■■決断は先送り■■今週(7/1~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240701

日曜日, 6月 30, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 金曜日ナイトでは予想通り上昇。が、一度天井から下落したものの、朝方にかけて反転上昇してきたのはちょっと予定外。二番天井ならいいのだけれど・・・。

相場はまったくわからない状態に逆戻りだ。ここ1,2日の上昇にちょっと弱気になってしまった筆者だが、なんとか売り方の一員として踏みとどまっている。

きょうは、そんな宙ぶらりんな筆者にカツを入れるべく、買い方の、上昇波動の悪口を言い倒し、悪態の限りを尽くしてそれを阻止したいと思っている。それでもキリが晴れなかったら、今度こそ本当に買い方に転向する所存。

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【現物225指数・週足】

雄々しくおっ立てやがったものだ。ながらく大陰線の支配下にあったローソク足がにょっきと顔を出した。これだけを見ればいよいよ相場はカイ転換したと誰しも思うことだろう。筆者もそうだ。そうだった。

しかし、このチャートには難点がある。すぐ上に水色のネックゾーン(40054〜40369円)がある。そこで1度は完全に行く手を阻まれるだろうと予想することは簡単である。上昇トレンドはあと数百円ほどの命だ。

では、これならどうだ。

四角枠作成ツールで描画したのは金曜日始まり、木曜日終わりの変則週足チャートだ。

この週足だと、4/12〜週の大陰線の支配からはいまだ脱却していない。ザラ場で2度突破されたが、週足実体ではまだだ。今週木曜日まで勝負は持ち越された状態である。明日月曜日はたぶん高く始まるだろうが、そこから上に往くのか下に行くのか、興味の的のひとつである。

買い方は、たぶん緑色ラインのような波動を狙っているのだろう。それは十分可能だ。上の通常チャートではネックゾーンで止められるのは明白だが、この変則週足チャートではそんなカベは見当たらない。たぶん今週大陰線の突破に成功したら、翌週も続伸。その上昇は3/22の最高値41087円近辺までは止まらないだろうと想像できる。

しかし、本当に突破できるのか?が問題だ。もしできなかったら、通常週足チャートでの今週のりっぱな陽線は見掛け倒し足ということになる。つまりダマシの陽線ということだ。

ダマシの可能性はあるのだろうか?この問題については後で触れることになろう。まずは言いたいことを先に言ってしまおう。


【日足】

買い方はピンク色ラインで描いたような波動を望んでいるだろう。もちろん①②③で終わらず、後には④⑤波動まで上昇するはずだ。

それに反して売り方は水色ABCラインだ。しかし、筆者が狙うこのジグザグ修正波も微妙な感じになってきた。というのは、いま現在のB波の高値がA波の76.4%戻し以上まで達成しているからだ。ジグザグ修正波だ!というのはギリギリで、これ以上上昇してしまったら、同じ修正波でもフラットやトライアングルを想定しなければならない。

そうなると、現在想定している35000円前半までの下落は望むべくもない。よく下がっても37000前後までだろうか。それではつまらない。

このチャートからはそんなところだ。あまり意味のないように感じられようが、買い方、売り方の戦略を確認、自分はどっち側なのか、敵側は何を狙っているのかなど、明瞭化するのには有効的であろう。

お絵描きの時間は、お遊戯のそれと同様、豊かな感性を磨くために必要不可欠なものと筆者は考える。

同じ日足ではあるが、次のようなお絵描きならどうだろうか。

買い方の戦略、赤色①〜⑤の推進波動を描いてみた。緑色は⓪ー②チャネルラインだ。通常の推進波なら3波はこのチャネルライン上辺を大きく突破してくる。1波の1.618倍前後まで伸びてくるだろう。単純計算なら42055円までほぼノンストップで伸びる。

が、上で言ったように週足のネックゾーンが立ちはだかる。このネックゾーンは現物225指数で40054〜40369円のゾーンであった。つまり3波の頂点はこのネックゾーンの上辺近辺で停止を余儀なくされるということである。図でちょうどその辺りに緑色ラインが引かれていることを確認されたし。

ではなぜ、そんなことが言えるのか?だ。

それは青色ラインでわかることだ。

①〜現在の③波動目まですべて3波動構成になっていることに注目してほしい。すなわち、今回の上昇波動は3-3-3-3-3型のダイアゴナル形状であるということである。だから伸びないのである。③波のN値(1波と同値幅)は40340円上で引いたチャネルライン上辺とのタッチ部分、週足ネックゾーン上辺とほぼ合致しているはずである。

売り方は仮にいま担がれたとしてもすぐに下落してくることがわかっている。チャネルライン下辺まで下がるかどうかはわからないが、3波頂点との中間点くらいまでは下落してくることは計算の内であろう。

そして、チャネルラインの下辺でも反発しなければ、それはもう④波の下落ではなく、もう一度ジグザグC波(悪くてフラットC波、トライアングルC波かも)になる目も出てくるのである。

いかがだろう。上昇トレンドに賭けることがいかに非効率的なことなのかがおわかり頂けたであろう。

※ここで本当のことを言おう。筆者が恐れていることを。それは月曜日も上昇することなく下落したとしよう。その下落幅は大したものではないとしたらどうだろう。たとえば39345円には届かないほどの下落で、その底から急上昇した場合だ。この場合の③波は5波動構成になるだろう。そうなれば立派な推進波だ。42000円までその波動(③ー5波)は、イッキに進行してしまう可能性が大きくなるではないか。その場合の①波も3波動構成ではなく、5波動構成に数えられる(実際には5波動構成にリーディングダイアゴナルだとしていた時期もあった)。3波動とも5波動とも数えられるややこしい波動なのだ。

このように、ここ3カ月買い方売り方は攻守を切り替えながら、やってきたと言える。今もそうだし、これからもしばらくは続くかもしれない。

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ありゃりゃ、上昇トレンドの悪口ばかりのはずが、どうも形勢が悪くなってきたぞ。それじゃ、これならどうだ!


【イベントスケジュール分析】

しかし、重要イベントは7月末日の日米中銀デーまで何もない。それまで今の宙ぶらりんなレンジ相場が続くのだろうか。それともここ1,2週間で決着がついてトレンドが出るのだろうか。(いまは買い方優勢であろう)

ここで、今週7/4(木)の米国独立記念日を持ち出そう。アメリカ市場は休場である。

この独立記念日についていろいろ調べてみたところ面白いアノマリーがあることがわかった。

まずこの記念日からアメリカのビッグプレーヤーは夏休みに入るということだ。8月いっぱいまでのロングバケーションである。したがって、クリスマス休暇以降仕掛けていた様々な商品のポジションを利益確定したり、休み中に何かあってもすぐ手当できるほどポジションを圧縮しようとするのがこの日前後からであるらしい。

その事実から、先週初からの買い方の生き急ぎ(または死に急ぎ)とも感じられるような上昇ぶりは、日経に限っては利益確定するためのダマシの上昇ではなかったのかとの疑いが生じてくる。あるいはショートポジションの買戻しかもしれないが・・・。

どちらにせよ、この上昇は長くは続くまいという結論に達した。

そこで更に詳しく検索してみた処、非常に有用な記事と出会うことができた。

独立記念日とETF分配金捻出売り日米複合アノマリー分析

ぴょん氏によるnote記事だ。

詳しくは記事を読んでもらった方がいいが、結論から言うと、日経平均、TOPIX、グロース指数とも、この7/4前は比較的上昇する傾向があるが、記念日後はパフォーマンスが落ちるようである。その理由を氏はETFの分配金ねん出のためのウリと考えておられるのであるが、統計データに裏付けられた結論なだけに信頼度は高いと思わせる。

また「七夕天井天神底」に関する分析データも別記事である。

これで決まった。この記事は筆者に一騎当千の力を与えてくれたようである。

相場の上昇は7/4まで。それ以降は弱まる。

当日木曜日は変則的週足が完成される日でもある。はたして大引けで39774円をはっきりと突破しているであろうか。明日からとんとんとーんと上昇が続いたのなら突破は確実であろう。しかし途中で失速・急落したり、そもそも月曜日からは下落の一途であったりすれば、またしても実体での突破は失敗する。

目の離せない数日となりそうである。

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このような結論を導き出してはいるものの、トレードの決め手としては弱い。実戦上はいつも通り、天井と思われる高値ではショート断行、下落した底で何らかの買いサインが出れば買っていくという、どちらに転がっても損をしない通常のトレードになりそうである。そうやって、木曜日まで喰いつなぐしか仕方ないかなと感じている。

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では、明日の戦略会議にいこう。ウリカイありは当然であろう。ただ、一応はウリ目線である。ナイト高値以上の上昇は歓迎しない。このまま下落してしまうことを願う。


<重要ライン>

①40875・・・最高値

②40750・・・日足小ジグザグ上昇拡大目標値

③40340・・・日足大ジグザグ上昇N値

④40145・・・4時間足上昇メド

⑤40055・・・本日上昇目標値

⑥39960・・・ナイト高値

⑦39945〜40730・・・4時間足大天ネックゾーン

⑧39935・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※39830・・・ナイトセッション終値

⑨39800・・・前日日中マド埋めライン

(参考)39774・・・現物225指数4/12陰線の高値

⑩39680・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑪39620・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑫39500・・・5日線処

⑬39480・・・(仮)1時間足ジグザグ下落N値

⑭39290・・・下落転換ライン1

⑮39195・・・4時間足押し安値

⑯39180・・・直近上昇の38.2%押し

⑰39120〜38995・・・4時間足前天ネックゾーン

⑱39045・・・4時間足下落メド1

⑲39000・・・下落転換ライン2

⑳38845・・・4時間足下落メド2

㉑38400・・・直近上昇の76.4%押し

㉒38095〜37925・・・4時間足小底ネックゾーン

㉓37920・・・日足直近安値

㉚37365・・・大下落転換ライン(改)

㉛35975〜35870・・・日中マド2

㉜34495〜34205・・・日中マド1


<詳細>

ただし、寄付きから⑧を超えてきたら買う。⑥までで止まる確率も高いが、⑤④まで上昇し切ってしまう確率も同程度高い。

なので、この場合のカイは危険がいっぱいだ。僕から乱れてしまわぬよう、買った後の値動きには特に注意する必要がありそうだ。

もうひとつ自信に欠けるようならカイはほっといて、⑤④までの上昇時に売るかだ。この位置でのウリは確実に儲かる。一度は下がる目標値であるからだ。

そこからは最終的にはおそらく⑩⑪まで下落してくると思われるが、もし下落してもせいぜいが⑨までならいったん利確しておくかな。ド転買おうかな。


<ポジション>

売1(39900台央) 枚数変わらず入れ替えのみ

買1(39600) 枚数変わらず入れ替えのみ

※売玉は短命の可能性大あり。たとえリバウンドだとしても40000円台乗せは十分可能と考えている。買玉も不安。特に月曜日の朝が先安ならいったん切ることになるかも。が、相場環境的にはカイに分があるのだから、ぎりぎりまで手放せんわなあ。


<前日勝負手概説> 

39500円近くまでの押しを待っていたが下がらず反転したので、9時20分頃の39615円は仕方ないか。10時前にS玉が狩られるのも仕方なし。放っておいた。

11時すぎ念願の追いカイは39745円。天井を買ってしまった感ありで、すぐ▲30円。そのあと前場終了間際に思い切って39750円でショート。30分足で宵の明星の亜流という目先天井サインを見つけた。朝のB玉を1枚39700円割れで利確決済。S玉は3時引け後すぐ39600で利確。ホールド買玉も処分してポジションを完全に〇に。とにかくひと区切りしたかった。

そしてナイト。おとなしくしておこうと思っていたが、ポジポジ病は治らない。

目標値39940円までの上昇を見込んで、5時15分、5分足の反転サインで買ってみた。39600円ジャスト。一度原点割れまで戻ったようだが、アルコールを味方につけて放っておいた。『39900以上は絶対にある!』との自信。

最後は寝ぼけ眼での39950円指値ショート。アルコールの力は偉大である。

が、結局は前の相場観を引きづってしまっただけやないかい。ひと区切りもくそもない。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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