、もち合い相場かもしれない相場が続くようである。エヌビディアさん、なんとかしてちょー。わらをもすがる気持ちは筆者とて同じである。

・・・・・・

では明日の予想に入ろう。週間の予想は絞り切れぬままで終わった。だが、明日の相場については態度を明確にしておくべきだろう。目線をどれかに固定しないなら、トレードはできないと思っているからである。

上で述べた5通りの内、どれを採用して、どれを捨てるかである。すでに2ストライクとられたバッターの心境だ。どの球種、高低に絞ってスイングするかだ。

いろいろ考えたが、上方向にしよう。「リバウンド祭り終了宣言」はたった1日で撤回とする。やはり39000円台乗せは捨てきれない。

これで、まずは下目線を捨てることになった。


〈重要ライン〉 

①39930・・・4時間足ジグザグ上昇拡大目標値

②39510・・・4時間足ジグザグ上昇チョイ拡大目標値

③39310・・・全下落の61.8%戻し

④39265〜39475・・・日中マド1

⑤39215・・・スイング上昇目標値

⑥39180・・・4時間足ジグザグ上昇N値

⑦39145・・・4時間足3波N値

⑧39095・・・本日上昇可能値

⑨38975・・・日足戻り高値

⑩38895・・・1時間足ネックライン

⑪38855・・・1時間足戻り高値

⑫38805・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※38675・・・ナイトセッション終値

⑬38670・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑭38410・・・4時間足ジグザグ下落N値

⑮38275・・・4時間足押し安値

⑯38135・・・4時間足ジグザグ下落拡大目標値

⑰37965・・・直近安値

⑱37690・・・スイング下落目標値

㉚36025〜35925・・・日中マド2

㉛34555〜34270・・・日中マド3


<詳細>

そうすると、⑬を下に抜けたとしても追いかけて売ることをしないですむ。38500円の岩盤を信じて買うことだけを考える。あとは「38500円を割れてしまったら撤退」だけを守るだけである。

金曜日ナイトは値幅も小さく、38700円台前半を中心とした往来相場であった。ある意味煮詰まった感もはなはだしい。もし、⑫〜⑬のバリューゾーンを抜ければ抜けた方に大きく動くことになるのは想像に難くない。

それでも下は捨てる。ひたすら38500円が救ってくれることを祈るだけである。

上はどうか。上は⑫を突破したらあくまで39000円突破を目指すことを覚悟する。もちろん終値で届かなければ決済する。デイトレードでいいだろう。明日の日中は上方向を選択したとはいえ、本格的な上昇まで信じているわけではないからだ。

なんとか最低でも⑧以上にはなってほしい。38500円まで下落したあとの上昇なら難しいが、寄付きからすぐ上昇に転じるのであれば1セッションの平均値幅的にも達成可能だろう(直近では450円幅を想定)。


<ポジション>

売2(40800円台後半、40200円手前) 変わらず

買1(37100円台後半) 変わらず

※スイング玉をこれ以上増やせない状況が続く。いざ動いたとしても、上でも下でも決断が鈍るだろうなあ。


<前日勝負手概説> 

省略。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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