■■混迷相場続く■■今週(10/14~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20241014

日曜日, 10月 13, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 ナイトセッションは筆者の思い通り39900円を突破した。最後は垂れてしまったが、金曜日は日中から期待通りの値動きで、筆者にまあまあの収益をもたらしてくれた。

が、筆者の心は晴れない。

金曜日朝記事では上昇トレンドに賭けてみるということを書いており(下記注)、実際にその通りになったのだから、手放しで喜んでもおかしくはないはずである。

が、筆者は喜べない。

その原因は「本当に新しい上昇1波なのか?」というわ疑問がいつまでもなくならないからだ。

(注:金曜朝ブログ記事での「2波トライアングル説」は筆者の方便である。強いカイ行動を起こすために無理やり考えたシナリオだ。時にはこのような行動・詭弁も必要と考える。特に不調が続いている場合には有効であろう。)

波動分析があやふやなままでは、思い切ったスイング政策がとれず、その分全体の収益にも影響が出てくるということでもある。

筆者は未だに波動分析に悩んでいる。まるで何事もなかったかのように元カノとよりを戻し、きしむベッドの上で優しさを持ち寄ることなんか、そうそうできやしない。できるほど逞しくはないのである。

けれど、食っていかなければならない。青臭い悩みはほどほどにしておかなくては・・・。

・・・・・・

【日足】

おそらく大半の裁量スイングトレーダーも同じ思いだろう。はたして今のこの上昇の3波動目は、新1波の副次波としてのものなのか、あるいはトライアングルB波の最終的な上昇局面なのか、ということである。

しかし、何度考え直してもやはり新1波の上昇(日足5波の初期)とは考えづらい。現在の上昇波動が推進波動の3波動目であるとはどうしても確信が持てないのである。それは上昇スピードがあまりにものろのろしていることに起因する。3波らしい、ぐいぐいという感じがしないのだ。

当初は振るい落としかなと考えたこののろのろ上昇も、いまでは「いつまでやるつもり?本気で上がる気があるんか!」と怒りさえ芽ばえてきたほどである。

じゃあ、トライアングルB波なので下落の準備を!と宣言できるほどの自信もない。

気持ち的には後者のほうにだいぶ傾いているが、あとひと押し足りないのである。

だから、今回はもうこれ以上考えることはあきらめた。元カノと今カノのどちらをとるのかという、3人模様の絶体絶命の窮地からは逃げよう。はっきりカタをつけることなんてできやしない。

いまはただ、とにかく足元の上昇基調についていくことだけを考えようと思った。

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【4時間足】

チャートには現在4つのジグザグ波動、すなわちN波動が混在している。まさに「すべての波はN波動でできている」という真理の例証である。

図はその4つのジグザグを大きい波から順番に赤、青、緑、紫で色付けしてライン化、わかりやすくしたものだ。

エリオット波動原理では、トレンド方向に進んでいく波動のことを推進波と呼ぶ。推進波は2種類あって、ひとつは力強い動きをする衝撃波、他はのんびりした動きのダイアゴナルだ。

衝撃波の場合、通常その3波動目の長さは、1波動目の1.618倍前後以上になるというのが基本だ。1倍そこそこ、1倍にも満たないで反転してしまうようなジグザグ波動なら、それは衝撃波とは言えない。その場合は、推進波でもダイアゴナルの方か、または修正波動のジグザグを疑わなければならない。

あるいは、推進波でも5波拡大型の波動で本来1波の1.618倍以上まで伸びるはずの3波の分を、5波動目が肩代わりしてエクステンション、大きく伸びてくることも考えられるから、1波の1倍チョイで3波動目が終了したからといって、「お前はダマシのトレンドだな!」と問答無用に切って捨てるわけにはいかないのである。

しかし、こういう事情があるにせよ、通常は3波は1波の1.618倍が基本だ。あるいは、推進波ならN波動の始点と2波動目の頂点を結んだ⓪ー②ラインを、そのまま1波の頂点に平行移動した①ー③ラインを必ず超えてくるというルールもある。

したがって、波動の判別に迷いまくっている今、筆者はこの基本ルールを使って相場を乗り切ろうと思っている。

ここから説明に入ろう。

まず4つのN波動それぞれのN値を求めよう。計算は自分でやってみよう。大きい順番に

赤色波動のN値=43835円、青色波動のN値=42285円、緑波動のN値=41225円、そして紫波動のN値=39900円だ。

・・・すでに感づいておられるだろう。4つのN波動は入れ子状態になっていることを。赤色の3波動目の内部波動に青色のN波動が、その青色の3波動目に緑色のN波動が、そのまた緑色の3波動目に紫色のN波動が入居しているということである。

今回、波動分析を卑怯にも放棄してしまった筆者としては、ここに勝機を見出すしかない。ひとつひとつ小さい波動から検証、その値動きを追っていくしかないだろうと考えた。

では、その一番小さな紫色波動の件だ。

N値39900円はすでに金曜日ナイトセッションで突破された。筆者が金曜日朝記事において高値目標値を39900円台としたのはこのN波動を観測していたからである。新しい上昇1波のトレンド波動であろうと、調整波であろうと、上昇していくならばまずこのN値まで上昇することは既定路線であったのだ。

もし、N値に届かず反転してしまっていたら、そのひとつ上の波動=緑色N波動に影響を及ぼす。例えば2波底38900円を割ってしまったら、緑色N波動の3波が推進波であるということに疑問が投げかけられることになるし、38705円をも下回れば緑色波動が3波になること自体が否定されてしまうだろう。

こうやって1歩1歩やっていくしかないのである。

では、ナイトで見事N値を達成した今、この紫色波動が目指すべきは1波の1.618倍値(拡大目標値)である。40520円だ。これを達成することができれば、緑色波動がN値を達成することが容易になってくる。緑色3波がN値を達成すれば、焦点は今度は青色波動に移る。そして青色波動が・・・。

こうやって順繰りに上、上を目指せば、ある地点からやっと判決が出る。「これは本物の新しい上昇波動だ」と。

逆に途中で反落して戻ってこないならば、それ以降の波動は否定されることになるから、その時点で「これはトライアングルC波に移行した」との烙印を押されることになろう。

・・・・・・

次はその分岐点はどこか、が問題である。

暴落の基点となった7/11の高値42290円を超えればたぶんもう心配はいらないであろう。しかし、そこまで待っていたら、スイングトレーダーとしては失格である。もっと安い価格で買玉を仕入れられないものか。

トライアングル説が否定されるのであれば、筆者は緑色波動のN値=41225円達成がひとつの条件だろうと考える。

あくまでトライアングル説にこだわるなら、図からしてもB波としての上昇はそろそろ限界ではないかとも見える。あと少し伸びる余地ありとすれば、例えばA波の90%戻し=41060円までが考えられる。その90%戻し水準を緑色波動のN値は超えているのだから、まあまあ安心の域に入ったと言っていいだろう。

そして、もっと絞るなら、その41225円を可能ならしめる、紫色波動の拡大目標値40520円突破が適切だと考えられる。ナイトセッションでは最後200円の下落があったが、そこからまた上昇して40520円以上になれば、緑色波動N値41225円達成は可能だと想定するのは上で書いた通りである。

よって、今週はまず40520円を超えてくるかどうかに注意を集中する。

ちょっと冗漫になってきた。自分でも何を書いているのかわからなくなってきた。

阪神は負けた。明日の予想に移ろう。

阪神は敗退したが、相場の上昇基調に変化はない。いや、上昇基調は金曜日ナイトが最後で、もうすでに下落が始まっているのかもしれないが、ひとまずは上昇基調が崩れていないものとして、買い目線で臨む。

【1時間足】だ。

ここでもまた波動の入れ子構造が見える。4時間足で見た紫色N波動の3波動目に薄桃色波動が入り込んでいるのだ。この薄桃色波動を追ってみたい。

39410→39950→39750(仮)とくれば、N値は(仮)40290円となる。月曜日はココまでの上昇を狙ってのカイ仕掛けを計画する。

(仮)としたのは39950円からの調整が39750円で終了したかどうかわからないからである。月曜日にさらに下落したらその分だけN値の値は下がる。例えば、高値をとった大陽線の始値まで下がれば39650円であるから、N値は40190円までハードルが下がることになる。注意されたし。


<重要ライン>

①41915〜42260・・・4時間足大天ネックゾーン

②41570〜41910・・・日中マド5

(参考)41060・・・夏の大暴落の90%戻し

③40520・・・4時間足小ジグザグ上昇拡大目標値

④40420・・・上昇転換ライン3

⑤40375・・・上昇転換ライン2

⑥40290・・・(仮)1時間足ジグザグ上昇N値

⑦40260・・・上昇転換ライン1

⑧40215〜40840・・・日中マド4

⑨40085・・・目先の上昇転換ライン

⑩40040・・・4時間足上値メド

⑪39950・・・ナイト高値

⑫39905・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑬39760・・・ナイトセッション・バリューハーフ

※39755・・・ナイトセッション終値

⑭39745・・・ナイト上昇の38.2%押し

⑮39700・・・前日日中マド埋めライン

⑯39680・・・ナイト上昇の50%押し

⑰39520・・・下落転換ライン

⑱39430・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑲39355・・・5日線処

⑳38900・・・4時間足押し安値

㉑38675〜38270・・・4時間足中天ネックゾーン

㉒38615・・・本日下落可能値

㉓38525・・・4時間足下値メド

㉚38475〜38210・・・日中マド3

㉛37430〜37180・・・日中マド2

㉜36475〜36455・・・日中マド1


<詳細>

その大陽線の始値はナイト上昇の50〜61.8%押し水準の中間くらいだ。なので、振るい落としとしては最適で、ここまで調整が進むと見ておいてもいい。逆に言えば38600円を超えるような下落は論外。買玉はさっさと手仕舞って、売玉を持った方がいいだろう。更に39410円を下回ればウリが殺到することは自明の理だ。

でもこれは最悪の場合で、上昇基調が崩れていないのなら⑮辺りは絶好の押し目買いポイントとなろう。

そして、買玉は40200円台までの上昇を待つことになるのだが、月曜日は残念ながら祝日取引である。調整の底から⑪までの小さなレンジ往来相場になってしまうことは十分考えられる。

なら、ナイトでとも思われようが、米国も祝日で債券市場は休場とのこと。指数も参加者少なく動意薄かもしれない。高値を更新したとしても、4万円に届くか届かないか程度かもしれない。

火曜日に期待した方が無難かもね。筆者は安い処あれば買うが・・・。


<ポジション>

売0() 1枚減

買2(36000台前半、39500台央) 枚数変わらずも単価上がる

※ついに売玉を外した。本当はまだわからないのだが、どっちみち含み損を抱えた玉だったし、買玉も現金化したかった。ここからは上昇基調が崩れるまで買玉を増やし続けるつもり。


<前日勝負手概説> 

金曜日はほぼ想定内の値動きで、トレードも比較的上手くいった。

想定外だったことは、日中あまり上昇しなかったこと、ナイトはマド明け下寄りだったことだ。

日中はカイばかり5回仕入れたが、そのうち3回はまあまあ100円以上の利幅がとれた。1回は損切り。そしてラストの買いは39525円玉だったが、ナイトマド明け下寄りにビビッて39500円指値決済させられた。

その後、5時15分頃39555円カイ追加。8時すぎにも39550円で。ホールド売玉はその時前後に同値決済している。

11時を回って、39900円を超えたところで1枚決済、ついでにずっと前からの買玉も1枚利確。これで利ザヤを大きくしてワンカップルの両建てを終えたのは収穫。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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