昨日の週間予想記事は最後の方はちょっと尻切れトンボ、疲れちゃった。かなり端折ったりもしているので、この場を借りて書き足りないことを補足しておこうと思う。この『限月丸ごとトレード』にも関係してくる内容なのでご容赦を。
さて、当ブログの「参考文献」コーナーにも載せている、『グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート』というブログは皆さんもご存じであろう。ヘッジファンドの考え方などを学べて筆者もかなり勉強させてもらっている。
このブログとの出会いはすでに10年以上たっていると思われるが、このブログから学んだなかで一番記憶に残っているのが、株などの資産の買われていく順番についてである。
すなわち、全体が上昇する場合は大型株から買われ、中型株、小型株に移っていく。逆に、全体が天井をつけ下落していく時は、買われた逆の順に小型株から売られていき、大型株は最後の最後になるということだ。リスクオフになれば、財務基盤の弱い小型株がまず投げ出されるのは当然だろう。
この法則はあらゆる資産に対しても有効で、例えば地価。
当然のことながら東京から始まった不動産価格上昇は順番に地方都市に及ぶが、大体人口に比例しているだろう。東京の中でも順番があり、23区が一番、その23区内でも順番がある。
ちょっぴり寂しい乃木坂だろうか、いつもの一ツ木通りか、それとも歩きたいのよ高輪なのだろうか。詳しく知らないが、間違っても、千ベロの聖地・赤羽くんだりではないことは確かだ。その赤羽にしたって、東京周辺の千葉や松戸、川崎、前橋、宇都宮、大宮、取手、小田原、西武園などとは比較にならないほど地価は高いだろう(千葉は別格だとしても)。
またこの法則は資産だけではなく、国別にも適用される。つまり、リスクオンになればまずアメリカの株価が上がり、次は欧州(中でも独が最初)、日本の先進国各国から、中ロの新興国に広がっていくというようなことである。
いまフランスやイタリアの政情不安がささやかれている。マクロン政権危うし。与党が総選挙で敗れれば、株価は一時だけでも暴落、それがドイツにまで波及すればヨーロッパは終わりである。しかし、日本株もその頃にはほぼ同時に下落しているはずである。なんとなれば、ドイツと日本の国力はほぼ同じようなものであるからだ。
そんな時でもまだ下落の憂き目にあわずにすんでいるのはアメリカだけということになる。もっとも、そのアメリカも先週から崩れてきそうなムードを醸し出してはいるが。
そんな意味では、連鎖的な株価暴落に歯止めをかけられるとしたら、米国がその役割を担うことになるのは当然だろう。最後の砦となるのだから。
日本株はどうか。最近気になるのは売買代金の減少。ここ1,2週間の上昇率ランキングを覗いてみればわかろう。中小の仕手材料株ばかりである。これでは出来高は盛り上がらないし、低位の材料株が買われ出したということは、他にもう買うべき株がないという証左である。そして一転、これらの低位材料株が下落し出したら、それは日本株全体の下落に波及するというのは上で言った法則の通りである。
危ない状況はもうそこまで来ているのだ。準備をしておくべきであろう。
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いつもの限月チャートだ。ネックラインとも言われる前限月の終値38715円が重くのしかかってきている感じも見受けられて、いかにも弱々しい。このまま陰線実体が下に伸びそうなムードだ。
以上のような市場ムードを勘案して、この9限月の値動きイメージ図をいちおう載せておこう。本当のことを言うと、まだまだ考えが煮詰まっていないのだが、二転三転あるとしても、現状の考えを披露しておくことは重要とした。
もし、今週か、来週かに日経が下落し始めるとしたらという前提のイメージ図である。7月末の日米中銀会合がその下落から救ってくれるのではないかとするプランである。甘いかな。
とりあえず、今度ここから上昇して39000円を大きく超えていかなければソレが天井だ。ショートを放つのは言うまでもない。その利確返済は日柄的には7月末前後か、株価的には35200円前後に設定しているのは前回と変わりない。
もし、もしも、7月末まで下落しなかった場合は、前後からのショートということになるが、それまでは日計りデイトレで凌ぐしかないだろう。
以上、天井騒ぎの【きょうのちんぷんかんぷん】でした。ご清聴ありがとうございました。
<現状報告> 昼11時45分頃
朝イチの下げを拾えなかったのが痛い。
38590円のウリをロスカットしたあと、38680円ショート派急落に助けられて200円の利。しばらく静観の後、また上昇してきたところを38730円で売った。でも、なんかしつこいので、前場引け前に38675円で利確しておいたところだ。どうでもいいが、まだつっかかってきてるな。
後場はどうなるだろう。38780円突破なら買うが・・・。
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