アメリカ時間から上昇したようだが、どうもまた微妙な値位置で終わったようである。前の高値って、どうせやるなら大きく突破でもしてくれないかなあ。朝起きて拍子抜けしたぞ。
と、こんな風にいまだにどっちつかずの行動をのらりくらりやっているのである。どうやら12月中旬の日米中銀会議まではこんな調子が続きそうである。ポジションは日計り中心、どちらかに傾けられるわけはない。
【日足】
前回捨てた上昇トレンド=リーディング・ダイアゴナル説をサブシナリオとして復活させた(緑色ライン)。先週ずっと願っていた37500円割れがなかなか成就しないからだ。赤色点線のチャネルラインにタッチすることもなく、このまま上昇が続いたらその線もありうるかと再認識した。4万円を超えてくるようだとまたメインシナリオとして採用することになるだろう。しかし、今はまだ上昇トレンド=3-2波説がメインシナリオだ(赤色ライン)。
米国では、金利の問題はナスダックに任せて、ダウは「遠くの戦争は買い」とばかりにまた上昇しだした。今週中にでも史上最高値を更新する勢いである。
それについていきたい日経であったが、ナスダックの方とより連動性が強いとされているため、上昇しきれずレンジもち合い商状が続いていると言ってよいのかもしれない。
4万円突破なんて金利問題を完全に織り込むには時期尚早、それまでは3-2波レンジもち合い相場がまだまだ続くはずとの想定からくるシナリオである。
そして現状は3-2波のフラットあるいはジグザグ修正波の第3波動であるc波なのだが、フラットかジグザグなのかは、35000円をどれだけ大きく下回るかによって区別しようかと思っている。どちらもc波は5波動構成だし、どちらもa波は3でも5でも数えることは可能だから、それくらいしか差別しようがない。
よって、35000円を下回ったら絶対的にカイの考えではあるが、底値を当てるのは難しい。その都度打診しながらとなろう。
そして、その下落が35000円を割りこんだら上昇トレンドであるとするシナリオは即刻破棄、下落トレンドに移行する。(下落トレンドというよりは下方向に向かう大きなトライアングルC波と言った方が正しいが。)
しかし、まだまだ先の話はまだ先でいいだろう。より差し迫った話題を優先しよう。
【4時間足】
筆者のライン引きが正しいのなら、現状はフラット(ジグザグかも)C波中の4波動目であろう(緑色太線)。その4波の形状は緑色細線で示したように、これまたフラットである。昨ナイトでその3波動目の上昇を果たした。(またトライアングル説も有効だ。4波をもっと最大限に長引かせるのなら、拡大型トライアングルも一考。その場合は3波動構成だから、月曜日は大きく上昇することなく下落する。d波になる。)
ところで2波動目の底は1波動目の始点よりも安くなっているが(37770円に対して37705円)、これくらいだと拡大型フラットというにはおこがましく、通常のフラットの範囲内であるから、月曜日はここから下落が予想される。なんとなれば、3波動目は1波動目と同じ長さ38580円を5円だけ超過しただけで、通常フラットならそれでフラット3波動が終了となってもおかしくないからである。今少し伸びても数十円くらいだろう。
だから、月曜日はショート!と断じても良さそうに思える。
しかしながら、フラット修正波の3波動目は5波動構成である。それがチャートを何度見返しても、あるいは下位足の1時間足や30分足で見てみても、どう見ても3波動目にしか見えないのである。
5波動を3波動にまとめることはいくらでも可能だ。しかし3波動しか数えられない波動を5波動と言い切るのは無理がある。
ここはまだ4波動目と5波動目が残っているのではないかと考えても良さそうである。
すなわち、昨ナイト高値であり、ここ数日のもち合い高値である38585円を突破する上昇波動が残されているはずだ。
このことが、今週のトレードをスムースに乗りこなすために前もって分析しておかなければならない緊急の問題であろう。
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値動きは2つある。どちらもわれわれをたぶらかすための値動きである。
ひとつは、まず下落から始まるパターン。ナイト終値38585円からそれほど大きく上昇することなく下落から始まる場合だ。その動きは前の高値と同じまで上昇したのだから、フラットは終了、ここからは完全に下落波動になると思わせるだろう。それはわれわれにカラ売りを促す値動きである。『今度こそ37500円割れだぁ』とその下落に飛び乗りさせるかもしれない。
しかし、ある程度で下落は止まり、しばらくして反転上昇が始まる。その動きは早く、カラ売り勢はロスカットを強いられる。『え!?フラットc波は終わったはずでは?!』・・・ロスカット幅は大きめになってしまうことだろう。
あるいは上で書いたように、下落があったらそれは3波動目の終了から4波動目の下落に進行したことを意味するのであるから、その下落は乗ってはいけない下落ということを十分わきまえていることだろう。下落が終われば5波動目の上昇が待ち構えているので、その4波動目の底ではデイトレ的には買うことも十分正当なトレードとなる。
2つ目は逆にナイトから引き続いて上昇するパターンだ。
この場合にたぶらかされるのは、昨ナイトから始まった上昇がフラットc波であることを知らずに、上昇トレンドだと信じ込んでロングを仕込むトレーダーである。特に連日売り込まれながらも37700円を割りこまずに上昇に転じたことを過大評価するトレーダーである。
残念ながらこの上昇は長く続かない。ファンダメンタル的には知らないが、上昇が続く局面ではないのは事実だ。まだまだ保ち合いは続くのである。
上昇に飛び乗ってはやられる。また押し目を買ったつもりでもやられる。先に上昇が始まったのなら、それは最後の上昇に等しい。いくら安値圏らしく思えても買うべきではないだろう。
今度は上昇のメドを考えてみよう。これは簡単だ。
ここから上伸し、拡大型フラットになる場合のc波の長さは、a波の1.618倍と言われている(あるいは強いと2.618倍だが)。ならば39000円突破がせいぜいであろう。それをわかった上でのカイならばOKだ。まず初めに下落から始まるのなら、その押し目で買えば十分利益は出る。
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以上だが、我ながら傲慢な書き方になった。それもこれも、12月中旬日米の金利問題が決着するまでは現在の膠着相場が続くとの考えが根底にあるからである。それまでは一方的なトレンドは起こらない(※)と信じてトレードしようと思う。
もちろん、このまま上がり続けるサブシナリオも十分ありうる。ま、その時はその時だね。
(※)ただし、37500円割れまでの下落はいつでも起こりえる。それでも35000円割れまではは起こらず、依然として波動カウントは確定できない。そんな状況が続くという意味である。
原稿がグダグダ気味なのでまとめておこう。
フラットc波の4波は今週中に終了して、5波動目の下落になるはずだ。その下落の底は37500円割れから35000円を割らない範囲という広い範囲の中で、もう少し価格が動いてから予測したい。
その5波の底は絶対的に買うべきポイントではあるが、12月中旬までは打診的なカイに留めておくのが得策だろうと考えている。
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では、明日月曜日の作戦会議だ。
けど、もう大方書いてしまった。当然ウリカイありだが、売り目線強め、上昇から始まったら、特にそうだ。
<重要ライン>
①41570〜41910・・・日中マド1
②40310〜40840・・・日中マド2
③39695〜39930・・・4時間足大天ネックゾーン
④39130・・・4時間足戻り高値
⑤39055・・・4時間足ジグザグ上昇拡大目標値
⑥38870・・・前限月高値から38.2%押しレベル
⑦38825・・・本日上昇目標値
⑧38765・・・4時間足ジグザグ上昇チョイ拡目標値
(参考)38750・・・当限月累積MP的節目処
⑨38675・・・4時間足中天ネックゾーン上辺
⑩38605・・・11/15金曜日ナイトセッションのバリュー上限値
⑪38585・・・※ナイトセッション終値&高値)
⑫38575・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑬38525・・・前日日中マド埋めライン
⑭38455〜38375・・・ナイト上昇浅押しゾーン
⑮38270・・・4時間足中天ネックゾーン下辺
⑯38250〜38170・・・ナイト上昇深押しゾーン
⑰38235・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑱38110・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑲37705・・・直近安値
⑳37500・・・フラットa波底
㉑37450・・・日足平行チャネルラインタッチ
㉒37430〜37180・・・日中マド3
㉓37370・・・日足ジグザグ下落N値
㉔37230・・・4時間足フラットC波底候補
㉕36770・・・下落目標値
㉖36475〜36455・・・日中マド4
㉗35635・・・日足ジグザグ下落拡大目標値
㉘34900・・・デッドライン
<詳細>
この上昇がナイト引値38585円より高くなることは必定である。なのでこの位置から即ショートは避けたいところである。
少しでも上昇した処、例えばまだ3波動目が残っているのなら38700円処まで、4波動目の下落が終わって5波動目の上昇なら、38800円台までが考えられる通常のフラットc波高値である。だから、大抵はその辺りでショートしておけば簡単に儲けられる。
が、拡大型フラットの場合になると、最大で⑤までは覚悟しておくべきだろう。
しかし、この現象が起こるとすれば水曜日ではないかと踏んでいる。理由は木曜日が米国感謝祭で休場日だからである。
もし、それまでに(月。火曜日中に)本格的な下落が起こらず、4波動目から5波動目の初期のように高値圏をウロウロしている場合は、休場前の水曜日にいちだんと高値を取ってくるのがあいつらのやり口だ。(そうしておいて休場明けの金曜日に思いっきり下落させるハラだろう)。水曜日のナイトセッションは気をつけよう。
ともかく、月曜日は38700〜38800円台でショートしておけば問題はなかろう。
cー4波がフラットではなく、トライアングルであったら、ここから上昇することなく、またもや38000円を割ることになるから、安易な押し目買いは控えるがいいだろう。
それにはまず⑭での動きをよーく観察することから始めようか。このゾーンに深入りすることなく反発する、あるいはゾーン内でモミに揉んでから上昇していく動きは、5波動目の上昇であるから買ってみればいいだろう。
しかし、そのゾーンから明らかに下落してしまったならば、真っ先に売ることだ。ダマシとなることもあるが、38000円割れまでイッキの可能性も秘めているから売っておくに越したことはない。あとでいくらでも買える時はやって来る。
<ポジション>
売0() 1枚減
買0() 変わらず
※ひと晩限定のホールドでもうまくいかない。お手上げ状態続く。デイトレ利確優先中。
<前日勝負手概説>
大きく狙ってはいるが昼も夜も総じて小掬いに終わる。金曜日は想定外の上昇でもあった。想定外ではあっても慎重さを重視しているので、大きくやられることはない。
夜は上昇を横目にただ飲んでいただけだが、最後は38620円でショート指値をして眠りに就いた。今回は刺さらず。
※日中後場が高値近辺で終わりそうなら、ナイト前半(ヨーロッパタイム)での下落を狙ってショートを仕込むトレードアイデアは有効である。アメリカや日本と違い、ヨーロッパの方がよりプーチンの言動に敏感だからだ。米国はロシアに対しては案外楽観視しているので(それより自国の金利の方を問題視)、遅くとも10時半経済指標発表の1時間前辺りまでに手仕舞いしておけば儲かると思う。
以上。
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