先週はダイナミックな1週間となった。それもこれもトランプ様のおかげということらしい。何なんだ、アメリカ株式市場のあの喜びようは。ようやく死んだと思っていた矢先の新高値更新。息を吹き返したようである。木・金曜日は上がりすぎの反動を心配していたが、何のことはない、しっかりと続伸してきた。
日本も同じ歓迎ぶりだったようだが、こちらはさすがに週末利益確定が出たか。先物はトランプ勝利歓迎の上昇分の大部分を消した。国民性の違いかな、悪い方を考えすぎ。ここは素直に同調してほしかった。
あの7/15の現物始値39965円に一度もタッチすることなく、2日連続で売られる展開となったのは残念だ。
おかげで、筆者の野望は潰えた(とは思っていない。先延ばしされただけのことさ)。
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まず、【イベント・スケジュール分析】から語ろうか。
でも、12月の限月締切日までの間には、今週末の米国SQ日しかトレンド転換を期待できるイベントは残っていない。これを逃がしたら、12月SQ日まで何も起こらないと考えていい。
何も起こらない?
・・・そうだ。相場は転換の動きを見せないで、今までの値動きを繰り返すだけという意味である。つまり現状の相場のことで言えば、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのか、全くその正体をあらわさないまま進んでいくということであろう。
この12限月は始まりからそうだった。確認できたのはスイングハイやスイングローと呼ばれる程度の転換点だ。デイトレーダーやごくごく短期間のスインガーならそれで十分だろう。しかし、筆者のような長期スインガーにとっては、エリオット波動論的カウントをはっきり確定させない限り大きな仕掛けをすることはできず、したがってこれまでずっと苦戦を強いられてきた。
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・・・これ以上は愚痴になるのでやめよう。最後のチャンスに賭けようと思う。もう後戻りはできないくらいに進んでいるのだ。
※トランプ相場のことなら、大統領としての実務は来年からになるので、今年いっぱいは期待が続くことだろう。来年が心配だが、今年だって、おとなしく黙ってるやつではないので何かしらのメッセージを時々われわれに伝えることだろう。だから、堅調ムードの相場が続く中でも、突然大崩れする日があると見ている。ニュースには注意されたし、だ。
日本イジメにはあいつらの夕方、X(旧ツイッター)配信が効果的だ。特に米国市場が大幅上昇して終えた日、日本市場も続け!となる夕方に悪材料となることをつぶやくのだ。日本の株式市場がどうなるかわかりますな。筆者が大好きだった桂朝丸(今年亡くなった桂ざこば師匠の前名)の動物イジメのネタじゃねえんだよ。
特に今回はあのイーロン・マスクが絡んでいる。トランプ自ら広告塔になってXを使いまくるだろう。何を言ったってアカウント取り消しになることもないし。
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【日足】
メインシナリオは日足5波の上昇トレンド、その上昇トレンドは5波中の1波がリーディングダイアゴナルになっているということで、これは先週の予想を引き継いでいる。現状は1波の中でもラスト⑤波動目上昇波動中というのが更に細かい波動分析である。が、緑色ラインのような5波動構成のはっきりとしたラインを描いてくれるならやりやすいが、もしかしたらエクステンションしてしまうと全体で9波動構成の上昇波動に見えるかもしれない。これは小さな山が5つあるということで(今はまだ2つ)、非常に遅々とした、のんびりした上昇波動になってしまい、上がっては落とされの連続で途中でちゃぶ台返しをしたくなる波動である。できれば望みたくはないが、彼らが12月のメジャーSQ日までのんびりやるつもりなら、そんなことも少しは考えておくべきか。(もし、今週中に決着がつかなければ、そんなシナリオが浮上してくる。)
一方、サブシナリオも上昇トレンドだがメインとは波動カウントが違う。図の②→③波動を日足5波中の3波がスタートしたとみなし、現状の調整を3波中の2波とカウントするシナリオである。
このメイン、サブがどこで袂を分かつのかは、先週すでに述べた。
すなわち①ー③チャネルラインである紫色ラインを下抜けるとサブシナリオに移行するということであった。特に赤色点線②ー④ラインを維持している限りはメインシナリオのもとでトレードを組み立てるつもりである。
次に紫色ラインも崩されたら、今度は茶色ライン(34900円ライン)までの下落を意識せざるを得ない。3波中1波が維持されるのは茶色ラインまでである。
そして、その茶色ラインが崩されたら、上昇トレンドであること自体が否定されるだろう。そうなればちょっと前まで標榜していた「トライアングルC波」説が再浮上してくる。シングルベッドで夢とお前を抱いていた頃の話だ。2番底探りの旅にまた戻ってしまうのである。
以上のように、現段階では3段階のシナリオを用意している。あいつらが正体を見せないように水面下で動いている以上、上から順番に試すしか方法はないだろう。
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【4時間足】
上の5波動目、緑色ラインを更に細かく分解した。この5波動目は3-3-3-3-3波構成型(赤色ライン)のエンディングダイアゴナルになるのではないかと想像した。そうであれば念の入ったことだ。どんだけ上げ下げを繰り返し、どんだけわれわれを翻弄するつもりなのか。
ここでも青色点線の平行チャネルラインを割ったなら、先細り三角もち合い形状になるはずのエンディングダイアゴナル説は破綻するというのは上と同じである。38600円前後になるだろうか、月曜日続落するのならその辺りを割りこんできた時は危ない。
以上、筆者の考える上昇トレンド進行プラン説を維持するために考えた限界点を少しでも狭めておけたと思う。この限界点を順守している限り上昇トレンドの基本方針は変わらず、プレーに専念できる。
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では、お待ちかね、月曜日の戦略会議だ。もうだいぶ想像はついていることだろう。
明日月曜日は、買い場探しである。
【1時間】で見てみよう。
11/6の高値40175円からの下落は3波構成のジグザグ波動(赤色ライン)である(エンディングダイアゴナル4波動目にあたる)。現在はその3波動目c波であろう。そのc波は現在4波の小さな保合い中。ナイト後半が動かなかったのはこの波で見てみるとよくわかる。
したがって、月曜日は5波の下落から始まると見ていいだろう。4波が続いたとしても短時間(ローソク足1本、2本分)。その後すぐ下落が始まると見ていい。
筆者は全体を上昇トレンドと見ているわけだから、当然この下落の底を買う。問題は底値はどこなのかであろう。
<重要ライン>
①41570〜41910・・・日中マド1
②40505・・・本日上昇可能値
③40310〜40840・・・日中マド2
④40305・・・日足戻り高値
⑤40255・・・4時間足上値メド
⑥40175・・・直近高値
⑦39695〜39930・・・4時間足大天ネックゾーン
⑧39390・・・前日日中マド埋めライン
⑨39315・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑩39270・・・5日線処
⑪39240・・・目先上昇転換ライン
⑫39195・・・ナイトセッション・ハーフバリュー
※39135・・・ナイトセッション終値
⑬39015・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑭38880・・・本日下落目標値1
⑮38805・・・1時間足ジグザグ下落N値
⑯38790・・・本日下落目標値2
⑰38775・・・4時間足下値メド1
⑱38690・・・11/6日中4時間足大陽線安値
⑲38675〜38270・・・4時間足中天ネックゾーン
⑳38495・・・1時間足ジグザグ下落チョイ拡目標値
㉑38470・・・本日下落目標値3
㉒38440・・・4時間足下値メド2
㉓37950・・・日足押し安値
㉔37430〜37180・・・日中マド3
㉕36475〜36455・・・日中マド4
<詳細>
上の紫色点線以上と限定すれば、底値の候補は⑭〜⑲の入り口まで多彩だ。が、どこで買ったとしても最後は報われると考えてチャレンジすべきではある。(筆者はたぶん⑮割れで1回目のカイを仕掛けるつもり。)
が、中でもおすすめは⑱であろうか。この安値は大統領選開票中の安値である。「本当にトランプか」で揺さぶりをかけてきた安値である。金曜日の下落で動揺するトレーダーを更に不安に落とし込む際の安値の目安となろう。筆者は最終的な仕掛け処だと思ってやるつもりだ。
そして、スイングトレードなら⑥突破までの狙いといきたい。
しかし、どうせ下落するとわかっている(予測する)のなら、初めに売っておくのは理に適った手法だ。
寄付きから38900円割れならいざ知らず、ナイト終値付近なら、あるいは寄付き後ちょっとでも上を試してくれたのなら、その後の利益を考えたら売れないはずはない。上を試すと言ったって、ナイト後半の保合いをちょっと上抜ける程度だと考えて、ショートをしよう。
その方が下落の底で買いやすい、安心して買いチャレンジできるというのはいつも言っている通りである。『買う前に売れ、売る前に買え。』この相場格言を思い出すべし。
<ポジション>
売0() 変わらず
買0() 変わらず
※こうもちびちびやられたんじゃ、ホールドは難しい。やはり大きな調整があってからか。
<前日勝負手概説>
9時になる前の15分で目標値まで到達されたんじゃ、筆者のルールは不利になる。それでも、5波だから更なる高値があるはずと妄想する筆者は、9時10分頃押し目と思った39685円で買い勝負。3波の38.2%押し39645円のアト、バリュー値を超えてきたところを狙った。
が、上がりかけたが最後は下落。それじゃあと9時20分頃39560円でナンピン勝負。50%押し水準だった。
が、上がりだしたが最後は下落。11時10数分前、39500円を割った処で投げ出してしまう。結構な痛手だ。
後場2時半すぎ「どー考えても、まだ4波だ」との考えで39460円で再度買うも、3時すぎ38545円で利確決済がやっとのところだった。少し取り戻す。
ナイトは反転、ショート勝負。6時20分前39350円で。寄付きから高く始まったのも束の間、寄り天からの下落が進み、日中バリュー下限値39420を割って気がついた。
1時間後にも39270円でショート。2枚は安値から帰ってきた8時すぎ39060円で決済して終了とした。何とか取り戻してほっとひと息。
※日中はフィボナッチトレーダーが狙われたようである。下落からはちょうどの数字で止まっては思わせぶりなリバウンドを演じていた。それも何度もあった。その都度フィボナッチトレーダーは買わされたのではないだろうか。テクニカルには旬というものがある。今後も同様にフィボナッチが効かない(ダマシにあう)相場が続くようだと考え直さなければならないだろう。
メジャーになったテクニカル指標はそれだけ多数のトレーダーが使用しているわけだから、ダマす方にとっては効率がいい。
次はどんなテクニカル指標が有効になるのだろうか。
以上。
<コーヒーブレイク>
せっかくなので、もうすぐ始まるエリザベス女王杯の予想をしてみようと思う。
勝つのは青色枠の4枠というのが先週の予想。ふたを開けてみると、4枠⑦番は圧倒的1番人気でつまらないけれど・・・。
他を探すと、青色の勝負服が1枠①番馬。2番人気だ。けど、この単勝オッズは危ない人気馬となる。
また、レーステーマである「ロイヤルブルー」は紫がかった青色のことだから、⑨番はどうだ(九紫から連想)。よく見てみると、同枠の⑩番はドンケツ人気。しかしどちらも女の子らしい名前がつけられている。同枠に並んでいるのがにおう。それでも2頭ともG1のテッペンを取るほどの器じゃないような。
で、結局は⑦の1着固定で、2,3着を⑨と⑩、3、2着を総流しで、全60通りの買い目になるか。
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