注目の雇用統計が終った。相場はどんな展開になるだろうと思っていたが、結果だけで言うと、本来のトレンド方向に一気に進行。これでだいたいの波動が読めるようになった。
おそらく彼らは３連休前にこの結末を用意していたにちがいない。明けてすぐに売り始めたという事実からそう考えざるを得ないのだ。
今回の下落はほぼトライアングルのＣ波である。ここからわれわれは直近ほとんど忘れかけていた「２番底」の恐怖を味わうことになるだろう。
今回は平凡ながら、そのＣ波底のイメージを簡単に探ってみたいと思ったが、その前に直近の波動、現在地を明確にしておくことの方が大切だろう。実際のトレードに直接結びつくのはむしろこっちのほうだ。鉄道旅行では目的駅のことはそれほど気にしなくていい。旅行者は窓から見える風景を楽しみ、途中途中での駅弁に舌鼓をうっておればいいだろう。終着駅が近づいてきたら車内アナウンスが流れてくる。荷物の整理を始めるのはそれからでも十分だ。
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たぶん誰の目にも明白だろうが、簡単に【日足】から始めよう。
このようなトライアングルのライン引きは誰でも想像しうることだろう。
大事なことは、トライアングルの各波動はいろんな形の修正波となる可能性はあるが、それでもジグザグの３波動構成が基本であるということだ。ジグザグでまずは考えることが適当だろう（紫色ラインのような）。
それに従えば、現在はトライアングルＣ波の１波動目途中ということになる。その１波動目がどこまで続くのかだけが差し当たっての課題だ。
（注）トライアングル修正波ではなく、すでに図のA波にあたる部分だけで日足４波（３の４波）が終了。図のB波にあたる上昇波動は新たな上昇トレンド波動（３の５波の初期）になるかも、とする夢は先週初の下落であきらめた。トレンド転換の３条件のひとつ『戻り高値の突破』をクリアできなかったためである。
【４時間足】
今週は月曜日早々にでもこの５波動目の最期を見届けることになると思われる。そして、その後に来るちょっとしたリバウンドの光景も見ることができるだろう。そのリバウンドの上昇がどこまであるかはわからない。しかし、どんなに急角度、どんな上昇幅であたっとしても、その上昇に目を奪われてはいけない。できることは黙ってショートの準備をすることだけである。
片手にピストル、心に花束、唇に火の酒ということだ。トライアングルＣ波の２波動目リバウンドに過ぎないことを肝に銘じておくべきなのだ。
【イベントスケジュール分析】
今週から２週間は慌ただしい。
〇１３日（金） 日メジャーＳＱ日
〇１８日（水） 日銀金利発表
〇２０日（金） 米メジャーＳＱ日＆ＦＯＭＣ金利発表
どれもこれも相場の転換点になりそうなイベントが続いている。だが、上で示したような日足３ー４波のトライアングル修正波を終了させるだけのパワーはない。せいぜいがＣ波底からＤ波上昇の折り返しキッカケになるだけであろう。
日米とも金利の上げ下げが取りざたされているので、イベントが終わるまでは不安でトレードしにくいことだろうが、言ったように波動はすでに決まっている。その波動の進む方向に賭けておれば最終的には損はない。
すでにＣ波の底に達しており、イベント直後に大きなが上昇があった場合はその上昇はおそらくD波の上昇であるから従うべきだろう。が、Ｃ波底にも達しておらぬうちにイベントきっかけで大きな下落があったとしても、それは陰の極に至る下落であり、近いうちにＤ波上昇がみられることになるから、恐れずに買い向かうことが有効だ。
問題はC波底がどこかだけである。しかし、それはまだまだ特定できない（筆者はだいたい目星はついているのだが）。とりあえずはＣ波の１波動目が完全に終了した後になろう。もう少しの辛抱である。
※大体の目星は明日発表する予定にしておこう。
【まとめ】
土曜日朝の結果を見て、「来週はエライことになりそうだ」と思ったが、落ち着いて分析してみるとそうでもなかった。今週は週初こそ安値更新してびっくりさせられるかもしれないが、その下落はほどなく終了。あとはＣ波の２波動目リバウンドが待っていよう。
リバウンドの規模はわからないが、カイもまた有効な戦術になることもあろう。いや、むしろ火曜日以降１〜３日は比較的安穏な時が過ごせるかもしれない。
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では、明日月曜日の戦略会議を。月曜日は思いっきり的中するか、まるっと正反対か、両極端な予想になることが多いような気がしている。それに加えて、先週はことごとく逆をつかれっぱなしで、完全休養とした金曜日でも予想は都度都度やっていたデスク上の予想も当たらなかった。そんな不調が先週で終わっておればいいのだが、今週も引き続いているようなら・・・。
そのつもりで受け流して聞いてもらいたい。
月曜日はたぶんＣ波１波動目の底値にお目にかかることができそうだ。どこまで上昇するかわからないが、底値なのだから買えばいいだろう。
この１時間足チャートで見るように、緑色５波動目中の４波目調整中というのが現在地にちがいない。３波がエクステンションすれば話は長くなるが、どちらにしても５の５波はまだ終わっちゃいないのは確かだ。よってナイトで付けた安値も下回ってくるにちがいない。
＜重要ライン＞本日より１２限月での計測です。９限月は直近＋230円前後高いようだ。
①41570〜41910・・・日中マド１
②40215〜40840・・・日中マド２
③37355〜38360・・・日中マド３
④36905・・・４時間足上値メド
⑤36615・・・５日線処
⑥36475・・・４時間足戻り高値
⑦36330・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑧36045・・・１時間足戻り高値
⑨36020・・・前日日中マド埋めライン
⑩35695・・・１５分足ジグザグ上昇拡大目標値
⑪35540・・・ナイトセッション・ハーフバリュー
⑫35500・・・ナイト下落の38.2％戻し
⑬35400・・・１５分足ジグザグ上昇Ｎ値
⑭35070・・・ＢＳ分岐点
⑮34955・・・ナイトセッション・バリュー下限値
※34925・・・ナイトセッション終値
⑯34900・・・ナイト安値
⑰34865〜34145・・・４時間足中底ネックゾーン（修正）
⑱34770・・・本日下落目標値１
⑲34615・・・４時間足ジグザグ上昇拡大値
⑳34605・・・本日下落目標値２
㉑34470・・・４時間足下値メド１
㉒34465・・・Ｂ波50％押し
㉓33940・・・日足ジグザグ下落Ｎ値
㉔33925・・・４時間足下値メド２
㉕33415・・・Ｂ波61.8％押し
㉖32945〜30905・・・１時間足大底ネックゾーン
㉗32110・・・日足ジグザグ下落拡大目標値＆Ｂ波76.4％押し
㉘31925・・・１時間足大底ネックゾーン中間点
㉙31340・・・Ａ波値幅の61.8％分下落点（Ｃ波底候補）
㉚30000・・・A波安値
（参考）30714（現物指数）・・・大１波頂点（４波はここには届かない）
＜詳細＞
安値を下回ったのなら、どこであろうとも買いポイントである。特に寄付きから先に下がった場合なら、そこからの上昇は比較的長く続く。だって、Ｃ波２波動目のリバウンドになるんだもん。
問題は先に４波動目が長く続いた場合だ。戻り高値35375円を超えてくる場合もあるだろう。その場合は最大⑪を目安にしてショートを仕掛けてみよう。⑯の更新は確定事項なんだから恐がることはない。担がれたように感じても、ほどなく天井から落ちてくるだろうからね。
しかし、安値を更新すると言っても、それほど大きなものは期待していない。34700円台がせいぜいだろうと感じている。
＜ポジション＞
売１（38100台前半） １枚減
買０（） 変わらず
※ＳＱ日が迫っているので、１枚だけ利確した。まあ、いいんじゃないか。１２限月でのスイング仕掛けはまだ早い。Ｃ波２波動目の天井での仕事になろう。
＜前日勝負手概説＞
完全休養とはいえ、少しもったいなかった気もする。1500円くらいの下落幅があったようだ。
目標値35940円の手前まで下落してきた後に売玉を１枚利確しておいた。まあなあか。
雇用統計の時間も見ていたが、あれはえぐい乱高下だった。ストップロスを設定してたら、全部狩られてしまっていたろう。
ニューヨーク開始前後から再度上昇した時は、１日くらいリバウンドするかなと思ったものだが、やめておいた。リバウンドたって500円幅くらいだろう。スヤスヤの夜に取るリスクとしては小さすぎる。何よりもタイガース快勝でメートルは上がるばかり。手を出さずにすんで、ありがとう。
でも、逆にウリでも儲けられなかったということだけどね。
以上。
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