しかし、当サイトの目玉コーナーであるにもかかわらず、前12限月の記事は初回だけで終了、それから3カ月ぶりの記事と、情けない限りである。
それもこれも、12限月は予想が外れっぱなしの日々が続き、終盤に至っては短期のスイングトレードさえあきらめて、デイトレのみで凌がざるを得なかったからだ。あんな展開はもうご勘弁くださいと祈るばかりである。
そして同時にここからは、次の3限月で儲けるための算段をかなり気合を入れて書くことにする。
しかし、気合を入れれば入れるほど、その内容は独善的になりやすく、読者には大幅に差し引いてからご参考に供されることを望むものである。
・・・・・・
まず、12限月のチェックから始めよう。
まだ数日残っているとは言え、高値安値もローソク足もだいたいこんな感じに落ち着くであろう。
「へえー。限月値幅は平均値並み。すったもんだしたけど、結局は陽線で終わりそうだな。木曜日の大引けが、今年の3限月の終値39585円を突破してたら、尚いい感じの足になる。実体だけ見てたら上げ三法じゃん。この3限月は大きく上に羽ばたく姿が見れそうだな。
調整はこれで3限月連続。もちろんこれで終わると考えるのも早計かもしれないし、もう1限月分あっても不思議じゃない。難しいかな、今回の3限月は。
前9限月の下ヒゲは試さなくてもいいのかな。やっぱり気になるが、一方で34000円台は堅そうにも思えるしな。もしこの3限月で安値があっても35000円割れ程度で収まりそうだと考えてもいいのかな。」
・・・・・・
以上がチャートに対する筆者の感想である。読者も思いのままに妄想されるがいいだろう。その妄想がいずれ現実味を帯びるくることが多くなればしめたものである。が、筆者はまだまだ道半ば、苦難の道は続いているというのが実情である。
・・・・・・
では、3限月全般の波動ついて考察を始めたい。【イベントスケジュール分析】をフル活用する。
まず、この3限月は2つの期間に分けられる。前半はメジャーSQ日である今週末から1月29日まで、後半はそれから3月メジャーSQ日前日までである。
区切りとなっている1月29日(水)は、米FOMC会合での政策金利発表の日である。その前にトランプ大統領就任式が20日(月)に組まれている。
この日が相場の転換日になることは容易に想像できるが、まず前半から考えてみよう。
・・・・・・
日米の金利問題が片付くまでは、日経は顕著なトレンドを示す動きにはならない、もち合い相場がいつまでも続くというのが基本の論理だ。
ところが先週末の雇用統計での経済データが強く、米国では来週18日(水)での金利引き下げの織り込み度は80%半ばにまで大きくなったようだ。ほぼ米国は金利を引き下げるのだろうと予想できる。
一方で、そうなれば日本の金利引き上げは先送りとなることは先週述べた。もう一度読み返してもらいたい。日銀の切り上げ観測がくすぶる中では、この先送りは日本の株価にとってまことにありがたい操作だ。加えて、米国も利下げともなれば株価も安泰だろう。
両国バンバンザイの結論が引き出されたのなら、もう恐いものなし。日本株は暴騰するにちがいないと想像できる。
そんな日経強しの相場が続くのが、1月20日ないしは29日までであろう。もともと現在のトランプラリーとも言えるダウの上昇はトランプ就任式までが旬だと感じていた。知ったら終いというのが根拠だ。
そして、もし12月の日米金利が上記のような結果となれば、焦点は1月の中銀会合に移るはずである。「どうか神様、この上昇がいつまでも続きますように」と、1月の会合に関して祈りを捧げる日々となるのは日米国民ともの総意であろう。
その1月、アメリカは連続で引き下げてこない。理由はトランプという人物が強権的であるからだ。
彼はその公約「アメリカ アズ NO.1」は株価においても証明されなければならないと考えている。だから、株価が明白に下落していないうちでの利下げは決して許さないだろう。利下げは下落する株価のカンフル剤として使用するべきものと考えているからだ。カンフル剤はそうそう容易く打ってはいけない。パウエルはそのことを承知しているから、1月の利下げはしたくてもできないというのが現実である。(だから余計に12月中にやっちゃえ!と思ってやっちゃうのだろう。)
一方の日本はどうか。12月に利上げしなかったのなら1月はやるのか? しかし、ここでもトランプの影がちらつく。
植田総裁がトランプを恐がっているのではない。恐がっているのは石破だ。『金利を上げれば、あの小者の石破が怒鳴りつけてくるだろう。「なんてことしてくれたんだ、チミは!オレの顔をつぶす気か」と。』自分の外交交渉のまずさを棚にあげてだ。
トランプは日本の「大きな」円高を好まない。自国の輸出産業が打撃を被るからだ。また円安は日本国民がNISAなどを通じてアメリカ株を買うことにつながってきたからだ。それが剥げればアメリカの株価も弱まるだろう。
しかし、少しくらいなら許す腹は持っている。外交道具としてだ。それが0.25か0.5までかはわからないが、交換条件次第で許してやってもいいと考えているだろう。
そんなところに植田総裁が「やっちゃいました」では石破の打つ手が無くなるというわけだ。日本がトランプから関税問題ほか、基地問題などの無理難題を突き付けられて困憊するのは目に見えている。株価も下落してしまうだろう。
1月にやるやらないは不透明だ。植田総裁の腹ひとつだ。やれば上記のように株価は下落することになるが、やらなくても株価は下落する。
それはなぜか。アメリカが利下げしなければ、アメリカの株価は下落していくからだ。アメリカ株の現在の好調さは実際の利下げと利下げするかもとの思惑で成り立っているのが実情だ。利下げがなく、米国が下落基調になれば日本も危ない。いずれは下落し始めるだろうというわけである。
・・・・・・
整理しよう。
今週SQ日から1月末近くまでは上昇。
1月末前後からは下落。
これが筆者が描く3限月に対する値動き予想である。図で表そう。
この3限月では大きく5つのスイングトレードができそうだ。中でも必須、見落としてはならないのがB2とS4であろう。いずれも天底転換ポイント、ハンターとしてのプライドを賭けて挑むつもりである。
・・・・・・
それはそれとして、まずは目先の話をしておこう。
前から言ってる通り、前提はダイアゴナル4波動目がトライアングル形状だということである。したがって、a波の底38510円を割ってしまえば、その時点で上で書いたお話はお払い箱になる。その場合はまた計画を練り直すことになる。
それから、このトライアングルについても復習しておこう。
4波がトライアングルになった場合の5波の高値メドは、トライアングルの最長波(通常はa波)の値幅分動いた処ということだ。a波の値幅は2770円だ。e波の底はまだ確定していないが、仮に37800円としようか。なら、37800+2770=40570円まで上昇することになるだろう。
これについてはどうお思いやす?
全然物足りないね。3波の高値=最高値の42270円とあまりにもかけ離れているであろう。たとえフェイラーになってしまったとしても、5波の高値がそんな低い位置で終ってしまうわけがない。
通常はそのa波の値幅分の動きはスラスト的な動きであると言われている。つまり、急角度の素早い動きである。だからB2のロングは短期間でメチャメチャ儲かるプレーである。決して逃してはいけない。
しかし、それで終わらせるのももったいない。筆者は最高値付近までは確実に伸びると思っている。何よりも40000円~41000円では寸足らずだ。
このスラストに続きがあることも有名だ。このスラストを1波として3波、5波まで延長される波動になるってことだ。相場が強ければ強いほどそうなる傾向だ。それなら最高値を突破することにつながるだろう。
今回のダイアゴナルはエンディングかリーディングかの議論は後回しだ。B2とB3ではビッグプレーを狙いたい。
1月末近くまで上昇するとした意味が分かってもらえたであろうか。エリオット波動原理的にも適った提言なのである。逆に言えば、エリオット波動を勉強すればだれでもこのくらいまでは予測できるし、その予測に基づいたトレードを目指せるし、成功すれば大富豪になれる。筆者がエリオット波動こそが1番のテクニカルツールだと吹聴する所以である。
筆者のことが嫌いでもエリオット波動のことは嫌いにならないでくだしゃい!トゥームレイダー!!
最後に、もう一つ。もっと目先、今週SQ日までの値動きだ。
筆者はe波底をつける前にもう一度上昇、先週木曜日の高値を更新するのではないかと考え直している。その高値は40165円を上回らない範囲であるが、その頂点(トライアングルd波天井)付近でのショートプレイ(S1)も2000円幅ほど頂ける美味しいトレードとなるだろう。
また1枚でも売玉を持っておれば、e波底でのカイ=B2にも気軽に安心して積極的に取り組めることになる。やって損はないプレイとなろう。
以上、天井騒ぎの【きょうの狂人日記】でした。ご清聴ありがとうございました。
※限月丸ごとトレードの目指す利益をミニ1枚で30万円から40万円に拡張しました。限月値幅の平均値が上がってしまっているからというのが理由です。
<現状報告> お昼11時45分頃
朝からは38275円を死守できるものと考えてのカイで損出し、割った処を今度はウリで儲けた。反発された処での買玉39065円玉を持っている。
が、いま39175を割ってきたようなので利確しようか迷っている最中。せっかくのレンジ下層圏の思われる玉なので、最低限前回高値近辺までは持ち越そうと考えていたのだが・・・。
さて、どうなりますか。
0 件のコメント:
コメントを投稿