■■小もち合い放れを前提で■■今週(12/2~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20241202W

日曜日, 12月 01, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 金曜日は筆者にとってまことに気の悪い日となった。さすがは曲がり屋。相場観を変更した途端に逆の方向に進んでいった。朝からまいった、まいった。

それでも最終的に38200円を回復してくれればいいと考えていたのだが、大引けでもナイト終了時点でもそれは叶わなかった。

ナイトは38400円台まであって「さすがは米国」と思わせる内容。米国勢の出勤時間までが稼ぎ時と考える、せこい考えの日本勢や欧州勢が引っかきまわした相場を、よくぞ助けてくれました。おかげで少しは懐具合もよくなったが、予想は外れっぱなしが続いている。

またもや相場観を変更しようとも考えたが、きのうのきょうでは、さすがに恥ずかしい。なので、このまま続けるぞっと。

今週は今までよりもう少し動きが出てくるか。波動カウントがちっとは明瞭になってくれるのではないか。

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【現物225指数・日足&変則的週足】

9/20にマド明け上昇が始まってから、そのマドと週足大陰線の始値=7/19始値39965円との間でもち合い相場が延々と続いている。先週で10週間連続となる。あ~あ、やんなっちゃうな、あ~ああ驚いた、だろうか。

先週は十字足と呼ぶほどではないにしろ、実体が小さい週足となった。10週間で最も小さい。つまり、煮詰まっているということだ。しかも、実体だけなら先々週のハラミ足、ヒゲを入れたら先々週のツツミ足になる。

どちらにしても、先週の高安値=39053円~37801円を上下どちらかに放れることが期待できそうである。筆者は上方向をメインに考えている。

実は通常の週足チャートでは、先々週にもっと実体の小さな足が出ていた。先週動くことも有りかと考えたが、その方向性はこの週足チャートの様相から「下」と呼んでいた。3週前の高値からの陰線が、順に大、中、とくれば今度は(先週は)小だろうと踏んだのだ。小さいが陰線だと。筆者が37500円割れにこだわっていた理由もそこにある。それで調整が終わって、上昇トレンド再開のはずであった。

だけれども、予想は外れた。十字に近い小さな陽線で終わった。だけれども、それは1週間延長されただけとも考えられる。下落は今週に順延されたかもしれない。だから下落も考えられる。

一方で通常週足チャートは形が悪い。先々週の十字足をすっぽり包むやや大きめの陰線だ。それだけを見れば今週は下落のにおいがぷんぷんしてくるだろう。

ただ、筆者はこの金曜日始まりの変則週足を優先する。変則週足ではやや上有利かなの印象。

さて、放れるとしたらどちらに放れるのだろうかねえ。あるいは、放れると見せかけて、途端に反転。結局は元のさやという展開も。いろいろ楽しみはある。


【日足】

先週金曜日朝に、リーディング・ダイアゴナル説(下記※参照)を現在の波動カウントのメインシナリオに戻した。ここ数週間、戻したりサブにしたりとブレブレである。が、SQ日までアト2週間であるから、35000円を割らない限りこのままのシナリオでいかせてもらう。

また、上昇下落の予想は都度変更させているが、12月中旬の日米中銀会合までははっきりしたトレンドは出ないというシナリオ自体に変更はない。したがって、この5波動目はなかなか認知されないと思う。まだまだ4波中という判断もできるだろう。

37500円をなかなか下回らない。その理由は明白だ。37500円を割りこんだらその時点で緑色4波の形状がはっきりする。フラットだ。(あるいは下落幅によったらジグザグも考えられるが、割り込んでも37000円は維持して上昇転換してくれるのではないかとの甘い考えもある。)

今回のこの相場に対する彼らの願望は、いつまでも宙ぶらりんな方向性の読めない相場であり続けてくれることだ。それはなぜだろうか。

彼らにとってこの混迷を続けることは、われわれ貧乏投機家からお金をむしり取る大チャンスであるから、というのがまず思い浮かぶ。いつも筆者が言っていることだ。が、それは今回に関してだけを言えば正解ではない。原因と結果が逆だ。

彼らもまた相場が読めていないから、というのが正解だ。どちらにポジションを取るべきなのかがはっきりしていないということだ。どうせわからないなら、個人投機家も道連れにしてやろう、わからせないままお金を使わせればいいや、ということだ。

例えば37500円を割り込んだら、「ははぁ、やはりフラットだったな。この辺りで買えばいいんだな」と察しがつき次第、カイは徐々にであっても増えてくることだろう。

そんなことでは困るのである。いつまでもいつまでも、彼ら自身のポジショニングが確定するまでは、個人を迷いに迷わせなければ都合が悪い。

今のところ、売り方個人には安値更新を小出しにして、「もうちょい」という期待を抱かせる一方で、買い方には37500円を死守させて、「逆張りカイ!」の自信を植え付けることに成功しているようである。しかし、売り方買い方双方ともに絶対的な自信はない。「もしかしたら、このレンジを放れたら」・・・不安もいっぱいなのである。

彼ら、悪党どもの演出は見事に成功していると言えよう。

では、今週自体はどんな相場になるのだろうか。

筆者の予感では、上にあげたレンジはどちらかに放れる。先物で言い直せば、39080~37640円のレンジの高安値どちらか一方、あるいは両方ともが突破されそうだ。しかし、その突破はダマシで最後は(遅くて木曜日には)現在のレンジ内に戻っているのではないかということになる。最終的に4波の形状が拡大型トライアングルになることも想定しておかなければならないだろう。

上なら、青色の平行チャネルライン上辺まで伸びるだろう。39000円台後半。4万円にかなり接近するはずである。そして反転下落する。

下なら、これも青色の平行チャネルライン下辺まで下落する。と言いたい処ではあるが、それでは大底が決まってしまう。前回安値の37640円を割れるが、37500円は割り込まない、非常にタイトな価格設定としておこう。これは買い方にはいつまでも「疑心暗鬼」を、売り方にはいつまでも「希望」を持ち続けてもらうためである。


馴らされた時が危ない。

このレンジ相場に馴らされて、高値にも安値にも慢心したトレードはしたくない。あいつらはいつだってこちらの想定を超えてくるものだからだ。

だからと言って、いつも様子見ばかりでは意味がない。筆者は1日に一度は損を承知で必ず仕掛けることにしている。それは自分の予感や予想、理屈、妄想などが正しいかどうか確かめるためである。また自分のカンを維持するためでもある。血を流さなければ、儲けもまた小さいと思うからである。

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(※)マネースクエア社の宮田直彦氏はこのダイアゴナルをエンディング・ダイアゴナルだとした代替シナリオを採用されていた。ははーそんな読み方もあったかと感心させられたが、これは日本株に対する先行きの見方によって分かれるものなのであろうと納得する。

どうやら、氏は日本株に対して現状それほど大きな野望を抱いておられず、その根拠もファンダメンタルなことも含めていくつか挙げられている。理論的だ。反して筆者はただ単に「大きく上がればいいなー」との希望的観測だけであるから、氏の方が正しいのであろうとは思う。

しかし、エンディングだとすると、それが天井を付けたあとはあの8月の悪夢、31000円近くまでの暴落が起こってしまうことが予想される。その可能性があるとしても、氏は5波の上昇がどこまで続くとお思いなのだろうか。

一方で、筆者のリーディング・ダイアゴナル説は5波の中での1波目という位置づけであるから将来的にもお楽しみがいっぱいとなる。5波全体では45000~48000円を目指すと考えている。

どちらにしても、この5波動目が天井を打った後は下落することは当然だ。その下落率にも注目しておかねばならないだろう。エンディングなら全戻しは当たり前、リーディングなら2波の深押しでも35000円で辺りまでと想定しているのだが・・・。

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最後に19日の日銀会合発表について言及しておこう。

植田総裁が利上げを目指していることは明白だ。これまでのたびたびの発言からわかる。足元のドル円相場も円高方向に振れてきた。

では、実際に19日に利上げを発表するだろうか。それは五分五分だろう。

すなわち、日銀の前日に発表されるFOMC会合が金利を下げてきたら、日本の利上げは先送りとなる。なぜなら、日本の利上げはリスクが高いからである。もし単独で行えば、円高が急激に進み株価は暴落する。それは避けたい。

しかし、日銀にとって最大の悪は異常な円安だ。もし、米国が先に利下げしてくれたら、日本は利上げすることなく、ゆるやかな円高方向のドル円相場を続けられることになる。それなら株価暴落も避けられる。米国の利下げは、したくてもリスクが高い利上げを目指す日本にとっては渡りの船となるだろう。一挙両得だ。

逆に米国が利下げしなかったらどうだろう。この場合こそが植田総裁が熟慮すべき場合である。利上げはしたし、急な円高は恐しだ。

あるいは来年1月に先送りするかもと思ってスケジュールを調べてみた。日本は24日、米国は31日であった。米国の出方を待つことはできない。しかも20日はトランプの就任式だ。日銀会合はその数日後でしかない。トランプの出方も恐怖だ。FOMCはそれを見越して月末に日程を後ずれさせやがったくらいだ。

なので、思い切って利上げをやってくるかもしれない。0.25%金利差が縮まることになるが、それくらいなら日頃から国民にはいづれ利上げすることを刷り込んできた、何とかなるかも、というわけである。

あるいは、慎重居士を貫くか。しかし、それも経済連のじじいどもがやいのやいの言ってくるしなあ。植田総裁の悩みは尽きないのである。

そういう意味での五分五分である。まずはFOMC次第ってことになろう。

「12月中銀会合まではうだうだ相場が続く」との筆者の相場観からは、この日銀会合から日経は上昇するはずである。あるいはそれまでに織り込んでしまうかもしれないから、早くて12月SQ日前後から上昇し始めることもあろう。

逆に言えば、もし日経が今週から大きく上昇し始め、上記レンジを上抜くようなことになったら、日銀会合前後には失速する。天井をつけ5-2波、あるいはABC波の下落となるだろう。それは米国が利下げしたにもかかわらず日銀も利上げした場合だ。あるいは米国は利下げせず、日本が利上げした場合で、そのことを日本国民が許さなかった場合だ。どちらも円高が急速に進み、株価暴落となる。

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では、そろそろ明日月曜日の戦略会議とまいろう。筆者は当然買い目線である。

このような3波構成(青色)の波を夢見てライン引きしてみた。前の安値37640円を下抜けるかどうかはわからないが、37500円を下回らなければ、日足チャートでの緑色4波の形状はトライアングル(赤色実戦)となろう。その場合は今週の値動きとしてはトライアングルd波の上昇が想起される。

筆者は、木曜日のあの4時間足大陽線(右側の緑色楕円内)に惚れ込んでいるので、あまりその安値を下割ることは考えたくない。右側の緑色楕円でくくった大陰線と合わせて、かなり変型でもやぐら底をイメージしている。金曜日日中もナイトでも、38000円手前で買いを入れていたくらいだ。ただ、月曜日は少しくらいの安値更新があることは認めておこう。

また、37500円を先に下回った場合は4波をフラット修正波として扱うことになる。

どちらにしても、青色の上昇を狙う。


<重要ライン>

①41570〜41910・・・日中マド1

②40310〜40840・・・日中マド2

③40175・・・日足戻り高値

(参考)39965・・・現物225指数7/19始値

④39695〜39930・・・4時間足大天ネックゾーン

⑤39470・・・本日上昇可能値

⑥39360・・・4時間足ジグザグ上昇拡大目標値

⑦39080・・・日足直近高値

⑧39065・・・4時間足ジグザグ上昇チョイ拡目標値

⑨38880・・・4時間足上値メド2

⑩38835・・・4時間足ジグザグ上昇N値

⑪38740・・・4時間足直近下落76.4%戻し

⑫38645・・・4時間足上値メド1

⑬38530・・・4時間足直近下落61.8%戻し

⑭38510・・・上昇転換ライン

⑮38490・・・1時間足直近高値

⑯38455・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑰38270~38675・・・4時間足中天ネックゾーン

※38175・・・ナイトセッション終値

⑱38145・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑲38020・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑳37985・・・1時間足直近安値

㉑37850~37800処・・・フラット下落が続くならの底値候補

㉒37795・・・木曜日4時間足大陽線安値

㉓37640・・・日足直近安値

㉔37610・・・4時間足下値メド

㉕37500・・・日足押し安値(ラージは37550)

㉖37430〜37180・・・日中マド3

㉗37355・・・(新)平行チャネルラインタッチ

㉛36475〜36455・・・日中マド4

㉛34900・・・デッドライン


<詳細>

どちらかと言えば、月曜日は金曜日の再戦の色合いが濃い。米国が半ドンだったため、金曜日は売られてしまったが、明日は朝から上昇機運だろうことを願う。

もちろん、寄付きから先に下落が始まることはよくあることだ。その場合でももちろん⑲でカイを断行する。もし4波の形状がフラットであり、そのC波の5波動目がまだ終了していないとなれば、㉑まで下落が続くだろう。それでもいったんは買うポイントでもある。

それ以上はわからないから、しばし様子見か。

⑲前後まで下落して反転した場合の上値は⑯辺りで留めておく方が無難だ。デイトレなら尚更利確優先でいきたい。

逆に寄付きから高く始まる場合も考えられよう。その場合は⑰の入り口に乗ってしまえば、出口までは伸びてくれそうである。ダメ元でチャレンジすべし。

また、すでにジグザグができているので、時間はかかるかもしれないが⑩とか⑧辺りまで狙いの持ち越しも悪くはない。その場合は⑬からの動きに着目。ヒントは見つかるはずである。


<ポジション>

売0() 変わらず

買0() 変わらず

※セッション跨ぎくらいは解禁にしてみた。でも、狩られることも多いな。


<前日勝負手概説> 

朝から冷や汗のトレードとなる。

9時すぐ38190円カイ。その後も下落が続き、仕方ないから奥の手のナンピン。8分後38100円。結局ここまでで1時間足ジグザグ拡大目標値まで下げられたことになる。甘く見た。でもすぐ上昇してくれたので、10分も立たないうちに38160円で合わせ切り。事なきを得た。

相場は直後に続落。38025円で再度挑戦。20分後更に下げられ37995円でいったん手放す。でも思い直して1分後38015円買い直しはよくある事だ。気力は充実。10時20分頃38040で買い増す。それは20分後38155円で利確して日当稼ぎ分とした。

12時10分前、38180円で38335円までを狙ったカイ。でも、これは失敗。2時前38170円ロスカット。

ナイト寄付きは売られた。持ち越し失敗で寄付き決済。残念。『やっぱ利確優先か』

11時チョイ前に仕込んだ28015円買玉を酔いつぶれる前に、利確指値38290円、ロスカット37975円に設定。寝ている間にお宝頂戴となった。少し消極的だったかも。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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