それにしても1週間余りで5175円の下落。相場はようやく落ち着いてきたか。下落調整はいったん終了したのではないだろうか。
そう思わせるテクニカル的材料はいろいろあるが、筆者が重要視しているのは【イベントスケジュール分析】の結果からのことだ。今後の日程を列記してみる。
①7/31(水)・・・日米同一日程の中銀デー
②8/9(金)・・・・ミニSQ日
③8/16(金)・・・米国SQ日
④8/22〜24・・・ジャクソンホール会議(米9月利下げをにおわすかどうか)
⑤9/13(金)・・・メジャーSQ日
こんなところだ。①はみんなが注目しているイベントだ。当然、このイベントのあとに新たなトレンドが発生すると思っている。そうかもしれないし、そうではないかもしれない。
では、イベント前はどうか。それほどのイベントを迎えるのであれば、やはりそれにふさわしい適正価格と言うものがある。先週までの5000円以上の下落は明らかに下げ過ぎだ。重要イベントを迎えるにはもう少し上昇(下落に対する調整)しておかなければならないだろう、と考えるのが常識的だろう。
逆の結果を生むような話になったら大変である。俊足自慢の1番バッターでも「そろそろちょっとばかし、戻っておかないと・・・」と牽制死の恐れも。そのことが「相場は先週金曜日から3日間はリバウンドする」と予想した根拠である。
では、リバウンドはどこまでだろうか。あと2日間で、価格はどこまで戻ることができるのだろうか。これが今回のテーマである。
【日足】
ここで、ひとつ問題を出そう。この日足チャートに、1本だけラインを引くとしたらどこに引くかという問題だ。その目的は、価格がここから戻るとして、その戻りメドを推測するためとしておこう。いくつも引きたくなるが、とりあえず1本に絞ってほしい。そして、そこから得られる結論を自分で考えてみると尚いいだろう。
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とりあえず、この赤、青、緑色点線の3本がメジャーなラインになるのではなかろうか。
それぞれ有効的だろうが、筆者が1本に絞るとすれば赤色だ。理由は、そのラインを大陰線で割っているからだ。割ることによってトレーダーに絶望感を与えたようだからだ。
しかし、その大陰線は「下げ切りの大陰線」と呼ばれるべきもので、下落の最終局面で現れる。案の定、翌日は十字足、そして、あす月曜日がちょっとでも伸びて陽線で終了すれば、明けの明星の亜流となって、明確な天底転換サインになるだろう。
そうなれば、赤色ラインに向かってリターンムーブが発生する。タッチまで39000円前後だろうか。あの大陰線を否定・克服するくらいまでは上昇してもおかしくはない。大陰線の高値は39110円だ。そこを突破することは無理でも39000円はありそうだ。更に深掘りする。【1時間足】だ。
あとは、この絵に描いた餅を実食するだけである。うまいか、まずいかは喰ってみてからの判断となろう。
しかし、ここで別途ピンときたことがあった。
さきほど日足チャートでのライン引きの問題をやったが、緑色点線に対しての感想は「まあ、こんな引き方もありかな」という程度であったが、青色点線に対してはちょっと面白い示唆があったことを告白しておきたい。
それは、実際の値動きはこんなのがあるかもしれない!との直観を得られたことだ。
こんな感じ。筆者はこの2日間で39000円まで到達すると考えていたが、そうではなく、「2日間は青色ラインに頭を押さえられ、それが日銀会合後に突破・上昇するパターンもあるなあ」とのひらめきであった。これはこれで頭の中に置いておかねばならない値動きだろう。
尚、B波全体の戻しは当然39000円で終わるわけではない。【現物225指数・日足&変則的週足】で確認してみよう。
ここでも先週の大陰線をリバウンドの目標に据えることができそうだ。最終的なB波の頂点は40000円前後になるだろうか。そして、39000円はその大陰線の半値付近の数値だ。・・・よくできた話やで。
またマドにも注目してほしい。今回の下落過程で3空が完成した。一番下のマドはミニ先物価格39085円で閉め終わることができる。これも39000円の根拠の一つとなっている。真ん中のマドまで完全に閉めたら41150円となる。微妙なところだ。マド手前で失速すれば40430円に届かない。せいぜいここまでか。
【まとめ】
「中銀イベント前は動きづらい」とのコメントを見つけた。そりゃそうだろう。当日総裁や議長がどんな内容の発表・発言をするのか分かったものではないからだ。しかし、みんながそう思っていればいるほど、相場はその逆を行くことも真実だ。
月曜朝からするするっと上昇しちゃって、ナイト早々にも39000円到達なんてこともあるだろう。その場合はB波2波動目の下落は火曜日になり、水曜日・日米の中銀イベントで3波動目の暴騰が見られるかもしれない。最終的には最高で40500円程度までリバウンドの余地はあるのだ。警戒はほどほどに。すべては波動に従うのを良しとする。(はずれたら、ごめんね。)
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では、明日・月曜日の勝ち方実践編である。上の【1時間足】チャートに基づいてトレードを組み立てる。
当然、買い目線である。ダイアゴナル3波動目がどこまで上昇するかは別として、早々に買わなければならないことをチャートは教えてくれている。
ただ、ダイアゴナル波動は上下に振らされるような動きなので、100円あるいは200円でも上昇すればすぐ利確して、次の押し目に備えるを繰り返すか、一度買ったら39000円前後までホールドするかだ。どちらでもいいだろう。
問題はロスカットだ。大きく下落する場合があるので、びっくりして買玉を投げ出してしまうこともあるかもしれないが、「どうせ最後は39000円まで上がるんだから」という気持ちをしっかり持って、含み損に耐えることである。(但し、下の⑯割れはあかん。が、いったん投げてから再チャレンジを。)
<重要ライン>
①41785〜42115・・・日中マド1
②40430〜41150・・・日中マド2
③39975・・・日足戻り高値
④39910・・・今回下落の50%戻し
⑤39340〜39785・・・4時間足節目ネックゾーン
⑥39185・・・4時間足ジグザグ上昇拡大目標値
⑦38845・・・4時間足ジグザグ上昇チョイ拡目標値
⑧38580・・・4時間足ジグザグ上昇N値
⑨38500・・・5日線処
⑩38495・・・38495・・・本日上昇目標値
⑪38305〜39085・・・(新)日中マド3
⑫38250・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※38200・・・ナイトセッション終値
⑬38105・・・前日日中マド埋めライン
⑭38080〜37880・・・4時間足大底ネックゾーン
⑮38030・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑯37885・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑰37325・・・直近安値
㉛36021〜32065(現物指数)・・・大3波38.2%~61.8%押し
㉜35975〜35870・・・日中マド4
㉝34495〜34205・・・日中マド5
㉞30714(現物指数)・・・大1波頂点(4波はここには届かない)
<詳細>
押し目をもらえるとしたら⑬まで。⑭がバックボーンとなってくれもするので、安心して買えるだろう。
38000円を再度割ってしまう展開もあるだろうが、上で言った「どうせ最後には39000円」を信じて、含み損に耐えられることを期待する。
そして、39000円に達した時点で利確は絶対だ。それがまだ月曜日のことだったとしてもだ。
しばらくは(B波の上昇が終わるまでは)37325円を割ることはないが、一度は大きめに下落することは確実なのである。もしかしたら、イベント発表後に真っ逆さまなC波に突入してしまうことも考えられる。素直に利確すべし。
<ポジション>
売3(42000台前半、41800台央、41200台前半) 変わらず
買3(37400台央、38000台後半、38400台後半) 入れ替えのみ
※これ以上買玉は貯め込むようなことはしない。中銀イベントまではフラットの状態を保つのみ。当日の仕掛けでデイトレする。一番高い玉は入れ替えができればいいかな。
<前日勝負手概説>
割愛。
ちょっと値動きに振らされてる感じ。特に日中2時以降の下落は、外出中だったため焦ってしまい、大事なホールド玉を利確してしまった。
ナイトもどっちつかずの動きに終始したか。ラストは居直って買ったがアルコールが入って気が大きくなっていたからでもあるだろう。
※先週は総じてそんな具合。仕掛け、利確位置がけっこうずれていたし、時間的にも我慢ができなかったことが目についた。今週は修正したい。
以上。
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