■■ニュースに注意すべし■■今週(10/21~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20241021

日曜日, 10月 20, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 とうとうここまで来たかの印象。相場はまだまだ正体をあらわしてくれない。それなりの値動きはあるのだが、期待していた「オクトーバーサプライズ」も今だ現れず、スイングトレーダーにとって重要な中長期シナリオをはっきり固定することができていないのである。

まず、われわれが現在置かれている状況を整理しておこう。

A)トライアングルC波進行済み、

B)まだまだトライアングルB波途中、

C)日足上昇⑤波の3波動目進行中

のどれかである。他のシナリオも無理くりなら想像できるが現実味に乏しい。まずはこの3つだ。が、どれも決定打を欠く。筆者の気持ちはA)なのだが、他の2つも同様に確からしくも思えている。つまり今だもってブレブレなので、ウリでもカイでも一方的に傾けられない。枚数を持つことができないのである。

が、とうとうここまで来た。来週からはトレンドが出るだろうか。

【イベント・スケジュール分析】を再確認しておこう。来週からは重要イベントが目白押しだ。これらのイベントのどこかで相場の行方がはっきり見えてきそうである。

10/27(日)・・・衆院選投開票日

10/31(木)・・・日銀政策会議発表

11/5(火)・・・・米大統領選挙

11/7(木)・・・・FOMC政策金利発表

しかし、相場の方向はイベントに左右されるべきものではなく、すでに前もって決まっている、というのがエリオット波動信者の考え方である。イベントはきっかけにすぎないのである。

例えば、衆院選。与党で過半数の議席以上を獲得できるかどうかが問題になっている。与党が勝とうが、野党が勝とうが、その結果によって自己のポジションを決定するわけではない。「ナニ、与党が過半数割れ!そりゃ大変だ。ウリだあ!」というわけではないのだ。

すべては前もって決まっている。なるようにしかならないのである。

(が、筆者はそんななるようにしかならない波動を当てにいくことが無上の楽しみでもあるのだが・・・。)

ところで4つのイベントのうち、筆者が考える最大のイベントはやはり大統領選だ。ハリス、トランプどちらになるかでアメリカ一国だけでなく、世界中の国々がその政局に巻き込まれることになるはずで、いくら相場は前もって決まっていると言っても、その影響力は大きすぎるだろう。

が、それは実際に新大統領が誕生して、その政策がはっきり実現されそうになってからのことだ。

心配なのは、むしろその前、「オクトーバーサプライズ」の最期の期間とされる今週、来週だ。日米ともに、とんでもないスキャンダルが出たり、投票前状況調査などで一喜一憂することになりそうである。そういう意味で今週からはそんな情報から目を放せないというわけである。

しかし、一喜一憂すると言えども相場の方向性を左右するものでないことは上で述べたとおりである。敢えて言うのならば、いつもよりボラが高まるだけの話である。

この3日間で相場は煮詰まるところまで煮詰まってきているのは事実。もう1日位は更に煮詰まる余地も残されていようが、それ以上はさすがに上下どちらかに放れると見るべきだろうという意見もある。筆者もそう望む。

しかし、やはり今週は正体をあらわさない。その代わり、ボラが高くなるとだけ言っておこうか。

今までのレンジを上下どちらにも大きくはみ出すだろうと見る。ちょっと探ってみよう。

・・・・・・

【現物225指数・変則的週足&日足】

先週のアイランドリバーサルが話題の的だ。下落転換を意味する。筆者などもこの宵の明星に力を与えられたクチだ。

ちょうど10/15の離れ小島は左側に見えている赤色矢印の大陰線の突破に失敗した形となっている。その大陰線の始値は39965円だ。ここを突破されない限り売り方は安心だ。粘りに粘るだろう。

更に左側を見てほしい。7/11の最高値の後もアイランドリバーサルだ。この時は3日間もち合ったのち、更に下落していった。先週も同じだ。ちょうど3日間もち合った。月曜日は下放れるのでは、という予想は立てやすい。(もっとも材料不足でマド明け下落とまではならないだろうが・・・)

現物39965円の次に売り方が少しでもビビるのはどこだろうか。

先週の陰線の実体を上抜けて上ヒゲを埋め始めようとする時だ。10/14の始値は先物で言えば39830円である。39830円を上回ってくると、売り方のお尻はむずむずしだすことだろう。

もっと腰が定まらない売り方ならどうか。この層を買い方は狙ってくる。売玉を手放すよう仕向けてくる。筆者などはまさしくこの層のトレーダーであろう。だから気持ちはよくわかる。

まず、下落後の保合い高値39520円の少々の突破くらいは辛抱できる。なぜなら、図の【4時間足】で、

こんな拡大型のトライアングル(青色5波動)のあとには大きな下落(赤色ライン)が始まるのを見込んでいるからである。むしろ39500円は格好のショートポイントだと涙して喜ぶことだろう。

しかし、そんなロマンチストの夢を打ち砕くのは緑色点線だ。ネックラインとも言うべき39695円ラインである。ここを上抜けされたら、筆者のような弱気派は簡単に白旗を上げてしまう。上の39830円の顔も見えてくる。たぶん買い派に転向するかもしれない。

以上のように、売り方の最低限の「もうあかん」水準は39695円突破であることがわかった。

今度は買い方いじめをしてみよう。

しかし、買い方は売り方ほど料簡が広いわけではない。すでに相当追い詰められているからである。もう後がないというべきか。

この【日足】で見るが如く、押し安値である、10/2安値37595円を下抜けたら一巻の終わりだ。赤色③波の長大化を期待する買い方にとって、そのラインはしかし、よほどの鈍感である者を除いて、こんな下方まで買玉を放っておくことなどできやしないだろう。もっと前に「もうたまらん」という価格が存在するはずである。

【4時間足2】

ダイアゴナル始点(青色〇印)38705円はどうか。このダイアアゴナルは買い方にとっても、③ー1波中の5波動目でのエンディング・ダイアゴナルであるから、ここまでの下落は覚悟できていることだろう。

許せないのはむしろその始点からの続落である。直下に控えるネックゾーン(38675円〜38270円)に入り込んでしまえば、一目雲の下抜けもあり、ましてや3日間もち合った挙句の下落では、価格を維持できるかどうかの自信はかなり薄くなってしまうにちがいない。一抜け二抜け三抜けと、三々五々売り方に翻るものも多くなることだろう。

・・・・・・

もうおわかりだろう。筆者が何を言いたいか。今週のレンジを言いたいのである。

これは10/15ナイトでの急落後に持ち合った6セクションのマーケットプロファイルである(16日中〜18ナイトまで)。価格数字列の右側はその6セクションのプロファイルを合計したものである。これによってもち合った3日間でアルファベットの積み重なりが多いゾーンを確認することができる。たぶん39200円前後であろう。(金曜日ナイト終値はまさしくその値の近似値だった)。

筆者は、今週の値動きとして、まず保ち合いを想定している。材料がないのなら仕方ない。しかし、上で書いたように、日米の投票前調査などのいらぬ雑音が入ってくれば、悪意を持った投機筋が仕掛けてくる可能性が大きい。

なので、最終的にはモード値とも言うべき39200円前後に週末は収まるであろうが、それまでは情報が飛び交うたびに上に行ったり、下に行ったりのレンジ相場と見ざるを得ないのである。

そのレンジは上は39700円〜下は38700円前後である。中間値は39200円である。(お見事!な作文でっしゃろ。)

われわれ弱小投機家の大部分はこのレンジの両端で、持っていた玉を手放すことを強いられたり、ビビッて逆張りすることを躊躇させられたりすることだろう。

筆者は下放れを願ってはいるが、今週に関しては簡単にできるものではないとも考えている。大きく下落しそうに見えても必ずや中央値までは戻ってくるはずだ。

もちろん、あくまで下落トレンド希望であるから、レンジ下方での逆張りロングはしない。そのまま下落してしまうこともあるからだ。下方でロング出来るのは今が上昇トレンドと信じる者か、レンジ相場に絶対的な自信がある者に限られよう。

逆もまたしかり。上方ではショートは必ず行う。下落トレンドを信じているからだ。恐怖に顔がひきつれてもだ。

・・・・・・

では、明日月曜日のの戦略会議を。

あすはどちらもありうるのだが、上昇を狙ってみる。あくまでデイトレとしてだ。週前半は比較的上昇しやすいのではないか。

というのも、10/18の日経新聞に金曜日の市況解説として『5年ぶり8日連続「陰線」 日経平均、買い意欲乏しく』なるタイトル記事が載った。VIも25を超えたし、朝方は買戻し先行も中長期投資家は上値を追わない、という内容であった。

メジャー紙の目先逆張り作戦を敢行する。あいつらワルは一般大衆がこの記事を読んでウリ目線になっているところを狙って猛然と買い上げてくるだろう。その思惑を事前に察して買うのである。

もちろん、すぐさまここから下落に向かう可能性のほうが大きい。【1時間足】チャートでわかるように、天底転換の3原則をすべて満たしており、この時間足以下はすでに下落転換している。(4時間足以上ではまだだ。)

なので、買わなくともいい。十分上昇したのを確かめてから売ればいいだろう。特に寄付きからイッキの上昇を演じられてからのカイには無理がある。


<重要ライン>

①41570〜41910・・・日中マド1

②40420・・・大上昇転換ライン

③40310〜40840・・・日中マド2

④40305・・・直近高値

(参考)39965・・・7/19〜の変則週足始値

⑤39830・・・10/14日中セッション始値

⑥39695・・・4時間足ネックライン

⑦39610・・・4時間足上値メド

⑧39575・・・4時間足ジグザグ上昇N値

⑨39565・・・直近下落の50%戻し

⑩39520・・・4時間足戻り高値

⑪39440〜39905・・・日中マド3

⑫39325・・・目先上昇転換ライン

⑬39300・・・5日線処

⑭39255・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※39195・・・ナイトセッション終値

⑮39075・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑯38945・・・(仮)1時間足ジグザグ下落N値

⑰38920・・・1時間足直近安値

⑱38785・・・直近安値

⑲38705・・・4時間足エンディング・ダイアゴナル始点

⑳38675〜38270・・・4時間足中天ネックゾーン

㉑38640・・・本日下落目標値

㉒38610・・・大下落転換ライン&4時間足下値メド1

㉓38475〜38210・・・日中マド4

㉔38385・・・4時間足下値メド2

㉕38045・・・4時間足大ジグザグ下落N値

㉖37430〜37180・・・日中マド5

㉗37135・・・4時間足大ジグザグ下落拡大目標値

㉘36475〜36455・・・日中マド6


<詳細>

寄付きから早い時間に買うのであれば、⑭を越えてからということになろう。そして⑥近く39600円台までを狙うのであるが、トレーダーたちの利確行為が早いと39500円台止まりとなることもある。ニュースが出れば別だが、そうでなければ早い目の利確でいいだろう。⑨は超えてくると思われるが・・・。

寄付きから下にイッちゃう展開なら、同様に⑮割れからの追撃ショート。だが、少し割れたところで反転してしまうかもしれない。やはり日中前場は押し目買いが強いからね。なので、39000円処ではカイに転じてもよさそうだ。但し、直近の安値38920円を下回るのは危険信号。すぐさまロスカットを。

要はウリもカイもは深追いしないことだ。ここぞという、つまりレンジ両端でのみ勝負をかけるべし。


<ポジション>

売1(39900台央) 変わらず

買1(36000台前半) 変わらず

※なかなか下げ切らないで反発されてしまう展開ばかりで苦戦中。


<前日勝負手概説> 

省略。

日中はウリも小利。ナイトは買うも小利で終了。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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