■■上値は捨てよ■■今週(1/20~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20250120W

日曜日, 1月 19, 2025

日経225MINI先物

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今週の日本株式市場に対する展望について、市場関係者のコメントをいくつか読んでみた。

『楽観的に過ぎる』

・・・筆者の感想である。トランプの政策や日銀の金利問題などに関しては不透明感も多いとしながらも、先週の下落ですでに相当織り込んでいると考えているようである。週後半からは次第にアク抜け感が漂ってくるらしい。はっきり「下値は拾え」と言っているレポートもあった。

ナメちゃいないか?何事にもアマチャンの筆者が言うのもおかしいが、あの38200円水準を下回ったのだ。それで済むと思うなよと叫びたいのである。


【現物225指数・日足&変則的週足】

気にいらない。そして何度見ても腹の立つチャートである。青色点線突破が4度ともすべてダマシだったことではない。それは前回にも言及したし、もう済んだことだ。「5度目は成功するだろう」ぐらいにしか思っていない。

腹の立つのは先週の、特に後半の日足に対してである。あまりにも未練たらしいではないか?

200日MA(緑色)に傍目も気にせずすがりついておったかと思えば、金曜日はぷいと手を放して遂に別れてしまうのかなと思わせぶりな態度。何のことはない、最後はやっぱり戻ってきやがった。

相手が現実のオンナなら情にほだされてまたダッコしちゃうのだろうが、これは相場。「それだけ38000円ラインに惚れているのだよ」などとは到底思えない。

チャートは全トレーダーの総意とも言うから、筆者自身の中にもそんな甘い考えが宿っていたのかと思われて、それがまた余計に腹の立つ要因となってしまっているのだ。

ここは、聞きわけのない女の頬を一つ二つ張りたおしてやらねば気がすまなくなってきた。

上への放れが不発に終わった今、今度は下への放れが出現することは十分考えられることだろう。そうなると売り方のターゲットは下に控えるギャップである。17週間続いたもち合い相場が崩れるかどうかの瀬戸際に立たされているのではなかろうか。

(ギャップの価格は3月限先物では37405円~37155円に相当する。)

今週はウリ目線だ。もちろん今週中にこのギャップを埋めるとは思っていない。可能とすればせいぜいが29日(金)の日銀会合後か、その直前で何らかの漏洩的ニュースが出た時だろう。それまでは安心してレンジ相場を楽しめるはずである。

※この場合のレンジは38000円前後~39000円超程度を想定している。トランプの発言はやはり恐い。内容によっては38000円割れを覚悟しなければならないだろうが、相場の転換点になるほどの影響力があるわけではないだろう。そういう意味で、下方向にはちょっと神経質にならざるを得ないか。

あるいは、日銀の利上げを今週にもっと織り込んでくることも考えられる。すでに利上げ確率は90%にも達している。一時99%にもなったという情報もあった。それにもかかわらず、日経の下落はこの程度なのだ。1月での利上げ自体を心底信用せず呑気に構えているか、利上げはあっても株価は38000円を維持するだろう、という甘い考えなのだ。

だから、今週の前半にそんな甘い考えを正すような下落も想定しておかなくてはいけないだろう。その場合は木曜日まで下落が続くと見る。

この下落は利上げが原因ではなく、やはりトランプの政策発言に対する恐れが原因だという市場関係者も多いだろう。

しかし、筆者はトランプが掲げるアメリカファーストの第一段階の目標は先週まででほぼ達成できたものと思っている。これだけ全世界の国々を警戒させていることがその証拠だ。トランプにとっては全世界の国々にまず彼への警戒心を植え付けること、それだけできれば今は十分なのである。あとは個別に条件を小出しにしていく。その方がいつまでも警戒心は消えないだろうからだ。

なので、今週は特に日本に向けてのカマシ発言はない。あるとすれば2月の石破との会談直前か、直後である。どちらでも効果的となろう。


【日足】

たしか木曜日朝であったろうか、こういったチャートを掲載した。38200円割れをすでに覚悟しており、割れた場合の波動シナリオを策定したものだ。現在の2波または4波は青色ラインのようなフラット修正波(拡大型、ランニング型も含む)と考えている。

b波の頂点はa波の始点をほんの少しだが上回っているので「拡大型」とも言えるが、これくらいの超過なら通常型のフラットの範疇でもある。そしてどちらもa波頂点(底)を下回ってもかまわない。下回った時の大きさで名称が違ってくるだけだ。また、下回らないならランニングフラットになる。

そう、すでに筆者は37510円を下回ることを覚悟しているのである。

そして、その下には何があるだろうか。上で述べたギャップ、すなわち日中マドが存在する。やはり日経はこのマドを閉め切るまでは上昇しないのだ。そう再認識した(※)。

(※)マド埋め理論を思い出していただきたい。埋める時と埋めない時の違いは何であっただろうか?

そんな風に波動を想像してみると、上で言った先週の200日MAにまとわりつくようなもち合い相場が、もう一段の下落を暗示しているように見えてしまうではないか。


【4時間足】

40455円からの下落はフラット修正c波だが、c波は5波動構成なので、このようなライン引きをしてみた。5波動は終わっちゃいなかったことになる。現在は4波、その形状は拡大型のトライアングルではないかというものである。

すでのそのトライアングルもラストのe波である。緑色ラインまでならもう少し上昇余地はある。が、いつ反転してもおかしくはない。あす月曜日朝から急落もあるだろう。

それはフタを開けてみないとわからない。が、いずれにしても5波動目の下落が待ち構えていることは動かしようのない事実である。その下落がどこまで続くかは神のみぞ知るだが。

もう一度言う。今週はウリ目線だ。能天気に上がってきたところは叩くべし。

ここまで言ったら、筆者のやせ我慢も粋に見えただろうか。

・・・・・・

では、あす月曜日の予想・戦略会議にしよう。

もうおわかりだろう。焦点は、前日から続いた上昇波動がどこで止まって反転し始めるかである。売らねばならぬ。売らねばならぬ。


<重要ライン> 

①42270・・・最高値

②41600〜41910・・・日中マド1

③40460〜40835・・・日中マド2

④40455・・・日足戻り高値

(参考)39965・・・現物225指数7/19始値(先物換算40000円

⑤39680~39910・・・4時間足天ネックゾーン

⑥39225・・・4時間足S1波頂点(底)

⑦39190・・・本日上昇目標値

⑧39075~39165・・・日中マド3

⑨38950・・・4時間足戻り高値

⑩38905・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※38840・・・ナイトセッション終値

⑪38780・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑫38595・・・ナイト上昇の61.8%押し

⑬38550・・・5日線処

⑭38520・・・前日日中マド埋めライン&ナイト上昇の76.4%押し

⑮38450・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑱38060・・・日足直近安値

⑲37915~37625・・・4時間足底ネックゾーン

⑳37825・・・本日下落可能値1

㉑37510・・・日足押し安値

㉜37405〜37155・・・日中マド4

㉝36450〜36425・・・日中マド5

㉞34925・・・デッドライン


<詳細>

一つだけ確かなことがある。この4波のリバウンド上昇には⑥が重要な位置を占めるだろうということだ。

このc波5波動全体がインパルスなのであれば、4波は決して⑥には届かないはずである。これはエリオット波動理論の厳重に守らねばならない原則のひとつである。ダイアゴナルなら⑥とかぶることも考えられるが、今回の場合、3波の長さから言っても(1波の1.618倍以上達成済み)、インパルスであることは間違いない。

よって、もし⑥を突破するまで上昇が続いた場合は即刻ウリは中止。売玉はロスカットしてド転カイに走らなければならない。大底は金曜日の38060円であり、そこから新たな上昇波動が始まっているかもしれないからだ。

これだけを覚えておけば、われわれはいつどこでショートしてもかまわないと言える。

が、丁度いいメドはこれまた⑧のマドではなかろうか。このマドを閉めに舞い戻ってきたところを追い返してやればいいだろう。

また場合によっては、ちっとも上昇せずにこのまま下落してしまうかもしれない。ナイトの上昇を行き過ぎと感じた場合だ。その場合でも⑪を割り込んだらいつでもいい、売ってみようではないか。38600円割れでちょっとした抵抗があるだろうが、いずれまた下落行動を始めるだろう。

問題は同じように寄付きから下落した場合で、⑭で下落が止まるケースだ。これは悩む。まだ売り玉を保持していたいと思うのはやまやまだが、この拡大トライアングルのe波自体は3波構成なので、いったん止まってから再度上昇することになる。その場合の3波動目は39000円を超えていくことになるだろうから、やはりいったん利確が正しいかな。

ましてやあす月曜日は米国市場は休場である。トランプはさぞかしいい気分でその就任演説をやり遂げるにちがいない。終わったアトの私的なパーティでは酒を片手にプレスリーでも歌うのだろうか。世界中の人々も彼の機嫌を損なわないよう、最大限の祝辞を述べるはずである。その手始めの東京市場が大きく下落するようなことにはならないだろう。

だから、寄りから下落したら⑭あたりの押し目を買って、39000円以上まで上昇するのを待とう。本当の勝負は火曜日からだ。


<ポジション>

売1(39300台) 1枚減

買2(38100台、38300台) 1枚増、中身も入れ替え

※買い下がり作戦には変更なしだが、押しをより深く想定するようになったので、38000円以上の買玉の含み損は厳禁とする。よって危なくなったらすぐ利確する予定。また売玉をもう1枚39000円台で持てるといいな。


<前日勝負手概説> 

割愛。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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