まさか39500円台になってるなんて!
土曜日朝のびっくりだが、トレンド相場だから当たり前かと思い直した。トレンド相場ではわれわれの想像を超えてくるからね。
さっそく分析にとりかかる。と言っても、日足では陰線が連続してるので分析のしようがなく、まずはその下の【4時間足】にしよう。
筆者は今回の下落を深押しのジグザグ修正波だと想定しているので、このようなライン引きになった。現在はその3波、というよりC波であると言った方がいいか。
このC波の目標値は、①波目の大きさの1.618倍(拡大目標値=(42500ー41015)×1.618)で、39190円だ。すでにN値40110円、チョイ拡目標値(1.272倍)39705円を突破した今となっては、そう考えざるを得ないだろう。
が、(いったんの)目標値である38000円のレベルにはまだ距離がある。この問題を解決するには2通りの見方があるだろう。
一つは、上のC波のあとに、もう一つジグザグ修正波をつないで、いわゆるWジグザグの複合修正波とする見方だ。
もう一つは、C波ではなくあくまで3波動目として、その後は5波動になるのを待つかである。この5波動をまとめてジグザグのA波にしちゃえば、そのあとB波、C波とどんどん大きくなっていくだろう。
しかし、どちらも一緒だ。後者を選んだ方がややスケールが大きく感じられそうな気がするが、終着点は同じであろう。好みでいい。
しかし、それにしても、このC波(3波)の中の副次波をカウントするのは難しい。すでに5波動終わっているようにも見えるし、終わっているのは3波までのようにも見える。
言えるのは、こんなところで下落が止まってしまってはたまらない、という思いだけである。何とかならないか、だ。【1時間足】でなんとか解決しよう。
金曜日にも掲載したが、C波(3波)だけを抽出した。そして緑色3波動目をここで終わらせないよう、延長させてみた(赤色の5波動)。すると、現在はC波中③ー3波から③ー4波になったところだろうか。このあと③ー5波の下落、それが39190円まで行って、それからちょっと④波のリバウンドがあって、最後に⑤波の下落があるんだな。その終点が38000円辺りなんだな。というような推測が成り立つだろう。
この推論法は、まず38000円までの下落があるはずとの仮説に基づき、そして38000円まで本当に下落するのであれば、このような道筋(波動)で下落していくだろうとの、これまた仮説を導き出す方法である。(専門用語ではアブダクションという思考法らしい。)
したがって、38000円説がこければみなこけたで、上のチャートの赤線、青線、緑線、道頓堀のネオンのようなラインは無用の長物となるだろう。
しかし、そうなる前にその仮説を検証する作業を怠らなければいいことで、検証の結果、どうも旗色が悪いぞっと感じた時は、さっさと別の仮説に鞍替えすればいいだけの話なのだ。
・・・・・・
論点がずれてきた。戻ろう。
というわけで、筆者はこの仮説に基づいてトレードをするだけである。
読者の中には、今回の下落ピッチの速さについていけず、乗り遅れている方も多いかもしれないが、そもそも「4波トライアングル後のエンディングダイアゴナル5波(スラスト)の後は、速やかにその始点まで戻る」というエリオット波動原理のアノマリー通り動いているだけの話である。
「速やかに」の部分はここまでは的中している。あとは後半部分「始点まで戻る」が的中するかどうかだけになった。いやー、楽しみだ。
【イベントスケジュール分析】
9月SQ日までは重要イベントは7月末の日米同一日開催の中銀会合だけだ。(8月SQ日もちょっと注意だが)。
そのスケジュールに合わせれば、波動はどういう道筋になるだろうか。
A)月末までに下がり切るケース(C波完了、38000円前後まで)
B)下がり切らずまだC波途中であるケース
この2つがぱっと浮かんでくるだろう。
が、いまの下落スピードを考慮したら、もっと進んでいいかなという考えも湧いてくる。すなわち、
C)今週中に3波(C波)が終了し、週末から会合直前までは青色4波調整(あるいは複合修正波になるための「つなぎのX波」上昇)になっているのではないかというものである。
どちらにしても、今週の大部分は下落が続くと考えておいてもいい。値頃感だけの買い気は起こさない方がいいだろう。また、日経に対して余計な温情は無用である。「あらら、こんなにぼろぼろにされちゃって、かわいそう」的な感情は投機家にとって致命的である。
・・・・・・
では、明日月曜日に戦略を練ってみよう。
が、やはり「戻り売り」だけ言っておくしかない。今週は後半まで下げ続けるとの観測に基づいているからだ。
上の1時間足チャートをじっくり見てほしい。すでに赤色③ー4波は風前の灯だ。ローソク足で1本あるかないかだろう。安値39570円を付けたあと、ナイトセッション下落の38.2%戻し39745円を5円だけ突破して、リバウンドは終了した。もう一度突っかかってくるくらいが関の山だろうと思う。
<重要ライン>
①41785〜42115・・・日中マド1
②40675・・・上昇転換ライン
③40480・・・5日線処
④40430〜41150・・・日中マド2
⑤40220・・・4時間足戻り高値
⑥40035・・・1時間足戻り高値
⑨40000・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑩39825・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑪39820・・・前日日中マド埋めライン
⑫39785・・・4時間足節目ネックゾーン上辺
⑬39680〜39745・・・ナイト下落の23.6〜38.2%戻しゾーン
⑭39610・・・ナイトセッション・バリュー下限値
※39590・・・ナイトセッション終値
⑮39570・・・ナイト安値
⑯39475・・・下落転換ライン
⑰39435・・・1時間足ジグザグ下落拡大目標値
⑱39340・・・4時間足節目ネックゾーン下辺
⑲39195・・・日足次の押し安値
⑳39190・・・4時間足ジグザグ下落拡大目標値
㉑38890・・・1時間足ジグザグ③波N値(チャート緑色3波)
㉓37940・・・1時間足ジグザグ③波拡大目標値(チャート緑色3波)
㉚37920・・・日足3ー5波の始点(ダイアゴナル始点)
㉛35975〜35870・・・日中マド3
㉜34495〜34205・・・日中マド4
<詳細>
というわけで、もう一度⑬に入り込んでくれば、夏の虫。バチンと売り叩いてやろう。その上には⑫⑪⑩と、分厚いカベの連続。それを見て尚も飛び込んでくるやつはいないかもしれないくらいだ。
なので、絶望感から寄付きから下放れて、そのまま下落してしまうかもしれない。筆者は当日マドを開けると踏んでいる(⑪に届かない)。それで3空完成だ。そういう予感、ヤマ勘もあって、安寄り&下落ならイッキに⑰⑱もありだな、と想像してしまうがどうかな。(その場合は反転も早く、目標値達成後は利入れを急ぐべし。そしてド転ロングも可)
しかし、ナイトが強烈な下落だっただけに、逆に利確の買戻しがたくさん入るかもしれない。それに乗じた押し目買い勢も加わって、寄付きは高く始まる場合もあろう。
その場合は⑬突破をメドに⑨までの上昇を視野に入れておかなければならないかもだ。⑬突破早々なら買ってもいい。
しかし、しょせんは下落トレンド真っ只中。暴れるだけ暴れたらさっさと引き上げることだろう。ド転ショートだね。
<ポジション>
売4(42000台前半、41800台央、41200台前半、41100円、39800台後半) 1枚増
買0() 1枚減
※ナイト前半の買戻しで、いい位置での売玉がはがされた。仕方なし。順調にいけばだが、今週中にもう2枚くらいは増やせるといいな。そして週末には一部利入れでニコニコが理想。
<前日勝負手概説>
金曜日は朝と夜で1回ずつ強烈なしっぺ返しを受けた。
最後のホールド買玉を寄付き早々に手放した後、9時からの猛下落。あの展開からのカウンターパンチはないよな。筆者は40000円ジャストで売ったが、5分後39935円でしか買い戻せなかった。信用できなかった。
でもまたショートにこだわって9時半前40180円は▲30。これでウリはやめてカイだったが、小利に終わる。
後場はまたショート目線も動きなく、指値40125円設定を済ませて外出は好プレイ。大引け間際の成立だったようだ。
そんなバクチ的仕掛けがナイト安寄りだったものだから、小躍りして喜んだ。5時半過ぎ39750円でも売り増している。
が、大反転に気づかず▲55円で討ち死に。日中分も39830円で手放した。41100円台まで上昇する可能性があったからだ。もちろんカイも同値でやっている。
最後のほうは例によって記憶が飛んでいる。ただ、40135円の日中バリュー上限値付近でウリ仕掛けを待っていたこと。それが叶わず、再度日中バリュー下限値39950円を下回ってきたことで、39880円でウリをやったことは覚えている。(途中では2本、ウリとカイで小損を出していた。)
以上。
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